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【第12部】トヨノクニ大博覧会 ~富は天下の回りもの、ならば筋肉で回しますわ~
第127話 【VIP来日】各国の要人が集結。……なんで「誰が一番の古参ファンか」でマウントを取り合っていますの?
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トヨノクニ大博覧会、開幕初日の夜。
熱狂の渦に包まれた開会式を終え、場所はイセ湾を一望できる高台に新設された『迎賓館』へと移っていた。
ヒデヨシ率いる普請部隊と、わたしの黒鉄組が、三日三晩の不眠不休で建て上げたという、純和風の壮麗な屋敷である。
心地よい秋の夜風が、潮の香りと共に吹き抜けていく。
ここで行われるのは、世界中から招かれた賓客たちをもてなす「歓迎レセプション」。
けれど、わたしにとってそれは、単なる外交儀礼の場ではない。
「……ふむ。まずは西の大国、ガルディア帝国か」
隣に立つオダ・ノブナガが、金色の扇子で入り口を示す。
そこから現れた姿を見た瞬間、わたしの胸の奥に、熱く、懐かしいものが込み上げてきた。
「やあ、レヴィーネ嬢! 招待ありがとう! それにしても……度肝を抜かれたよ」
金髪碧眼の美青年、第二皇子アレクセイが、呆れたように、けれど本当に嬉しそうに笑いながら歩み寄ってくる。
かつて帝国の貴族院で、わたしの「追放劇」という名の茶番を共に演じた共犯者。
あの頃と変わらない、知的で食えない笑顔。
「広場の『黄金の像』だよ。聖母のような顔でパイルドライバーとはね。あれは我々に対する『逆らえばこうなる』という警告かな?」
「あら、殿下。お久しぶりですわね」
わたしは優雅にカーテシーを返しながら、目元が緩むのを止められなかった。
「警告だなんて人聞きが悪いですわ。あれはあくまで『平和と健康の象徴』。……まあ、わたしの平和を乱す者には、慈愛を持って物理的な『指導』をする準備がある、という意味では間違いではありませんけれど」
「ははは! 相変わらずだね! その『ブレなさ』を確認できて安心したよ」
アレクセイは満足げに頷くと、スッと一歩横に退いた。
「君への『お土産』も連れてきたよ」
音もなく。
彼の影の中から、一人の女性が姿を現した。
目深に被ったフード。その下から覗く鋭い眼光。
帝国の暗部『宮家の影』を統括する最強の暗殺者にして、わたしのもう一人の師匠。
「……久しぶりね、レヴィーネ」
「オルガ先生……!」
わたしは思わず姿勢を正した。
北の雪山で、凍えるような寒さの中、体術と暗殺術を叩き込まれた日々が蘇る。厳しく、恐ろしく、けれど誰よりもわたしの「覚悟」を認めてくれた人。
彼女はわたしの全身を、まるで我が子を見るように、あるいは研ぎ上げた刃物を愛でるように眺め、フッと口元を緩めた。
「ますますいい筋肉になったわね。……北の砦で震えていた小娘が、一国を背負う『魔王』になるとは。教え甲斐があったというものよ」
「先生のシゴキのおかげですわ。……またこうして、お会いできて光栄です」
言葉が震えそうになるのを、ぐっと飲み込む。
感傷に浸るにはまだ早い。廊下の床が軋むような、重厚でラフな足音が響いてきたのだから。
「よお、嬢ちゃん! ……相変わらず派手なことやってるじゃないか」
現れたのは、葉巻をくわえた無精髭の中年男――ゲイルだ。
かつてゴールド・ベガスの地下闘技場で拳を交え、背中を預けて戦った「戦友」。
上等なスーツを着崩しているが、その下にあるのは、老いてなお盛んな鋼の肉体と、不敵な闘志。
「久しぶりね、ゲイルのおじさま。……スーツなんて着て、随分とダンディになったじゃない」
「よせやい。俺はあくまで引率の『付き添い』さ。……ほら、挨拶しな」
ゲイルが促すと、背後に控えていた屈強な男たちが一斉に「オスッ! ご無沙汰してます姐さん!」と頭を下げた。
かつての地下闘技場の荒くれ者たちが、今は『ちゃんこ道場・ベガス支部』の看板を背負い、どこか誇らしげな顔をしている。
「あいつらもすっかり『まとも』になりやがって。……嬢ちゃんのおかげで、ベガスも随分と住みやすくなったぜ」
ゲイルは照れくさそうに鼻をこすり、ニカッと笑った。
その笑顔に、わたしは救われた気持ちになった。
あの無法の街で蒔いた種が、こうして芽吹いている。
「アミーゴ!! レヴィーネ姐さーん!!」
「レオ! あなたも来てくれたのね!」
庭の方から飛び込んできたのは、若きルチャドール、レオだ。
彼は『鷲のマスク』を被り、ビシッとマッスルポーズを決める。
その後ろからは、僧衣を纏った隻腕の巨漢、サン・ルーチャのマテオ神父が、穏やかな笑みを浮かべて現れた。
「神父様まで……! 遠路はるばる、よくぞお越しくださいました!」
「ははッ、君に会ってこいという孤児院の子供たちの声に負けてね。……この国はいい風が吹いている。君が作った風だね」
マテオ神父の言葉が、温かく胸に染みる。
さらに、会場がざわめく中、一際大きな歓声が上がった。
聖教国ラノリアからの使節団だ。
「姐さん! ……姐さんッ!!」
先頭を切って駆け寄ってきたのは、ギルベルト国王だった。
かつては線が細く、自分の生き方に迷っていた第三王子。
それが今や、王衣の下に鋼の筋肉を鎧い、迷いのない瞳で国を導く「闘う王」として、堂々とわたしの前に立っている。
「ギル……。立派になったわね」
わたしが声をかけると、彼は感極まったように何度も頷いた。
「見ましたよ、あの広場の像! そして民衆の熱気! ……あれこそが、私が目指していた『健全な信仰』の姿です! 神に縋るのではなく、神を目標にして己を鍛える! 素晴らしい!」
「……ギル、あなた王になったからって変な教義を作ってないでしょうね?」
「ははは! 何を仰いますか!」
爽やかに笑って誤魔化す彼を見て、わたしは苦笑した。
少し方向性は怪しいけれど、彼もまた、わたしが残した「筋肉」を継承し、花開かせてくれた一人だ。
帝国、ゴールド・ベガス、サン・ルーチャ、ラノリア。
かつてわたしが巡り、暴れ、そして笑い合った仲間たちが、今ここに一堂に会している。
敵も味方もない。
あるのは、同じ時代を、それぞれの場所で懸命に生き、戦ってきた者同士の「絆」だけ。
「……まったく。最高の『悪友』たちが揃ったものね」
わたしは扇子で口元を隠し、潤みそうになる瞳をごまかした。
十八歳の誕生日。
これ以上のプレゼントなんて、どこにもないわ。
「さあ、旅の疲れを癒やしてくださいまし。……今宵のメニューは、当国の総力を結集した『フルコース』ですわ」
わたしの合図と共に、給仕の黒鉄隊たちが次々と料理を運んでくる。
繊細なフレンチや懐石ではない。
直径一メートルの大皿に盛られた『黒鉄ちゃんこ(全部入り)』。厚切り牛タンの山。牡蠣のガンガン焼き。
そして、樽ごとの『トヨ酒』と『プロテイン』。
「食え! 飲め! そして語らおうぞ!」
ノブナガが盃を掲げる。
宴が始まった。
誰もが笑顔で、大声で笑い、杯を交わす。
外交? 政治? そんな堅苦しいことは後回しだ。
今夜はただ、生きて再会できた喜びを、美味い飯と酒で分かち合うだけでいい。
――そう思っていたのだけれど。
ヌゥォオオオォォォォォン………。
海の方角から、腹の底に響くような重低音が轟いた。
魔導戦艦ヴィータヴェン号の駆動音だ。
海上警備に出ていたリョウマが戻ってきたのだ。
「遅くなってすまんぜよ! ……ちくと、『珍しい客』を拾ってな」
リョウマの背後から現れた、二つの異様な影。
一人は、ライオンの鬣を持つ巨漢の獣人。
もう一人は、冷ややかな瞳のエルフの美女。
「俺は肉を食いに来た! この国には世界一美味い肉があるそうじゃねえか!」
「……野蛮な匂いがするのぅ。わらわは野菜を所望するぞえ」
獣王ガロンと、森の女王エルウィン。
懐かしい再会の場に乱入してきた、新たな「火種」。
「……あら。随分と賑やかなお客様だこと」
わたしはワイングラスを揺らしながら、ニヤリと笑った。
予定調和で終わるなんて、わたしの人生らしくない。
どうやら、この最高のパーティーは、まだまだ盛り上がりそうだ。
「歓迎いたしますわ。……トヨノクニの夜は、退屈させませんわよ?」
新たな波乱の予感と共に、宴の夜は更けていく。
熱狂の渦に包まれた開会式を終え、場所はイセ湾を一望できる高台に新設された『迎賓館』へと移っていた。
ヒデヨシ率いる普請部隊と、わたしの黒鉄組が、三日三晩の不眠不休で建て上げたという、純和風の壮麗な屋敷である。
心地よい秋の夜風が、潮の香りと共に吹き抜けていく。
ここで行われるのは、世界中から招かれた賓客たちをもてなす「歓迎レセプション」。
けれど、わたしにとってそれは、単なる外交儀礼の場ではない。
「……ふむ。まずは西の大国、ガルディア帝国か」
隣に立つオダ・ノブナガが、金色の扇子で入り口を示す。
そこから現れた姿を見た瞬間、わたしの胸の奥に、熱く、懐かしいものが込み上げてきた。
「やあ、レヴィーネ嬢! 招待ありがとう! それにしても……度肝を抜かれたよ」
金髪碧眼の美青年、第二皇子アレクセイが、呆れたように、けれど本当に嬉しそうに笑いながら歩み寄ってくる。
かつて帝国の貴族院で、わたしの「追放劇」という名の茶番を共に演じた共犯者。
あの頃と変わらない、知的で食えない笑顔。
「広場の『黄金の像』だよ。聖母のような顔でパイルドライバーとはね。あれは我々に対する『逆らえばこうなる』という警告かな?」
「あら、殿下。お久しぶりですわね」
わたしは優雅にカーテシーを返しながら、目元が緩むのを止められなかった。
「警告だなんて人聞きが悪いですわ。あれはあくまで『平和と健康の象徴』。……まあ、わたしの平和を乱す者には、慈愛を持って物理的な『指導』をする準備がある、という意味では間違いではありませんけれど」
「ははは! 相変わらずだね! その『ブレなさ』を確認できて安心したよ」
アレクセイは満足げに頷くと、スッと一歩横に退いた。
「君への『お土産』も連れてきたよ」
音もなく。
彼の影の中から、一人の女性が姿を現した。
目深に被ったフード。その下から覗く鋭い眼光。
帝国の暗部『宮家の影』を統括する最強の暗殺者にして、わたしのもう一人の師匠。
「……久しぶりね、レヴィーネ」
「オルガ先生……!」
わたしは思わず姿勢を正した。
北の雪山で、凍えるような寒さの中、体術と暗殺術を叩き込まれた日々が蘇る。厳しく、恐ろしく、けれど誰よりもわたしの「覚悟」を認めてくれた人。
彼女はわたしの全身を、まるで我が子を見るように、あるいは研ぎ上げた刃物を愛でるように眺め、フッと口元を緩めた。
「ますますいい筋肉になったわね。……北の砦で震えていた小娘が、一国を背負う『魔王』になるとは。教え甲斐があったというものよ」
「先生のシゴキのおかげですわ。……またこうして、お会いできて光栄です」
言葉が震えそうになるのを、ぐっと飲み込む。
感傷に浸るにはまだ早い。廊下の床が軋むような、重厚でラフな足音が響いてきたのだから。
「よお、嬢ちゃん! ……相変わらず派手なことやってるじゃないか」
現れたのは、葉巻をくわえた無精髭の中年男――ゲイルだ。
かつてゴールド・ベガスの地下闘技場で拳を交え、背中を預けて戦った「戦友」。
上等なスーツを着崩しているが、その下にあるのは、老いてなお盛んな鋼の肉体と、不敵な闘志。
「久しぶりね、ゲイルのおじさま。……スーツなんて着て、随分とダンディになったじゃない」
「よせやい。俺はあくまで引率の『付き添い』さ。……ほら、挨拶しな」
ゲイルが促すと、背後に控えていた屈強な男たちが一斉に「オスッ! ご無沙汰してます姐さん!」と頭を下げた。
かつての地下闘技場の荒くれ者たちが、今は『ちゃんこ道場・ベガス支部』の看板を背負い、どこか誇らしげな顔をしている。
「あいつらもすっかり『まとも』になりやがって。……嬢ちゃんのおかげで、ベガスも随分と住みやすくなったぜ」
ゲイルは照れくさそうに鼻をこすり、ニカッと笑った。
その笑顔に、わたしは救われた気持ちになった。
あの無法の街で蒔いた種が、こうして芽吹いている。
「アミーゴ!! レヴィーネ姐さーん!!」
「レオ! あなたも来てくれたのね!」
庭の方から飛び込んできたのは、若きルチャドール、レオだ。
彼は『鷲のマスク』を被り、ビシッとマッスルポーズを決める。
その後ろからは、僧衣を纏った隻腕の巨漢、サン・ルーチャのマテオ神父が、穏やかな笑みを浮かべて現れた。
「神父様まで……! 遠路はるばる、よくぞお越しくださいました!」
「ははッ、君に会ってこいという孤児院の子供たちの声に負けてね。……この国はいい風が吹いている。君が作った風だね」
マテオ神父の言葉が、温かく胸に染みる。
さらに、会場がざわめく中、一際大きな歓声が上がった。
聖教国ラノリアからの使節団だ。
「姐さん! ……姐さんッ!!」
先頭を切って駆け寄ってきたのは、ギルベルト国王だった。
かつては線が細く、自分の生き方に迷っていた第三王子。
それが今や、王衣の下に鋼の筋肉を鎧い、迷いのない瞳で国を導く「闘う王」として、堂々とわたしの前に立っている。
「ギル……。立派になったわね」
わたしが声をかけると、彼は感極まったように何度も頷いた。
「見ましたよ、あの広場の像! そして民衆の熱気! ……あれこそが、私が目指していた『健全な信仰』の姿です! 神に縋るのではなく、神を目標にして己を鍛える! 素晴らしい!」
「……ギル、あなた王になったからって変な教義を作ってないでしょうね?」
「ははは! 何を仰いますか!」
爽やかに笑って誤魔化す彼を見て、わたしは苦笑した。
少し方向性は怪しいけれど、彼もまた、わたしが残した「筋肉」を継承し、花開かせてくれた一人だ。
帝国、ゴールド・ベガス、サン・ルーチャ、ラノリア。
かつてわたしが巡り、暴れ、そして笑い合った仲間たちが、今ここに一堂に会している。
敵も味方もない。
あるのは、同じ時代を、それぞれの場所で懸命に生き、戦ってきた者同士の「絆」だけ。
「……まったく。最高の『悪友』たちが揃ったものね」
わたしは扇子で口元を隠し、潤みそうになる瞳をごまかした。
十八歳の誕生日。
これ以上のプレゼントなんて、どこにもないわ。
「さあ、旅の疲れを癒やしてくださいまし。……今宵のメニューは、当国の総力を結集した『フルコース』ですわ」
わたしの合図と共に、給仕の黒鉄隊たちが次々と料理を運んでくる。
繊細なフレンチや懐石ではない。
直径一メートルの大皿に盛られた『黒鉄ちゃんこ(全部入り)』。厚切り牛タンの山。牡蠣のガンガン焼き。
そして、樽ごとの『トヨ酒』と『プロテイン』。
「食え! 飲め! そして語らおうぞ!」
ノブナガが盃を掲げる。
宴が始まった。
誰もが笑顔で、大声で笑い、杯を交わす。
外交? 政治? そんな堅苦しいことは後回しだ。
今夜はただ、生きて再会できた喜びを、美味い飯と酒で分かち合うだけでいい。
――そう思っていたのだけれど。
ヌゥォオオオォォォォォン………。
海の方角から、腹の底に響くような重低音が轟いた。
魔導戦艦ヴィータヴェン号の駆動音だ。
海上警備に出ていたリョウマが戻ってきたのだ。
「遅くなってすまんぜよ! ……ちくと、『珍しい客』を拾ってな」
リョウマの背後から現れた、二つの異様な影。
一人は、ライオンの鬣を持つ巨漢の獣人。
もう一人は、冷ややかな瞳のエルフの美女。
「俺は肉を食いに来た! この国には世界一美味い肉があるそうじゃねえか!」
「……野蛮な匂いがするのぅ。わらわは野菜を所望するぞえ」
獣王ガロンと、森の女王エルウィン。
懐かしい再会の場に乱入してきた、新たな「火種」。
「……あら。随分と賑やかなお客様だこと」
わたしはワイングラスを揺らしながら、ニヤリと笑った。
予定調和で終わるなんて、わたしの人生らしくない。
どうやら、この最高のパーティーは、まだまだ盛り上がりそうだ。
「歓迎いたしますわ。……トヨノクニの夜は、退屈させませんわよ?」
新たな波乱の予感と共に、宴の夜は更けていく。
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