39 / 48
【第三章】HEAVEN'S DOOR
17.真実
しおりを挟む
半年後――。
不破の出演した映画は公開前にヨーロッパでの映画祭でグランプリを受賞し、不破は主演男優賞を手にした。
現地での授賞式を終えた帰国後、日本での受賞記念祝賀会のホテルの控え室に突然訪ねてきた馨に、不破はただ戸惑って体面した。
「一緒に来て欲しい」
何の前置きもなく、馨はそう言った。
理由を聞こうとして、言葉に詰まる。
馨の何日も眠っていないような憔悴しきった様子や表情から、ただごとではないということは容易に想像できる。
真理の身になにか起きたのだ。
そう思うと、すぐにでもついて行きたいと思ったが「おまえを愛してない」と真理に言われたことがこだわりになって、足が動かなかった。
「…今更、オレに…なんで」
「おまえのために言ってるんだ」
馨の言葉には余裕がない。
1分1秒を惜しんでるように、言葉は極端に少なかった。
「今来なかったら、おまえは一生後悔する」
そこまで言われて、拒否することは出来なかった。
真理になにかあったに違いない。
良くないこと。悪い事。
咄嗟に考えられる限りの最悪なことを考えて不破は首を振る。
「わかった」
「事情は車の中で説明するから、とにかく急いで」
タキシード姿のままで控え室を飛び出した不破を、廊下ですれ違ったマネージャーが呼びとめる。
「尊!どこ行くんだよ。もうはじまるって呼びに来たのに!」
「急用!」
「なに言ってんだ、困るよ!どうすんの、日本映画協会からも賞が…」
「そんなもん、欲しけりゃおまえにくれてやるよ!」
***
病院に向かう車の中で馨は手短に真理の病気のことを説明した。
「…白血病?」
「真理は自分の死期を知ってたから、おまえと別れたんだ。結果的にはオレが側にいたけど、真理は本当はひとりで静かに死ぬつもりだった」
死ぬつもりだった………?
嘘だ、と心の中で繰り返しながら不破は黙って馨の言葉を聞いていた。
真理が死ぬはずがない。
そんなこと、どうしたら信じられるだろう。
「おまえとは、なんでもないってこと?」
「そうだよ。真理はおまえの足手まといになりたくなくて、それだけの理由で、おまえと離れたんだ。危篤になってからも、不破には言うなって言ってた。けど…」
涙に声を詰まらせて、けど、一人で死んでいくのはあまりに真理が可哀相だ、と馨は言った。
死んでいく、という言葉が不破には理解できない。
理解したくもなかった。
***
訪れた部屋は薄いカーテン越しの窓から西日が差し込んで部屋全体が紅く染まっていた。
医療器具に囲まれたベッドの回りには医者と看護士が立ちふさがり、忙しく動き回っているせいでそこに寝ている人物を確認することは出来ない。
「先生、容態は?」
馨が医者を呼んで病状を確認する。
「薬のせいで今は落ち着いてますが、これ以上の延命措置は苦痛になるだけです」
医師の言葉が不破にも聞えて、立っていられないほど動揺する。
気がつくと、看護婦と医者は部屋の中から出て行ったあとだった。
いつのまに誰が取り払ったのか、真理の身体についていた酸素吸入器や点滴の類いも外されていた。
「馨…」
不安そうに馨を振り返ると、馨は頷いた。
「話してあげて…オレは、外にいるから」
そう言って馨が部屋を出て行ってしまうと、部屋の中はさっきまでのざわめきが嘘のように静まりかえる。
重い足を引きずるようにベッドの側によると、そこに横たわっているのは痩せて面変わりしてはいるが確かに真理だった。
「……真理」
薄く目を開けて、浅く荒い呼吸を繰り返している真理は呼ばれた方にわずかに首を動かす。
「………た、ける?」
「そう、だよ」
「…ど…して」
少しだけ驚いた表情をして、でも笑っているようにも見えた。
「馨が、教えてくれて」
「……そう」
「大丈夫?辛いか?先生、呼ぶ?」
辛そうに眉を寄せながら、けれど口許には微笑を浮かべて首を振る。
「…いい」
それが、「もういい」と言ってるようで、不破は途端に瞼に熱いものがこみ上げてきた。
「不破が…」
「え?」
「…来てくれて…嬉しい…よ…会えて…よかった…」
もう嘘をつく必要はなにもなかった。
本当のことだけ言える。
「真理……」
弱々しく伸ばされた手をとって、ぎゅっと握る。
なんで、この手を離してしまったんだろう。
自分が一番必要としたときはずっと側にいてくれたのに、真理がひとりで痛みに耐えていた間、自分は何も知らず、ただ仕事にのめり込んでいた。
それが真理の望んだことでも、不破は自分を責めずにはいられない。
「…映画…完成した?」
「ああ」
「…見たかった」
「見てよ。自信あるんだ、真理に…真理に、見て欲しい」
微笑しながら真理のこめかみを涙が伝った。
綺麗な透明の滴は、二人で過ごした時間を思い出しているような、懐かしそうな瞳の奥から零れた。
「…よかった」
心から安心したように言って真理は微笑する。
多分、このベッドの上でも、真理は自分の残された命のことよりも、自分のことだけを心配していたんだと不破にはわかる。
「ごめん…真理。側にいて…側にいて…あげら…くて…ご、めん」
信じてあげられなくて、ごめん。
愛を疑って、ごめん。
何もしてあげられなくて、ごめん。
不破は震える唇で「ごめん」と繰り返した。
真理は小さく首を振って、いいんだ、と呟いた。
けれど、もう声になってない。
「真理?」
「尊…電気つけて…暗くて、尊の顔が…見えない」
不破は真理の手を両手でぎゅっと握って、自分が側にいることを伝える。
部屋の電気はついている。
けれどもう、真理の瞳には光も、自分も、映っていないのだ。
「ここにいるから。ずっといるから…大丈夫」
「…そっか。じゃあ、…目を…閉じても…平気」
「うん…真理……うん」
真理は安心したように静かに瞼を閉じた。
手を握ったまま、不破はそっとその瞼に口づける。
「…真理…真理…」
眠りを妨げないように、けれど真理を何かから必死に呼びとめるように小声で名前を呼びながら、乾いた唇にも口づけた。
「…真理…オレを…愛してくれて…ありがとう…」
病室の外の壁に背中を凭れさせて、真理を呼ぶ不破の声を聞きながら、馨も溢れる涙を止めることが出来ないでいる。
真理は眠ったまま明け方、静かに息を引き取った。
不破の出演した映画は公開前にヨーロッパでの映画祭でグランプリを受賞し、不破は主演男優賞を手にした。
現地での授賞式を終えた帰国後、日本での受賞記念祝賀会のホテルの控え室に突然訪ねてきた馨に、不破はただ戸惑って体面した。
「一緒に来て欲しい」
何の前置きもなく、馨はそう言った。
理由を聞こうとして、言葉に詰まる。
馨の何日も眠っていないような憔悴しきった様子や表情から、ただごとではないということは容易に想像できる。
真理の身になにか起きたのだ。
そう思うと、すぐにでもついて行きたいと思ったが「おまえを愛してない」と真理に言われたことがこだわりになって、足が動かなかった。
「…今更、オレに…なんで」
「おまえのために言ってるんだ」
馨の言葉には余裕がない。
1分1秒を惜しんでるように、言葉は極端に少なかった。
「今来なかったら、おまえは一生後悔する」
そこまで言われて、拒否することは出来なかった。
真理になにかあったに違いない。
良くないこと。悪い事。
咄嗟に考えられる限りの最悪なことを考えて不破は首を振る。
「わかった」
「事情は車の中で説明するから、とにかく急いで」
タキシード姿のままで控え室を飛び出した不破を、廊下ですれ違ったマネージャーが呼びとめる。
「尊!どこ行くんだよ。もうはじまるって呼びに来たのに!」
「急用!」
「なに言ってんだ、困るよ!どうすんの、日本映画協会からも賞が…」
「そんなもん、欲しけりゃおまえにくれてやるよ!」
***
病院に向かう車の中で馨は手短に真理の病気のことを説明した。
「…白血病?」
「真理は自分の死期を知ってたから、おまえと別れたんだ。結果的にはオレが側にいたけど、真理は本当はひとりで静かに死ぬつもりだった」
死ぬつもりだった………?
嘘だ、と心の中で繰り返しながら不破は黙って馨の言葉を聞いていた。
真理が死ぬはずがない。
そんなこと、どうしたら信じられるだろう。
「おまえとは、なんでもないってこと?」
「そうだよ。真理はおまえの足手まといになりたくなくて、それだけの理由で、おまえと離れたんだ。危篤になってからも、不破には言うなって言ってた。けど…」
涙に声を詰まらせて、けど、一人で死んでいくのはあまりに真理が可哀相だ、と馨は言った。
死んでいく、という言葉が不破には理解できない。
理解したくもなかった。
***
訪れた部屋は薄いカーテン越しの窓から西日が差し込んで部屋全体が紅く染まっていた。
医療器具に囲まれたベッドの回りには医者と看護士が立ちふさがり、忙しく動き回っているせいでそこに寝ている人物を確認することは出来ない。
「先生、容態は?」
馨が医者を呼んで病状を確認する。
「薬のせいで今は落ち着いてますが、これ以上の延命措置は苦痛になるだけです」
医師の言葉が不破にも聞えて、立っていられないほど動揺する。
気がつくと、看護婦と医者は部屋の中から出て行ったあとだった。
いつのまに誰が取り払ったのか、真理の身体についていた酸素吸入器や点滴の類いも外されていた。
「馨…」
不安そうに馨を振り返ると、馨は頷いた。
「話してあげて…オレは、外にいるから」
そう言って馨が部屋を出て行ってしまうと、部屋の中はさっきまでのざわめきが嘘のように静まりかえる。
重い足を引きずるようにベッドの側によると、そこに横たわっているのは痩せて面変わりしてはいるが確かに真理だった。
「……真理」
薄く目を開けて、浅く荒い呼吸を繰り返している真理は呼ばれた方にわずかに首を動かす。
「………た、ける?」
「そう、だよ」
「…ど…して」
少しだけ驚いた表情をして、でも笑っているようにも見えた。
「馨が、教えてくれて」
「……そう」
「大丈夫?辛いか?先生、呼ぶ?」
辛そうに眉を寄せながら、けれど口許には微笑を浮かべて首を振る。
「…いい」
それが、「もういい」と言ってるようで、不破は途端に瞼に熱いものがこみ上げてきた。
「不破が…」
「え?」
「…来てくれて…嬉しい…よ…会えて…よかった…」
もう嘘をつく必要はなにもなかった。
本当のことだけ言える。
「真理……」
弱々しく伸ばされた手をとって、ぎゅっと握る。
なんで、この手を離してしまったんだろう。
自分が一番必要としたときはずっと側にいてくれたのに、真理がひとりで痛みに耐えていた間、自分は何も知らず、ただ仕事にのめり込んでいた。
それが真理の望んだことでも、不破は自分を責めずにはいられない。
「…映画…完成した?」
「ああ」
「…見たかった」
「見てよ。自信あるんだ、真理に…真理に、見て欲しい」
微笑しながら真理のこめかみを涙が伝った。
綺麗な透明の滴は、二人で過ごした時間を思い出しているような、懐かしそうな瞳の奥から零れた。
「…よかった」
心から安心したように言って真理は微笑する。
多分、このベッドの上でも、真理は自分の残された命のことよりも、自分のことだけを心配していたんだと不破にはわかる。
「ごめん…真理。側にいて…側にいて…あげら…くて…ご、めん」
信じてあげられなくて、ごめん。
愛を疑って、ごめん。
何もしてあげられなくて、ごめん。
不破は震える唇で「ごめん」と繰り返した。
真理は小さく首を振って、いいんだ、と呟いた。
けれど、もう声になってない。
「真理?」
「尊…電気つけて…暗くて、尊の顔が…見えない」
不破は真理の手を両手でぎゅっと握って、自分が側にいることを伝える。
部屋の電気はついている。
けれどもう、真理の瞳には光も、自分も、映っていないのだ。
「ここにいるから。ずっといるから…大丈夫」
「…そっか。じゃあ、…目を…閉じても…平気」
「うん…真理……うん」
真理は安心したように静かに瞼を閉じた。
手を握ったまま、不破はそっとその瞼に口づける。
「…真理…真理…」
眠りを妨げないように、けれど真理を何かから必死に呼びとめるように小声で名前を呼びながら、乾いた唇にも口づけた。
「…真理…オレを…愛してくれて…ありがとう…」
病室の外の壁に背中を凭れさせて、真理を呼ぶ不破の声を聞きながら、馨も溢れる涙を止めることが出来ないでいる。
真理は眠ったまま明け方、静かに息を引き取った。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
聖者の愛はお前だけのもの
いちみりヒビキ
BL
スパダリ聖者とツンデレ王子の王道イチャラブファンタジー。
<あらすじ>
ツンデレ王子”ユリウス”の元に、希少な男性聖者”レオンハルト”がやってきた。
ユリウスは、魔法が使えないレオンハルトを偽聖者と罵るが、心の中ではレオンハルトのことが気になって仕方ない。
意地悪なのにとても優しいレオンハルト。そして、圧倒的な拳の破壊力で、数々の難題を解決していく姿に、ユリウスは惹かれ、次第に心を許していく……。
全年齢対象。
何故よりにもよって恋愛ゲームの親友ルートに突入するのか
風
BL
平凡な学生だったはずの俺が転生したのは、恋愛ゲーム世界の“王子”という役割。
……けれど、攻略対象の女の子たちは次々に幸せを見つけて旅立ち、
気づけば残されたのは――幼馴染みであり、忠誠を誓った騎士アレスだけだった。
「僕は、あなたを守ると決めたのです」
いつも優しく、忠実で、完璧すぎるその親友。
けれど次第に、その視線が“友人”のそれではないことに気づき始め――?
身分差? 常識? そんなものは、もうどうでもいい。
“王子”である俺は、彼に恋をした。
だからこそ、全部受け止める。たとえ、世界がどう言おうとも。
これは転生者としての使命を終え、“ただの一人の少年”として生きると決めた王子と、
彼だけを見つめ続けた騎士の、
世界でいちばん優しくて、少しだけ不器用な、じれじれ純愛ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる