[R18G]デッドエンド・獣宿し

遠野紫

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EX5 暴走ショータ

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[あらすじ]
発情期が来て暴走してしまったショータは極水龍を襲っちゃうぞ!

※内容※
発情期
BL(TSF)

――――――

「ぁぁ……なんか頭がぼーっとしやがる……」

 ショータは困っていた。朝起きてから常に頭がぼーっとしてうまく働かず、体もだるく重かったのだ。

「ショータ様?」

 そこにひょこっと姿を現したのは彼と一緒に暮らしている少女であるリーシャだった。

「んっ、これはもしかして……ショータ様、発情期……ですか?」
「……は?」

 リーシャにそう言われショータは思考停止した。

「発情期ってあの動物にあるあれか?」
「そうですそうです。私たち獣人は定期的に発情期になってしまうので、そうなったら薬草を使って抑え込むなりしているんですけど……生憎今切らしていまして」
「そう、なのか……」

 確かにこのままだとちょっと辛いなと思っていたショータだったが、発情期の怖さはそんなものではなかった。

「ショータ殿! 今日もよろしく頼むぞ!」

 そんな時、二人の元に聞きなれた声が聞こえて来た。

「おお、水龍様か。ちょっと待っていてくれ今行く」

 それは極水龍のものであり、いつものようにショータを戦闘に誘いに来たのだった。

「ショータ様、大丈夫なのですか?」
「あ、ああ。まあ少しの運動くらいなら平気だろう」

 よろよろと立ち上げるショータの元にリーシャは心配そうに駆け寄って行く。そんなに顔色が悪かったかなと思ったショータだが、まあ少しくらい大丈夫だろうとリーシャに心配をかけないように少しでも元気そうに見せた。

 そしてそのまま家を出たショータだが、極水龍との戦闘を終えた辺りで彼の身に異変が起こり始めた。 

「はぁっ、はぁっ……」
「どうしたショータ殿。少し息が荒くは無いか?」
 
 普段のショータなら一回戦闘を終えたくらいで息があがることは無かった。それを知っていた極水龍はショータの身を心配する。

「だ、大丈……夫だ……?」

 ショータは虚ろな目で極水龍を見る。まるでメスがオスに媚びるかのようなそれを見て流石に極水龍も異常に気付いたようだった。
 だが時既に時間切れ。

「な、なあ水龍様ぁ……」

 ショータは蕩けた媚びっ媚びの甘い声で極水龍の名を呼んだ。と同時にそのまま抱き着いた。

「ショータ殿!?」

 あまりにも突然過ぎたのか極水龍は最上位種の威厳も無いへんちくりんな声で叫んでしまう。

「ああ、水龍様……こんなにがっしりとした体で……あぁ、好きだ……♡」
「しょ、正気に戻るんだショータ殿!」

 肩をぶんぶんと振りながらショータに声をかけ続ける極水龍。しかしどれだけ声をかけたところで状況は好転しなかった。
 それどころかショータは服を脱ぎ始め、さらに状態は悪化していった。

「はぁっ……はぁっ……水龍様は、俺の事……嫌いか?」
「いや、嫌いとかそう言った話では無いだろう!? 俺はショータ殿のことを友として好いているが、龍と獣人の間で関係を持つのはあまりにも……」
「……それは駄目なのか?」

 ショータは虚ろな目で上目遣いをして極水龍を誘い続ける。

「これは……そうかショータ殿は今発情期だったのか」

 そこで極水龍はショータの体に起こっている異常に気付いたようだった。
 彼の体から発せられている異常な量のメスのフェロモンに気付いたのだ。

「しまったな……俺は獣人の体についてはさっぱりだ……」

 とは言え異常に気付いたところで彼に出来ることは無かった。

「ぅぅっ、もう俺我慢できねぇっ」
「ショ、ショータ殿!?」

 ショータはもう我慢できないといった様子で極水龍のズボンと下着を下ろし、その内に秘められしドラゴンチンポを曝け出させた。

「……わかった。発散させれば少しはマシになるのかもしれん……」

 このままでは埒が明かないと考えた極水龍はショータの誘いに乗り、行為に及ぶことにしたのだった。発情しているのであればそれを発散させてやればどうにかなると、そう考えていた。

 だがそれはそう簡単な話では無かった。
 
「っ……」

 極水龍はショータと友人関係なのだ。彼にそう言った感情を持ったことは当然無かった。
 そんな中、全身からオスを昂らせるメスの匂いをまき散らしながら肉棒を責め立てる友を前にしているのだ。
 並みの精神なら耐えられないだろう。

「んちゅっ……んむっ♡」
「ショータ……殿……」
 
 だが極水龍は最上位種。その程度で精神を持っていかれたりはしない。もっともそれは、何も考えず理性を放棄して快楽と本能に身をゆだねることも出来ないということなのだが。

 ジュプッジュプッ……とショータは極水龍の大きく勃起した肉棒を幸せそうにしゃぶり続ける。
 人間の体になっているとは言えど流石はドラゴン。そのサイズはとんでもないものだった。それをショータは喉の奥まで使って少しでも気持ち良くしようと必死にしごいている。

「くっ……はぁっぁ」

 極水龍の口から艶やかな声が漏れる。それがショータをさらに昂らせてしまった。彼の前後運動の速度がどんどん早くなっていく。
 そしてその時は来た。

「すまん、ショータ殿! 出るぞ……!」
「んぶぅっ……!? けほっ……」

 あまりにもショータのフェラが気持ち良すぎたために極水龍は彼の口の中に盛大に精液を出してしまった。本当は寸前で耐えて外で出そうとしていたのだが、どうやら見通しが甘かったようだ。

「はぁっ、はぁっ……本当にすまないショータ殿」
「なんで水龍様が謝るんだ……? むしろ感謝したいくらいだぜ♡」

 まだまだ満足していなさそうなショータは濃厚なオスの匂いを放ち続ける極水龍の精液をごくりと飲み込み、感謝の言葉を述べた。

「おい、おいおいまだなのか……」

 あまりにショータが元気過ぎたからか極水龍も半ば恐怖を感じていた。しかしこうなっては背に腹は代えられないと思い、最終手段に出た。

「すまないショータ殿」
「んぁっ?」

 極水龍はショータを押し倒し、彼のぐちょぐちょに濡れている秘部に己の肉棒をぶち込んだ。

「種族が違う故、妊娠はしない。だが嫌なら嫌だと言ってくれ」
「嫌? そんなことあるかよ。俺のほうこそ水龍様とえっちできるの、すげえ嬉しいんだぜ♡」

 ショータは極水龍の心配などつゆ知らず、相変わらず蕩けた顔で極水龍を欲情させ続けた。

「わかった。すぐに終わらせる」

 それだけ言って極水龍は腰を振り始めた。

「んっくぁっぁあっ♡」
 
 極水龍が腰を振る度にショータは甘く艶やかな声を漏らす。さらに彼は度重なる快楽によってぷっくりと膨れ上がった己の乳首を自分で触り始めたのだった。

「出すぞショータ殿!」
「んぅっお願いだ、たくさん出してくれっ♡」

 極水龍は強く腰を振り、ショータの中に精液を流し込む。それと同時にショータは体を強く跳ねさせ、絶頂に身を委ねていた。

「はぁっ……はぁっ……」

 やっと落ち着いてきたのかショータはそのまま眠りについた。
 極水龍はそんな彼を得意の水能力で奇麗に洗った後、謝罪の手紙と共に家へと送り届けたのだった。

 そして次の日。ショータは昨日自分が行った言動を思い出しては羞恥心に苛まれることとなったのでした。

 とまあこんな感じで、まだまだショータの冒険は続く!
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