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八話
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寝返りを打ち、ドアの方に背中を向け、眠りが浅くなった時、違和感を感じた。
腰に何かが置かれ、背中に暖かな何かが触れた。
「疲れましたか?」
驚きながら背中の方に、顔を向けると、そこには、山崎さんが、あの悪戯っ子のようで、妖艶な笑みを浮かべていた。
「なに…」
「夜這いです」
「よばっ!!しれっと変な事言わないで!!」
「ダメですか?」
「ダメに決まってるでしょ!!出てってよ!!」
「イヤです」
そう言って、山崎さんは、耳を甘噛みした。
「ふっ…」
耳の裏を舐められ、ゾクゾクと鳥肌が立ち、体が震える。
忘れようとしてた熱が、広がっていく。
呼吸が荒くなりそうで、舌から逃げるように、背中を丸めた。
露になったうなじを噛んで、更に、舌先で撫でる。
首を縮めて、後頭部を押し付けようとしたが、避けられてしまった。
首筋に噛み付かれ、舐められて、また体が震える。
「や…め…」
シャツの上から胸を掴むと、ゆっくりと揉み始め、忘れようとしていた熱が、ふつふつと湧き上がり、更に呼吸が速まる。
「も…やめ…」
顎を持って、上を向かされると、唇に噛み付かれた。
短い声と荒い呼吸が、口の中にこだまする。
ヤバい。
そう思っても、体が震えて、上手く動けない。
肩を引っ張られ、仰向けにされると、山崎さんが乗っかってきた。
全身の力が抜け、触れられた所に、熱が集まる。
その熱に、体中が沸き立ち、抵抗出来ない。
唇が頬を滑り、喉がチクリと痛み、ヌルッとした感覚が、首筋を滑り降りた。
ダメだ。
また元に戻ってしまう。
鎖骨を舐められ、体を捩って、必死に、逃げようとしたが、頭を抱え込まれて、逃げられない。
唇が重なり、舌を絡むと、私は、山崎さんの服を掴んだ。
唇が離れた隙に、視線を反らしたが、喉を撫でられ、体が震えた。
山崎さんの頭に、顎を押し付け、止めさせようとしたが、避けられてしまった。
「んん…ふ…」
何度も音を発てて、舐められ、背中が浮くと、抱き寄せられた。
喉から唇が離れた感覚で、目を開けると、山崎さんは、艶やかに微笑んでいた。
チュッと音を発て、軽いキスをされ、また耳を舐められる。
クチュクチュと、湿った音が、頭の中にこだまする。
「ふ…ぅ…んん…」
背中を撫で下ろされ、体が震えると、素肌に触れられた。
「ぅ…んん…ふ…」
ブラのホックが外され胸元の締め付けが緩み、起き上がろうとしたが、深いキスをされて出来なかった。
乳首を指先で弾かれ、短い声が、口の中で響いた。
先っぽを撫でられると、更に、喘ぎ声が口の中に響く。
指の動きが止まり、唇が離れて、私は、大きく息を吐き出した。
「も…やめ…」
「飽きたりしない」
思考が鈍った頭では、山崎さんの言葉を理解するのに時間が掛かった。
「それ…」
「聞こえた」
「悪趣味…」
「なんとでも。どう言われようが離れない」
「そんなぁ…あ…ふぅ…」
手を動かされ、背中が震え、声も震えた。
シャツのボタンが外されそうになり、山崎さんの腕を掴んで、起き上がろうとしたが、唇が重なり、押し戻された。
ボタンが外され、胸が露になると、唇が頬を撫で下ろした。
胸の下を舌でなぞり、乳首に吸い付く。
「ふ…ぅ…んん…ぅ…ん…」
先っぽを舌先で舐められ、背中を丸めて目を閉じた。
「ぅん…ふ…んん…ん…ぅ…」
舐めるのとは、逆の先っぽを撫でられ、手に力が入る。
「んん…ぅ…ふ…ん…ふぅ…ぅ…」
乳首を同時に、弄られ、息が詰まりそうになった。
「は…ぁ…や…めぇ…ふん…んん…」
手が腰に回され、ジャージを一気に脱がされた。
「やぁめ…や…だ…ぁ…ん…」
内腿に触れた手が、撫でるように動き、体を捩ると、膝に隙間が出来て、膝が割り込んで足が広がった。
「や…ぁ…だ…やめ…」
声を震わせ、そう言うと、乳首から唇が離れ、目の前に山崎さんの顔が出てきた。
「出来ないんじゃない。出来にくいだけ」
「そぉ…れは…」
内腿に触れていた手が、離れたと思うと、下着の上から陰部を掴まれた。
「あ!!」
陰部を握ったり、離したりを繰り返され、勃起していた蕾が擦れた。
「ん…んん…ん…ん…んん…」
目を閉じ、唇を噛んで、喘ぎ声を殺すと、舌先が唇を舐めた。
唇が頬を撫で、頬擦りすると、耳にチュっとキスされた。
グチュグチュと、下着が濡れる音が、部屋に響き、恥ずかしくなった。
「んっ!!」
下着越しに蕾を弾かれ、大きな声が出てしまった。
蕾を強く擦られ、腰が浮いていく。
腕に力が入り、山崎さんの腕を引き寄せ、背中を反らした。
体は素直だ。
熱に浮かされ、痺れるような感覚を追い求め、自ら動く。
それでも、ちっぽけな理性で、意識を引き止めた。
「やぁ…め…ん…だぁめ…はぁ…んん…」
「我慢しないで」
耳に息を吹き掛けられ、首を縮め、肩にオデコを寄せると、下着をずらし、直接、蕾に触れられ、撫で回される。
「あや…だ…んん…ふぁ…ぁあ…」
オデコを離し、枕に後頭部を押し付けて、壁に顔を向けようとしたが、肩を押さえ付けるようにされ、動きが封じられた。
背中が熱い。
体が痺れる。
「やぁ…ま…あ…ぁん…んん…ふ…ぅ…」
蕾の指が、膣(ナカ)に入ると、掻き回すように、動かされ、グチュグチュと、湿った音が響く。
「ふぁ…ひ…あ…ん…んん…ぁあ!!」
膣を掻き回す指が、快楽のツボを掠め、大きな声が出ると、ツボに指を立て、強く押しながら擦られ、蕾も指の付け根で擦られた。
体を捩ろうとしたが、肩に回された腕に、動きが封じられ、動けなかった。
「はな…ぁ…あ…ひぃ…てぇ…」
「イヤだ」
膣の指が動かされたまま、頬を唇で撫でられ、荒い鼻息が頬に当たる。
それだけでも、体が震え、無意識に、腕を引き寄せていた。
やっと、手が止まったと思うと、下着が引き下ろされた。
至近距離で、呼吸を荒くしたまま、見つめると、山崎さんは、布団を頭から被った。
「やま…ざ…ひぃ!!」
乳首に、ヌルッと、舌の感覚がすると、腕から手が外れた。
行き場を失った手を彷徨わせた。
舌が谷間を滑り、下腹部に向かって、撫で下ろされると、背中を反らした。
顎のしたまで、引き上げられた布団が邪魔で、山崎さんが見えない。
目を閉じてる時と違って、山崎さんの熱に包まれ、私の熱も上がり、喘ぎが大きくなる。
無意識に、掛け布団を強く掴んで体を捩った。
舌の感触が下がり、脇腹に吸い付かれると、体が痺れて震える。
山崎さんの舌の感触に悶え、荒い呼吸と共に声を漏らす。
唇を噛んで、耐えようとするが、下腹部を舐めたり、吸ったりするを繰り返され、耐えられなかった。
山崎さんの手が、膝に移動すると、押し広げられた。
もう、私に理性は無い。
されるがままに、足を広げると、下腹部から内腿に向かって移動し、太ももの付け根を丹念に舐められた。
その感覚で、腰が浮く。
無意識に、シーツの上を滑らせるように足を立て、少しでも、刺激を拾おうとした。
山崎さんも、それに応えるように内腿へと、舌を滑らせる。
「んん!!」
一瞬、舌先の感覚が途切れると、陰部に顔が埋められ、勃起した蕾に吸い付かれた。
「あぁ…ぁ…ふぁ…あ…ぁん…ぅ…」
初めての感覚に、だらしなく口を開き、大きな喘ぎ声を漏らし、腰を浮かせた。
膣に指が入ってきて、ツボを押すように、掻き回されながら、蕾を舐めたり、吸われたりするのに体が震えた。
「あ…だめ…あぁーーーー!!っふ…」
内腿で、山崎さんの顔を挟むように、膝を閉じ、背中が丸まり、膣に力が入る。
どうしようもない、絶頂の余波で体が震える。
膣から指が抜かれ、蕾から唇が離れると、膝をこじ開けて、体が捩じ込まれた。
やっと、布団の中から山崎さんが出てきたと思えば、抱き寄せられた。
頬に唇を寄せて、撫でるように動かすと、チュっと音を発てた。
「大丈夫?」
肩で息をしながら、小さく頷くと、山崎さんは、体を起こして、服を脱ぎ捨てた。
「な…に…して…」
「暑い」
上半身だけ裸になり、素肌が触れ合うと、さっきとは違う感覚に、体が震えた。
「はな…れ…て…」
「なんで?」
震える声で、絞り出した言葉を艶やかな微笑みで、叩き落とされ、余裕な山崎さんに、腹が立つのと、余裕がないのに、恥ずかしくなって、腕で顔を隠した。
「なんで…そんな…余裕なのよ」
「そう見える?」
少しだけ腕をずらし、山崎さんを見上げると、艶やかに微笑んだまま、首を傾げていた。
小さく頷くと、山崎さんは、口角を上げた。
顔を隠していた腕が、枕の上まで引き上げられ、顔が露になり、唇に噛み付かれ、深いキスに目を閉じた。
キスされるだけで、落ち着き始めた呼吸が、また荒くなる。
腕を片手で押さえ付けられ、カチャと音がして、布が肌を掠めた。
山崎さんの肩が、左右に揺れ、下腹部に硬い物が触れた。
唇が離されると、下腹部に硬い物が押し付けられた。
「やめ…」
「余裕なんてないよ」
腕から手が離され、山崎さんを押し返そうとしたが、力が入らない。
膝が持ち上げられ、耳に息が吹き掛けられて、体が震えた。
山崎さんの肩に、オデコを押し付け、膣に力が入り、背中が丸まった。
「やめ…やめ…ひぃあ!!」
山崎さんの肉棒の先が、蕾を掠め、変な声が漏れ、顔を上げると、山崎さんの唇が、頬を撫で下ろした。
「や…めて…」
「イヤだ」
蕾を滑り落ちた肉棒の頭が、膣に刺さった。
「あ…ゃあ…っつ~…」
ゆっくりと、膣に押し入ってくる肉棒に息が詰まる。
「力抜いて」
首を振っても、押し進む感覚は止まらない。
肉棒が入り、腰を押し付けて、左右に揺らされると、蕾が擦れ、背中を反らした。
山崎さんの体が重なり、唇を私の耳に着け、腰を前後に動かし始め、膣に肉棒が出し入れする。
「ぁや!!ぁ!!ふぁ!!ぁひ!!」
膣が擦れ、山崎さんの荒い鼻息が、耳に当たり、喘ぎながらも、顔を反らした。
「こっち…向いて」
荒い息遣いで呟き、肩と腰を掴む手に、力が込められて、私は、必死に目を閉じ、口を閉ざして、頭に声を響かせた。
おかしくなる。
そう思っていると、山崎さんが、腰の動きを速め、膣を擦る肉棒の動きが激しくなった。
「はぁ!!まぁ!!ってぇえ!!」
顔を天上に向け、目を開けると、山崎さんの顔が目の前にあった。
肉棒は、膣に入ったままだが、腰の動きが止まった。
「くる…し…」
「私も」
「ぬ…いて…」
「イヤだ」
「な…ん…」
「気持ちいいから」
唇で頬を撫でられた。
「マコトの膣(ナカ)、熱くて気持ちいいから」
「ふざ…あ!!あぁ!!」
腰を左右に動かされ、蕾が擦れる。
山崎さんから視線を反らし、頭を枕に押し付け、上を向くと、喉に唇を寄せられ、触れてきた。
「こうすると…キュッてなる」
「も…ぉ…いわ…ないでぇ…んん!!」
腰が前後に動かされ、膣を肉棒が擦り、体が震えた。
口を閉ざし、頭に声を響かせ、肉棒が奥にぶつかり、体が震えた。
首を振って、突き上げられる肉棒から、逃げるように、シーツを足裏で蹴ったが、体を引き寄せられ、逃げられない。
「ふぁ…あぁーーー!!」
上半身を起こし、腰を押し上げて、肉棒の先で、ツボを突き上げられた。
体の震えが止まらない。
「や!!めぇ!!」
体を捩りながら喘ぎ、そう言っても、山崎さんは、腰を振って、何度も、肉棒でツボを突き上げた。
熱い。
苦しい。
息が出来ない。
山崎さんの腰の動きが速くなり、ツボを強く刺激され、膣に力が入りそうになったが、腰の動きが止められた。
「も…ぃや…」
「ちゃんと言って」
意地悪な笑みの山崎さんを見つめ、唇を噛んだ。
ゆっくりとツボが刺激され、体が、物足りないと訴えた。
「…か…せて…」
「ちゃんと」
少しだけ、腰の動きを速められ、刺激が増して、体が震える。
「イカ…せ…て…」
また少しだけ、腰の動きが速くなり、無意識に叫んだ。
「イカせて!!」
ニヤリと笑って、ツボを強く突き上げられ、体が満たされていく。
「…っつ…」
「あ!!ぁ…っふ…」
膣に力が入り、山崎さんの肩にオデコを擦り付け、その重みに、安心感を覚えた。
肉棒が小さく上下する感覚で、膣(ナカ)に射精(ダ)されたのを理解し、初めて、自分から求めたことに動揺した。
「重…」
「でも、気持ち良かったですよね?」
力が抜け、手を布団の上に投げ出して、自分の肩に頬を着けた。
「あほ…」
「はい」
「ばか…」
「はいはい」
頬に唇を寄せ、撫でるように、動かされると、チュっと音がした。
「うそつき…」
「何がですか?」
「…余裕ないって…言ったくせに」
あまりにも優しい声色に、ちょっと、ドキッとして、憎まれ口になっても、山崎さんの声色は、変わらなかった。
「ないよ。言われなかったらアウト」
横目で見上げた山崎さんは、そんな風に見えなかった。
「…うそつき」
ぶっ垂れながら、視線を反らして、そう言うと、山崎さんが、クスクスと笑ってから、耳に唇を寄せてきた。
「可愛い」
「…殴るよ」
拳を作って見せたが、山崎さんは、上半身を起こし、涼しい顔をした。
「出来るなら」
「ひぅ!!」
腰が動かされ、蕾が擦れ、変な声が出て、腕に力が入らなくなった。
艶やかに微笑む山崎さんを睨んだが、ツボが刺激され、体が震える。
「や…ぁ…」
「出来る?」
「わか…た…からぁ…や…めぇ…」
腰が動きを止まり、鼻先で、鼻を撫でられた。
「なん…で…」
「若いから」
「…根に持ってるんん!!」
腰が揺らされ、強く蕾を擦られ、枕の端を掴んだ。
「好き」
「いま…い…わぁな…く…ても…」
「好きだよ」
「ば…ぁ!!あぁーーー!!」
急に、激しく腰を前後に動かされ、肉棒が、何度も奥にぶつかる。
騒ぐように悶え、山崎さんの肩を掴んだ。
「だぁめ!!だめぇ!!うぉごいちゃ!!いぃや!!」
動きが止まり、太ももを掴まれた。
「なんで?」
「お…か…し…なる…」
口角を上げ、山崎さんは、いきなり、腰を突き上げた。
「っ!!ん!!あぁ~!!ん!っつ~!!」
「いいよ…おかしくなれば」
何度も強く、突き上げられ、必死に唇を噛み締め、声を堪えた。
「一緒に…おかしくなろ?」
首を激しく振り回し、山崎さんを見つめた。
「可愛い」
噛み締める唇に吸い付かれ、歯茎を舐めながら、腰を動かされて、口の中に声が響いた。
唇が離れると、ヨダレが糸を引く。
「やっ!!だぁ!!やぁあ!!」
「ダ~メ」
「い!!やぁ!!あぁ~!!」
腰を押し付けられ、背中を反らすと、太ももを掴んでいた手が、腰に回され、震える体が、フワリと浮いて、山崎さんの上に、股がるように座らせられた。
膝裏に腕が回され、ゆっくり持ち上げると、一気に下ろされた。
さっきよりも深く、肉棒が突き刺さる。
「あぁーーー!!」
山崎さんは、何度も、同じように、持ち上げては下ろした。
無意識に、山崎さんの肩に抱き付き、唇を噛んだ。
「もっと…声…聞かせて」
小さく首を振り、声を殺した。
それでも、荒い鼻息だけは、山崎さんの肩を掠めた。
それだけでも、山崎さんの欲望が、掻き立てられたようで、膝を抱えたまま、布団に寝かされ、ツボを刺激された。
背中を反らすと、乳首に吸い付かれ、背中を丸めると、乳首が伸びて、チュッと音を発てた。
背中を反らしたくて、腰を浮かせると、山崎さんは、上半身を起こした。
山崎さんの肩に、膝が乗せられると、太ももが引っ張られ、ツボが突き上げられ、枕の端を掴んで、背中を反らした。
「んんーー!!っつ~!!」
膝を舐められ、舌の感触に悶え、体を捩った。
膝を舐めながら、腰を突き上げられると、体が震え、腰が浮いていく。
太ももを掴んでいた手が離れ、足が滑り落ち、山崎さんの足に絡ませた。
何度も突き上げられ、膣が痺れて声が漏れた。
「も!!やぁ!!だぁあ!!ぁあ!!ぁん!!」
声が部屋に響くと、山崎さんの腰の動きが速くなった。
「やぁ!!あ!!ぁあ~!!だめ!!だぁめぇ~!!」
「…っつ…」
「んん~~~!!っふ…」
膣に力が入ると、奥深くに、肉棒を押し付けられ、山崎さんの肉棒が、ビクビクと動き、奥に射精されるのを受け止めた。
その熱さに、枕を引き寄せて、体を震わせると、枕ごと頭を抱き寄せられた。
山崎さんにすがり付くように、頬に頭を擦り付けた。
腰に何かが置かれ、背中に暖かな何かが触れた。
「疲れましたか?」
驚きながら背中の方に、顔を向けると、そこには、山崎さんが、あの悪戯っ子のようで、妖艶な笑みを浮かべていた。
「なに…」
「夜這いです」
「よばっ!!しれっと変な事言わないで!!」
「ダメですか?」
「ダメに決まってるでしょ!!出てってよ!!」
「イヤです」
そう言って、山崎さんは、耳を甘噛みした。
「ふっ…」
耳の裏を舐められ、ゾクゾクと鳥肌が立ち、体が震える。
忘れようとしてた熱が、広がっていく。
呼吸が荒くなりそうで、舌から逃げるように、背中を丸めた。
露になったうなじを噛んで、更に、舌先で撫でる。
首を縮めて、後頭部を押し付けようとしたが、避けられてしまった。
首筋に噛み付かれ、舐められて、また体が震える。
「や…め…」
シャツの上から胸を掴むと、ゆっくりと揉み始め、忘れようとしていた熱が、ふつふつと湧き上がり、更に呼吸が速まる。
「も…やめ…」
顎を持って、上を向かされると、唇に噛み付かれた。
短い声と荒い呼吸が、口の中にこだまする。
ヤバい。
そう思っても、体が震えて、上手く動けない。
肩を引っ張られ、仰向けにされると、山崎さんが乗っかってきた。
全身の力が抜け、触れられた所に、熱が集まる。
その熱に、体中が沸き立ち、抵抗出来ない。
唇が頬を滑り、喉がチクリと痛み、ヌルッとした感覚が、首筋を滑り降りた。
ダメだ。
また元に戻ってしまう。
鎖骨を舐められ、体を捩って、必死に、逃げようとしたが、頭を抱え込まれて、逃げられない。
唇が重なり、舌を絡むと、私は、山崎さんの服を掴んだ。
唇が離れた隙に、視線を反らしたが、喉を撫でられ、体が震えた。
山崎さんの頭に、顎を押し付け、止めさせようとしたが、避けられてしまった。
「んん…ふ…」
何度も音を発てて、舐められ、背中が浮くと、抱き寄せられた。
喉から唇が離れた感覚で、目を開けると、山崎さんは、艶やかに微笑んでいた。
チュッと音を発て、軽いキスをされ、また耳を舐められる。
クチュクチュと、湿った音が、頭の中にこだまする。
「ふ…ぅ…んん…」
背中を撫で下ろされ、体が震えると、素肌に触れられた。
「ぅ…んん…ふ…」
ブラのホックが外され胸元の締め付けが緩み、起き上がろうとしたが、深いキスをされて出来なかった。
乳首を指先で弾かれ、短い声が、口の中で響いた。
先っぽを撫でられると、更に、喘ぎ声が口の中に響く。
指の動きが止まり、唇が離れて、私は、大きく息を吐き出した。
「も…やめ…」
「飽きたりしない」
思考が鈍った頭では、山崎さんの言葉を理解するのに時間が掛かった。
「それ…」
「聞こえた」
「悪趣味…」
「なんとでも。どう言われようが離れない」
「そんなぁ…あ…ふぅ…」
手を動かされ、背中が震え、声も震えた。
シャツのボタンが外されそうになり、山崎さんの腕を掴んで、起き上がろうとしたが、唇が重なり、押し戻された。
ボタンが外され、胸が露になると、唇が頬を撫で下ろした。
胸の下を舌でなぞり、乳首に吸い付く。
「ふ…ぅ…んん…ぅ…ん…」
先っぽを舌先で舐められ、背中を丸めて目を閉じた。
「ぅん…ふ…んん…ん…ぅ…」
舐めるのとは、逆の先っぽを撫でられ、手に力が入る。
「んん…ぅ…ふ…ん…ふぅ…ぅ…」
乳首を同時に、弄られ、息が詰まりそうになった。
「は…ぁ…や…めぇ…ふん…んん…」
手が腰に回され、ジャージを一気に脱がされた。
「やぁめ…や…だ…ぁ…ん…」
内腿に触れた手が、撫でるように動き、体を捩ると、膝に隙間が出来て、膝が割り込んで足が広がった。
「や…ぁ…だ…やめ…」
声を震わせ、そう言うと、乳首から唇が離れ、目の前に山崎さんの顔が出てきた。
「出来ないんじゃない。出来にくいだけ」
「そぉ…れは…」
内腿に触れていた手が、離れたと思うと、下着の上から陰部を掴まれた。
「あ!!」
陰部を握ったり、離したりを繰り返され、勃起していた蕾が擦れた。
「ん…んん…ん…ん…んん…」
目を閉じ、唇を噛んで、喘ぎ声を殺すと、舌先が唇を舐めた。
唇が頬を撫で、頬擦りすると、耳にチュっとキスされた。
グチュグチュと、下着が濡れる音が、部屋に響き、恥ずかしくなった。
「んっ!!」
下着越しに蕾を弾かれ、大きな声が出てしまった。
蕾を強く擦られ、腰が浮いていく。
腕に力が入り、山崎さんの腕を引き寄せ、背中を反らした。
体は素直だ。
熱に浮かされ、痺れるような感覚を追い求め、自ら動く。
それでも、ちっぽけな理性で、意識を引き止めた。
「やぁ…め…ん…だぁめ…はぁ…んん…」
「我慢しないで」
耳に息を吹き掛けられ、首を縮め、肩にオデコを寄せると、下着をずらし、直接、蕾に触れられ、撫で回される。
「あや…だ…んん…ふぁ…ぁあ…」
オデコを離し、枕に後頭部を押し付けて、壁に顔を向けようとしたが、肩を押さえ付けるようにされ、動きが封じられた。
背中が熱い。
体が痺れる。
「やぁ…ま…あ…ぁん…んん…ふ…ぅ…」
蕾の指が、膣(ナカ)に入ると、掻き回すように、動かされ、グチュグチュと、湿った音が響く。
「ふぁ…ひ…あ…ん…んん…ぁあ!!」
膣を掻き回す指が、快楽のツボを掠め、大きな声が出ると、ツボに指を立て、強く押しながら擦られ、蕾も指の付け根で擦られた。
体を捩ろうとしたが、肩に回された腕に、動きが封じられ、動けなかった。
「はな…ぁ…あ…ひぃ…てぇ…」
「イヤだ」
膣の指が動かされたまま、頬を唇で撫でられ、荒い鼻息が頬に当たる。
それだけでも、体が震え、無意識に、腕を引き寄せていた。
やっと、手が止まったと思うと、下着が引き下ろされた。
至近距離で、呼吸を荒くしたまま、見つめると、山崎さんは、布団を頭から被った。
「やま…ざ…ひぃ!!」
乳首に、ヌルッと、舌の感覚がすると、腕から手が外れた。
行き場を失った手を彷徨わせた。
舌が谷間を滑り、下腹部に向かって、撫で下ろされると、背中を反らした。
顎のしたまで、引き上げられた布団が邪魔で、山崎さんが見えない。
目を閉じてる時と違って、山崎さんの熱に包まれ、私の熱も上がり、喘ぎが大きくなる。
無意識に、掛け布団を強く掴んで体を捩った。
舌の感触が下がり、脇腹に吸い付かれると、体が痺れて震える。
山崎さんの舌の感触に悶え、荒い呼吸と共に声を漏らす。
唇を噛んで、耐えようとするが、下腹部を舐めたり、吸ったりするを繰り返され、耐えられなかった。
山崎さんの手が、膝に移動すると、押し広げられた。
もう、私に理性は無い。
されるがままに、足を広げると、下腹部から内腿に向かって移動し、太ももの付け根を丹念に舐められた。
その感覚で、腰が浮く。
無意識に、シーツの上を滑らせるように足を立て、少しでも、刺激を拾おうとした。
山崎さんも、それに応えるように内腿へと、舌を滑らせる。
「んん!!」
一瞬、舌先の感覚が途切れると、陰部に顔が埋められ、勃起した蕾に吸い付かれた。
「あぁ…ぁ…ふぁ…あ…ぁん…ぅ…」
初めての感覚に、だらしなく口を開き、大きな喘ぎ声を漏らし、腰を浮かせた。
膣に指が入ってきて、ツボを押すように、掻き回されながら、蕾を舐めたり、吸われたりするのに体が震えた。
「あ…だめ…あぁーーーー!!っふ…」
内腿で、山崎さんの顔を挟むように、膝を閉じ、背中が丸まり、膣に力が入る。
どうしようもない、絶頂の余波で体が震える。
膣から指が抜かれ、蕾から唇が離れると、膝をこじ開けて、体が捩じ込まれた。
やっと、布団の中から山崎さんが出てきたと思えば、抱き寄せられた。
頬に唇を寄せて、撫でるように動かすと、チュっと音を発てた。
「大丈夫?」
肩で息をしながら、小さく頷くと、山崎さんは、体を起こして、服を脱ぎ捨てた。
「な…に…して…」
「暑い」
上半身だけ裸になり、素肌が触れ合うと、さっきとは違う感覚に、体が震えた。
「はな…れ…て…」
「なんで?」
震える声で、絞り出した言葉を艶やかな微笑みで、叩き落とされ、余裕な山崎さんに、腹が立つのと、余裕がないのに、恥ずかしくなって、腕で顔を隠した。
「なんで…そんな…余裕なのよ」
「そう見える?」
少しだけ腕をずらし、山崎さんを見上げると、艶やかに微笑んだまま、首を傾げていた。
小さく頷くと、山崎さんは、口角を上げた。
顔を隠していた腕が、枕の上まで引き上げられ、顔が露になり、唇に噛み付かれ、深いキスに目を閉じた。
キスされるだけで、落ち着き始めた呼吸が、また荒くなる。
腕を片手で押さえ付けられ、カチャと音がして、布が肌を掠めた。
山崎さんの肩が、左右に揺れ、下腹部に硬い物が触れた。
唇が離されると、下腹部に硬い物が押し付けられた。
「やめ…」
「余裕なんてないよ」
腕から手が離され、山崎さんを押し返そうとしたが、力が入らない。
膝が持ち上げられ、耳に息が吹き掛けられて、体が震えた。
山崎さんの肩に、オデコを押し付け、膣に力が入り、背中が丸まった。
「やめ…やめ…ひぃあ!!」
山崎さんの肉棒の先が、蕾を掠め、変な声が漏れ、顔を上げると、山崎さんの唇が、頬を撫で下ろした。
「や…めて…」
「イヤだ」
蕾を滑り落ちた肉棒の頭が、膣に刺さった。
「あ…ゃあ…っつ~…」
ゆっくりと、膣に押し入ってくる肉棒に息が詰まる。
「力抜いて」
首を振っても、押し進む感覚は止まらない。
肉棒が入り、腰を押し付けて、左右に揺らされると、蕾が擦れ、背中を反らした。
山崎さんの体が重なり、唇を私の耳に着け、腰を前後に動かし始め、膣に肉棒が出し入れする。
「ぁや!!ぁ!!ふぁ!!ぁひ!!」
膣が擦れ、山崎さんの荒い鼻息が、耳に当たり、喘ぎながらも、顔を反らした。
「こっち…向いて」
荒い息遣いで呟き、肩と腰を掴む手に、力が込められて、私は、必死に目を閉じ、口を閉ざして、頭に声を響かせた。
おかしくなる。
そう思っていると、山崎さんが、腰の動きを速め、膣を擦る肉棒の動きが激しくなった。
「はぁ!!まぁ!!ってぇえ!!」
顔を天上に向け、目を開けると、山崎さんの顔が目の前にあった。
肉棒は、膣に入ったままだが、腰の動きが止まった。
「くる…し…」
「私も」
「ぬ…いて…」
「イヤだ」
「な…ん…」
「気持ちいいから」
唇で頬を撫でられた。
「マコトの膣(ナカ)、熱くて気持ちいいから」
「ふざ…あ!!あぁ!!」
腰を左右に動かされ、蕾が擦れる。
山崎さんから視線を反らし、頭を枕に押し付け、上を向くと、喉に唇を寄せられ、触れてきた。
「こうすると…キュッてなる」
「も…ぉ…いわ…ないでぇ…んん!!」
腰が前後に動かされ、膣を肉棒が擦り、体が震えた。
口を閉ざし、頭に声を響かせ、肉棒が奥にぶつかり、体が震えた。
首を振って、突き上げられる肉棒から、逃げるように、シーツを足裏で蹴ったが、体を引き寄せられ、逃げられない。
「ふぁ…あぁーーー!!」
上半身を起こし、腰を押し上げて、肉棒の先で、ツボを突き上げられた。
体の震えが止まらない。
「や!!めぇ!!」
体を捩りながら喘ぎ、そう言っても、山崎さんは、腰を振って、何度も、肉棒でツボを突き上げた。
熱い。
苦しい。
息が出来ない。
山崎さんの腰の動きが速くなり、ツボを強く刺激され、膣に力が入りそうになったが、腰の動きが止められた。
「も…ぃや…」
「ちゃんと言って」
意地悪な笑みの山崎さんを見つめ、唇を噛んだ。
ゆっくりとツボが刺激され、体が、物足りないと訴えた。
「…か…せて…」
「ちゃんと」
少しだけ、腰の動きを速められ、刺激が増して、体が震える。
「イカ…せ…て…」
また少しだけ、腰の動きが速くなり、無意識に叫んだ。
「イカせて!!」
ニヤリと笑って、ツボを強く突き上げられ、体が満たされていく。
「…っつ…」
「あ!!ぁ…っふ…」
膣に力が入り、山崎さんの肩にオデコを擦り付け、その重みに、安心感を覚えた。
肉棒が小さく上下する感覚で、膣(ナカ)に射精(ダ)されたのを理解し、初めて、自分から求めたことに動揺した。
「重…」
「でも、気持ち良かったですよね?」
力が抜け、手を布団の上に投げ出して、自分の肩に頬を着けた。
「あほ…」
「はい」
「ばか…」
「はいはい」
頬に唇を寄せ、撫でるように、動かされると、チュっと音がした。
「うそつき…」
「何がですか?」
「…余裕ないって…言ったくせに」
あまりにも優しい声色に、ちょっと、ドキッとして、憎まれ口になっても、山崎さんの声色は、変わらなかった。
「ないよ。言われなかったらアウト」
横目で見上げた山崎さんは、そんな風に見えなかった。
「…うそつき」
ぶっ垂れながら、視線を反らして、そう言うと、山崎さんが、クスクスと笑ってから、耳に唇を寄せてきた。
「可愛い」
「…殴るよ」
拳を作って見せたが、山崎さんは、上半身を起こし、涼しい顔をした。
「出来るなら」
「ひぅ!!」
腰が動かされ、蕾が擦れ、変な声が出て、腕に力が入らなくなった。
艶やかに微笑む山崎さんを睨んだが、ツボが刺激され、体が震える。
「や…ぁ…」
「出来る?」
「わか…た…からぁ…や…めぇ…」
腰が動きを止まり、鼻先で、鼻を撫でられた。
「なん…で…」
「若いから」
「…根に持ってるんん!!」
腰が揺らされ、強く蕾を擦られ、枕の端を掴んだ。
「好き」
「いま…い…わぁな…く…ても…」
「好きだよ」
「ば…ぁ!!あぁーーー!!」
急に、激しく腰を前後に動かされ、肉棒が、何度も奥にぶつかる。
騒ぐように悶え、山崎さんの肩を掴んだ。
「だぁめ!!だめぇ!!うぉごいちゃ!!いぃや!!」
動きが止まり、太ももを掴まれた。
「なんで?」
「お…か…し…なる…」
口角を上げ、山崎さんは、いきなり、腰を突き上げた。
「っ!!ん!!あぁ~!!ん!っつ~!!」
「いいよ…おかしくなれば」
何度も強く、突き上げられ、必死に唇を噛み締め、声を堪えた。
「一緒に…おかしくなろ?」
首を激しく振り回し、山崎さんを見つめた。
「可愛い」
噛み締める唇に吸い付かれ、歯茎を舐めながら、腰を動かされて、口の中に声が響いた。
唇が離れると、ヨダレが糸を引く。
「やっ!!だぁ!!やぁあ!!」
「ダ~メ」
「い!!やぁ!!あぁ~!!」
腰を押し付けられ、背中を反らすと、太ももを掴んでいた手が、腰に回され、震える体が、フワリと浮いて、山崎さんの上に、股がるように座らせられた。
膝裏に腕が回され、ゆっくり持ち上げると、一気に下ろされた。
さっきよりも深く、肉棒が突き刺さる。
「あぁーーー!!」
山崎さんは、何度も、同じように、持ち上げては下ろした。
無意識に、山崎さんの肩に抱き付き、唇を噛んだ。
「もっと…声…聞かせて」
小さく首を振り、声を殺した。
それでも、荒い鼻息だけは、山崎さんの肩を掠めた。
それだけでも、山崎さんの欲望が、掻き立てられたようで、膝を抱えたまま、布団に寝かされ、ツボを刺激された。
背中を反らすと、乳首に吸い付かれ、背中を丸めると、乳首が伸びて、チュッと音を発てた。
背中を反らしたくて、腰を浮かせると、山崎さんは、上半身を起こした。
山崎さんの肩に、膝が乗せられると、太ももが引っ張られ、ツボが突き上げられ、枕の端を掴んで、背中を反らした。
「んんーー!!っつ~!!」
膝を舐められ、舌の感触に悶え、体を捩った。
膝を舐めながら、腰を突き上げられると、体が震え、腰が浮いていく。
太ももを掴んでいた手が離れ、足が滑り落ち、山崎さんの足に絡ませた。
何度も突き上げられ、膣が痺れて声が漏れた。
「も!!やぁ!!だぁあ!!ぁあ!!ぁん!!」
声が部屋に響くと、山崎さんの腰の動きが速くなった。
「やぁ!!あ!!ぁあ~!!だめ!!だぁめぇ~!!」
「…っつ…」
「んん~~~!!っふ…」
膣に力が入ると、奥深くに、肉棒を押し付けられ、山崎さんの肉棒が、ビクビクと動き、奥に射精されるのを受け止めた。
その熱さに、枕を引き寄せて、体を震わせると、枕ごと頭を抱き寄せられた。
山崎さんにすがり付くように、頬に頭を擦り付けた。
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