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第二章 現れしメインヒロイン
28 現れしドラゴン
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ソニアたちのパーティに入ってから数日。
今日もまた特訓のために私たちはワイバーンの谷を訪れたんだけど……何やら谷の様子がおかしかった。
と言うのも、これまでは谷に一歩入ればすぐさま何体ものワイバーンが飛んできたのに、今日はまだ一体も現れていないのだ。
明らかに異常事態だった。
「おいおい、こりゃどうなってやがる……。何でワイバーンが一体もいねえんだ……?」
「ビスカが狩り尽くしたからじゃないかな」
「いやワイバーンを倒したのはお前らも一緒だろうが」
ビスカはガラムの言葉にすぐさま反論をぶつけた。
確かにその通りではあるけども、幸いにもその通りでは無かった。
ワイバーンなどの魔獣は魔力から産まれるのだ。
私たちが狩り尽くした所で、次の日にはある程度復活しているものだった。
だからこそ、今のこの谷の状態は絶対におかしい。
こんなにもワイバーンが、いや魔獣がいないなんて、どう考えてもありえない。
まるで生まれたそばから「何か」に狩られているみたいだ。
と、その時――
「……ッ!! 上だ!!」
ビスカが叫んだ。
同時に、上空から何かが降りてくるのが見えた。
それは大きな体を頑強な鱗で多い、四肢とは別の二つの羽を持つ魔獣だった。
そう、ドラゴンだね。
いやドラゴンだねじゃないよ……!
何でワイバーンの谷にドラゴンがいるの!?
ドラゴンはワイバーンよりも遥かに危険な魔物で、もっと空気中の魔力密度が濃い場所でしか生まれない。
だからこんな所にいるはずが無い魔獣だった。
「どうしてこんな所にドラゴンがいやがんだよ……! いや、今はそんな事考えたって無駄か。お前ら、いつでも戦えるようにしておけよ」
「分かった、撃ち落とすのなら任せて! その後は頼んだよ!」
「ひぇぇ……その、逃げるって言う選択肢は……無いですよね……」
「それは無理だろうね。この距離ではどうせ逃げたって追い付かれる。背中を狙われるくらいなら真正面から挑んだ方がまだ生存率は高いだろうさ」
ソニアたちは戦う気満々みたいだった。
でも確かに、彼女たちは強い。
下手に逃げるよりも戦った方が生存率が高いって言うのも決して間違っては無かった。
とは言え彼女たちはドラゴンと戦ったことは無いみたいだから、ここは先輩として私も参戦しよう。
緊急事態だし、師匠として見ているだけと言う訳には行かないからね。
いや、まあ……私も実際にドラゴンと戦うのは初めてだけども。
「まずは先手必勝! 私のシャコレシアを食らえ!」
警戒しているのか特に攻撃してくる様子の無いドラゴンに向けて、ソニアは上級氷魔法のシャコレシアを放った。
無数の鋭利な氷の花びらがドラゴンの外皮を削って行く。
そもそも上級魔法を使える事自体がかなり凄いことなんだけど、彼女の場合は更に魔力量も凄まじい。
そのせいで威力も凄まじいことになっていた。
いくら上級魔法と言っても、普通はここまでドラゴンに通用することは無い……はずだよ。
「あ、相変わらずソニアさんの魔法は凄いですね……これならドラゴンだって……」
「いや、無理だな」
「そうだね。表面は削れているけど、その奥には攻撃が届いていないみたいだ」
ビスカとガラムは冷静に状況を観察している。
……なんだか意外。
ビスカってゲームだと脳筋アタッカーのイメージが強かったから、こうして冷静に戦況を確認しているのが凄く新鮮だ。
「来るぞ……!!」
ソニアの攻撃も決して無視できるものでは無いはずなのに、ドラゴンは強引にこちらとの距離を詰めてきた。
するとビスカが前に出て、大剣を使って受け止めた。
「ぅ……うぐぁっ!?」
けどあれだけの重量を持つドラゴンを受け止められるはずもなく、吹き飛ばされてしまった。
不味い、このままじゃ彼女が危ない……!
「くっ……ま、まだまだ!! お、おい……嘘だろ……?」
立ち上がろうとするビスカに向けてドラゴンが飛んで行く。
追撃を与えようと言うのかな。
でもそうはさせないよ。
「よっ……と!」
地を蹴り、剣を抜き、ドラゴンへと肉薄する。
そしてビスカとの間に割り込む形で入り込み、振り下ろされた爪を剣で弾いた。
「なっ……!?」
ビスカの驚く声が後ろから聞こえる。
その間もドラゴンは攻撃の手を緩めない。
それどころかブレスを吐こうとすらしていた。
流石にこの距離でブレスを吐かれるとビスカも危ない。
なら……
「ふんっ……!」
剣を振るい、ドラゴンの首を斬り落とす。
これでもうブレスは吐けない。
と言うか攻撃も出来ない。
「嘘……だろ……? ドラゴンを一撃かよ……」
「ふぅ……」
首を失ったドラゴンはズシンと音を立てながら地面に崩れ落ちた。
もう動くことは無い。
つまり私たちの勝ちってこと。
「ビスカ、大丈夫?」
「あ、あぁ……助かったぜ。えっと、その……」
なんだかビスカの顔が赤い。
もしかしてさっき吹っ飛ばされたときに何か攻撃を受けたのかな……。
「その……明日まで待ってくれるか……?」
「えっ、なっ何を……?」
一体何を待ってほしいの……!?
「とにかく、明日まで待ってくれ!」
だから何を……!?
結局、何を待っていればいいのかもわからないまま、その日は街に戻り解散となってしまった。
そして次の日……
「アルカ……命を助けてくれた礼だ。その、俺の事を……好きにしてくれ」
宿屋を出ると、そこにはやたら可愛らしく、それでいてどこかえっちな服装のビスカがいたのだった。
今日もまた特訓のために私たちはワイバーンの谷を訪れたんだけど……何やら谷の様子がおかしかった。
と言うのも、これまでは谷に一歩入ればすぐさま何体ものワイバーンが飛んできたのに、今日はまだ一体も現れていないのだ。
明らかに異常事態だった。
「おいおい、こりゃどうなってやがる……。何でワイバーンが一体もいねえんだ……?」
「ビスカが狩り尽くしたからじゃないかな」
「いやワイバーンを倒したのはお前らも一緒だろうが」
ビスカはガラムの言葉にすぐさま反論をぶつけた。
確かにその通りではあるけども、幸いにもその通りでは無かった。
ワイバーンなどの魔獣は魔力から産まれるのだ。
私たちが狩り尽くした所で、次の日にはある程度復活しているものだった。
だからこそ、今のこの谷の状態は絶対におかしい。
こんなにもワイバーンが、いや魔獣がいないなんて、どう考えてもありえない。
まるで生まれたそばから「何か」に狩られているみたいだ。
と、その時――
「……ッ!! 上だ!!」
ビスカが叫んだ。
同時に、上空から何かが降りてくるのが見えた。
それは大きな体を頑強な鱗で多い、四肢とは別の二つの羽を持つ魔獣だった。
そう、ドラゴンだね。
いやドラゴンだねじゃないよ……!
何でワイバーンの谷にドラゴンがいるの!?
ドラゴンはワイバーンよりも遥かに危険な魔物で、もっと空気中の魔力密度が濃い場所でしか生まれない。
だからこんな所にいるはずが無い魔獣だった。
「どうしてこんな所にドラゴンがいやがんだよ……! いや、今はそんな事考えたって無駄か。お前ら、いつでも戦えるようにしておけよ」
「分かった、撃ち落とすのなら任せて! その後は頼んだよ!」
「ひぇぇ……その、逃げるって言う選択肢は……無いですよね……」
「それは無理だろうね。この距離ではどうせ逃げたって追い付かれる。背中を狙われるくらいなら真正面から挑んだ方がまだ生存率は高いだろうさ」
ソニアたちは戦う気満々みたいだった。
でも確かに、彼女たちは強い。
下手に逃げるよりも戦った方が生存率が高いって言うのも決して間違っては無かった。
とは言え彼女たちはドラゴンと戦ったことは無いみたいだから、ここは先輩として私も参戦しよう。
緊急事態だし、師匠として見ているだけと言う訳には行かないからね。
いや、まあ……私も実際にドラゴンと戦うのは初めてだけども。
「まずは先手必勝! 私のシャコレシアを食らえ!」
警戒しているのか特に攻撃してくる様子の無いドラゴンに向けて、ソニアは上級氷魔法のシャコレシアを放った。
無数の鋭利な氷の花びらがドラゴンの外皮を削って行く。
そもそも上級魔法を使える事自体がかなり凄いことなんだけど、彼女の場合は更に魔力量も凄まじい。
そのせいで威力も凄まじいことになっていた。
いくら上級魔法と言っても、普通はここまでドラゴンに通用することは無い……はずだよ。
「あ、相変わらずソニアさんの魔法は凄いですね……これならドラゴンだって……」
「いや、無理だな」
「そうだね。表面は削れているけど、その奥には攻撃が届いていないみたいだ」
ビスカとガラムは冷静に状況を観察している。
……なんだか意外。
ビスカってゲームだと脳筋アタッカーのイメージが強かったから、こうして冷静に戦況を確認しているのが凄く新鮮だ。
「来るぞ……!!」
ソニアの攻撃も決して無視できるものでは無いはずなのに、ドラゴンは強引にこちらとの距離を詰めてきた。
するとビスカが前に出て、大剣を使って受け止めた。
「ぅ……うぐぁっ!?」
けどあれだけの重量を持つドラゴンを受け止められるはずもなく、吹き飛ばされてしまった。
不味い、このままじゃ彼女が危ない……!
「くっ……ま、まだまだ!! お、おい……嘘だろ……?」
立ち上がろうとするビスカに向けてドラゴンが飛んで行く。
追撃を与えようと言うのかな。
でもそうはさせないよ。
「よっ……と!」
地を蹴り、剣を抜き、ドラゴンへと肉薄する。
そしてビスカとの間に割り込む形で入り込み、振り下ろされた爪を剣で弾いた。
「なっ……!?」
ビスカの驚く声が後ろから聞こえる。
その間もドラゴンは攻撃の手を緩めない。
それどころかブレスを吐こうとすらしていた。
流石にこの距離でブレスを吐かれるとビスカも危ない。
なら……
「ふんっ……!」
剣を振るい、ドラゴンの首を斬り落とす。
これでもうブレスは吐けない。
と言うか攻撃も出来ない。
「嘘……だろ……? ドラゴンを一撃かよ……」
「ふぅ……」
首を失ったドラゴンはズシンと音を立てながら地面に崩れ落ちた。
もう動くことは無い。
つまり私たちの勝ちってこと。
「ビスカ、大丈夫?」
「あ、あぁ……助かったぜ。えっと、その……」
なんだかビスカの顔が赤い。
もしかしてさっき吹っ飛ばされたときに何か攻撃を受けたのかな……。
「その……明日まで待ってくれるか……?」
「えっ、なっ何を……?」
一体何を待ってほしいの……!?
「とにかく、明日まで待ってくれ!」
だから何を……!?
結局、何を待っていればいいのかもわからないまま、その日は街に戻り解散となってしまった。
そして次の日……
「アルカ……命を助けてくれた礼だ。その、俺の事を……好きにしてくれ」
宿屋を出ると、そこにはやたら可愛らしく、それでいてどこかえっちな服装のビスカがいたのだった。
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