5 / 36
5
しおりを挟む
目が覚めると、世界はもう一度始まっていた。
「おはよう。愛おしい私の信徒」
私は屋敷の自室のベッドで横たわっていた。傍らの椅子にはエルドノア様が座っている。
「聞かれる前に答えてあげる。今は王国暦701年4月7日の午前2時。私とお前の契約が成立してから少し経ったくらいだね」
私は上半身を起こしてエルドノア様に向き直った。
「世界を終わらせて、やり直しているのは、女神シトレディスなのですか」
エルドノア様は私を抱きしめて頭を撫でた。
「それを知ってどうするんだい? お前に何ができる?」
「それは」
「真実を知っても、何も変わることがなければ知らない方がいい。その方が余計なことに気を使わなくて済む」
エルドノア様は抱きしめていた私の体を離した。そして私の服の胸元のボタンを外した。
「お前は何も考えず生きるんだ」
あらわになった胸の先を吸われて、身体に電流が走った。
たったこれだけのことで、まともに考えることができなくなる。
右の胸の先を少し吸われただけでぷっくりと先端が立ち上がった。
「あん、あっ」
舌で優しく転がされるのが気持ちよくてたまらない。
優しく扱われる右の胸に対して、左の胸はぎゅっぎゅっと、強く揉まれた。そして時折指先でツンツンと胸の先を弄られる。
「ふぁっ、やっ」
胸から沸き立つ快楽に声が抑えられない。
「かわいい人、今日は何をして遊ぼうか。どうして欲しい?」
質問する間も、胸の飾りを指で弄るのをやめてくれない。
「ふぁっ。んん」
「喘いでも伝わらないよ。ほら、ちゃんと答えて」
そう言って私の反応を面白がるように乳房を優しくこねくりまわす。
「あっ、ひゃ、もっと」
「ん?」
「もっと・・・・・・。あんっ!・・・・・・もっと、乳首いじって」
「ふっ、・・・・・・あはは」
エルドノア様は満面の笑みを浮かべた。その顔が美し過ぎたから私はついエルドノアの頬を撫でた。
「乳首を舐められたところで大した栄養にもならないのに・・・・・・。かわいいことを言ってくれるじゃないか」
そう言いながら私の手を握りしめる。
「いいよ。たくさんかわいがってあげる。だから覚悟しておいてね」
エルドノア様に服を脱ぐように指示されて、私は全裸になった。
「エルドノア様も脱いで?」
期待の眼差しを向ける。いつもなら面倒だから嫌だと断られるけど、今日は服を全部脱いでくれた。どうやら今はとっても機嫌がいいみたい。
「きれい」
エルドノア様の身体は程よく筋肉がつき無駄な脂肪は一つもない。白くてすべすべな肌が羨ましい。そんなことを思いながら胸元にキスをしたらベッドに押し倒されてしまった。
「かわいい私の信徒。お前は欲張りさんだね」
両手で胸を揉まれる。
「ふぁっ」
「栄養にならないことばかりして」
「あんぅ、ごめんなさっ」
まるでボタンを押すかのように乳首を親指で押された。
「私の肌に触れるだけじゃ栄養にならないっていうのに。こんなに私を煽って。そんなに気持ちいいことをして欲しいのかい?」
「ひゃんっ、んん、違うっ、の」
「何が違うんだい?」
ぺろりと左の胸の先を舐められた。
「ひゃっ」
今度はくすぐるように胸の飾りの周囲を指先で撫でられる。その少し物足りない気持ちよさにゾクゾクする。
「気持ちいいこともっ、好きだけど。ひゃん、あっ、あん」
「けど?」
「あっ、エルドノア様に触れたいし、触って欲しいの」
エルドノア様の手が止まった。
「今日は、いつになくかわいいおねだりをするんだね」
エルドノア様は私の手を握った。そしてそのまま左胸にしゃぶりついてきた。ちゅぱちゅぱと胸の先を吸われて、お腹の中が熱くなる。
「んあっ、はあっ、やめっ、それ、ダメっ」
気持ち良すぎてこのまま続けられたら頭が変になりそうだ。
私はこの快楽から逃れようと身をよじって抵抗した。でも、ほとんど動くことができなかった。その間もエルドノア様の舌は執拗に私の胸の先をいじめてくる。
「やだやだ。イッちゃう。あっ、ああーー」
突如として訪れた痙攣とともに私は漏らしてしまった。
恥ずかしくて消えてしまいたくて。涙が溢れ出る。
「潮吹きするほど気持ち良かったのかい?」
そう言いながら濡れた私の太ももを撫でた。
「やっ、汚いから! さわらないで」
ヒステリックに叫んだら、上体を起こされて抱きしめられた。
「神経質なお姫様だ。洗ってあげるから泣かないで」
そう言って私を横抱きにして持ち上げると、そのまま浴室へと連れて行った。
浴室につくと、すぐに空の浴槽に降ろされた。エルドノア様は浴槽には入らず、シャワーヘッドを手に取る。彼は優しく丁寧に私の身体をお湯で洗ってくれた。
それで終わりかと思って立ち上がろうとしたら、そのまま座っているように言われた。エルドノア様は泡風呂を作り、スポンジで私の身体を洗い始めた。スポンジを握る手が時折私の身体を撫でてきてくすぐったい。
「はんぅっ」
身をよじったら、スポンジを持っていない左手で身体を押さえつけられた。
「悪い子だ。そんなに動かれたら洗いにくいだろう?」
そう言いながら右手で太ももの付け根を洗うから、私はまた身体を動かしてしまった。
「動くな」
耳元で囁かれると私の身体は硬直した。
「いい子だ。そのままでいるんだよ」
左手で乳房を揉まれても動かないでいることを確かめてからエルドノア様は再び身体を洗い始めた。
太もも、ひざ、すね、足先と丁寧に洗われる。
「足を開いて」
言われるがまま足を開くと太ももの内側を洗われた。下の口付近は優しく丁寧に、けれど直接触ってくれない。腰を浮かしそうになるのを必死で我慢する。
「んあっ、はぁっ」
「洗ってるんだから我慢してね」
「あんっ、はっ、はいっ」
快楽に耐えるためにバスタブの縁に手をかける。
ーー触って欲しい、触って欲しい。
バスタブにかけた手に力がこもる。
「かわいい」
頭にキスをされた。でも、下の口を触ってくれない。いつもながらひどい人だと思う。
「そんな恨めしそうに見て・・・・・・。ひどい子だ。せっかくきれいにしてあげてるのに」
太ももの裏側を洗いながらエルドノア様は言った。
「もうちょっとの我慢だよ」
片足を持ち上げて膝裏とふくらはぎ、足裏を念入りに洗われる。それからもう片方も同じようにされた。
「膝立ちして」
言われた通り、膝立ちになった。腰に左手を添えられただけで期待が高まる。
ーーまだ、触ってくれないのかな。
腰を洗いながら左手でお尻を撫でられた。
「んぅ」
腰を洗い終わると、今度はお尻を洗われた。左手で乱暴に揉みしだきながら、お尻を洗われる。
「やんっやっ」
下の口を広げるように左手でお尻を持ち上げられた。私のそこからは蜜が溢れ出た。
「せっかく洗ったのにまた汚して」
エルドノア様はバスタブの栓を外してお湯で私の身体を洗い流した。
「ここは特にきれいにしないとね」
そういってシャワーを勢いよく出し、下の口にぴったりと当てた。
「ひっ、あっ、ああああ」
いつもとは違う感覚に目がチカチカした。水圧によって責め立てられて身体をのけぞらせていると、また動くなと命令された。
「また蜜が垂れてる。だらしない子だ」
そう言いながら左手の親指と小指で両方の乳首をいじられた。
「ごめ"っ、ごめ"んなさぃ」
いやいやと首を振っていたら口づけをされた。深く深く口の中の全てを探るようにキスされて頭が真っ白になる。
足に力が入らなくなってへたり込んでしまったら、ようやくシャワーを止めてくれた。
「私の命令に背くなんて悪い子だよ」
「あんっ」
胸の先を強く摘まれて引っ張られ、また膝立ちにさせられた。それからエルドノア様はいきなり下の口に指三本を入れてきた。私のそこは簡単に指を飲み込んでいき、待っていたといわんばかりに締め付けている。
エルドノア様は無遠慮に指を動かして、いいところをピンポイントに触っていく。そこを弄られて気持ちがよかったけど。でもダメだった。私が求めているものはこれじゃない。
ーー足りない。長さと太さが足りない。
「立って。お前が欲しいものを今すぐあげるから」
私は立ち上がってエルドノア様と向き合った。エルドノア様はすぐさま私の穴に大きなものを埋めてくれた。
「ふぁっ」
そのまま両足を持ち上げられて抱え上げられる。私はエルドノア様の身体にしがみついた。
「ここでするのもいいけど、ベッドに戻ろうか」
返事をする間もなくエルドノア様は歩き始める。
「ひゃあっ」
繋がったまま歩かれるのは初めてだった。歩くたびに揺れで不規則に突かれる。
「んっ、んっ」
浅く揺り動かされていいところには全然届いてくれない。
ーーはやく、もっと奥まで突いて欲しい。
「ほら、ベッドだよ」
繋がったままベッドに下ろされてそのまま正常位に持ち込まれる。
「シーツも取り替えて綺麗にしておいたから、存分に行為を楽しもうね」
エルドノア様はそう言うや否や腰を動かし始めた。
「あっ、はぁっはっ、んうぅ」
結合部からびちゃびちゃと卑猥な水音が聞こえる。その音を聞いていたら恥ずかしくてもっと蜜が溢れ出てきた。
「やんっ、いい! あっあっ」
ーーもっと締め付けたい。もっと奥まで飲み込みたい。
「あん、んん、はぁっ、あ"っ」
パンパンと、ももとももがぶつかり合う音が大きく激しくなっていく。
エルドノア様の視線が私の胸に注がれている。わざと激しく突いて胸を揺らして遊んでいるんだ。
「そんなにっ、あ"、みないっでっ!あっ、あぅ」
「私に命令するなんて、なんて生意気な信徒なんだ」
エルドノア様はそう言って腰を動かすのをやめた。その代わりに彼のものを奥へ奥へと埋めるように腰を突き出した。
「ああっ!深いっ、深いのっ」
子宮の入り口をぐりぐりと押されてお腹の中に快楽が走る。
「はぁっ、あ"っ、あっ、あん!」
気持ち良すぎて気が変になりそうで。快楽に耐えるためにシーツを掴んだら、その手をエルドノア様に握りしめられた。私は指を絡めて握り返した。
「かわいい私の信徒」
「んあっ」
「大好きだよ」
お腹がキュンと締め付けられた。
「っ、お前の身体は正直だね。私の言葉に締め付けで反応するなんて」
再びエルドノア様は腰を動かした。激しくそれでいて気持ちいいところを重点的に当ててくる。
「あっ、いっ、いいっ。はん、あっあっ」
ーー欲しい。早く注いで欲しい。
私もエルドノア様の動きに合わせて腰を振った。自然とお尻とお腹に力が入る。
「んあっ、あっ、すきっ、あ"っ」
「っ、欲しがりさんだね」
「んっんっ」
激しく振られていた腰はピタリと止まった。そして奥にぐっと押し当てられる。
ドロリとした熱いものが奥に注がれるのが分かる。
エルドノア様は息を整えた後、彼のものを引き抜いた。
「んあっ」
満足感とともにひどい眠気に襲われた。
「お前がかわいすぎるから必要以上に生気を分け与えてしまったよ」
頭を撫でられておでこにキスをされる。
「おやすみ。愛おしい私の信徒」
エルドノア様に抱きしめられて私は深い眠りに落ちていった。
「おはよう。愛おしい私の信徒」
私は屋敷の自室のベッドで横たわっていた。傍らの椅子にはエルドノア様が座っている。
「聞かれる前に答えてあげる。今は王国暦701年4月7日の午前2時。私とお前の契約が成立してから少し経ったくらいだね」
私は上半身を起こしてエルドノア様に向き直った。
「世界を終わらせて、やり直しているのは、女神シトレディスなのですか」
エルドノア様は私を抱きしめて頭を撫でた。
「それを知ってどうするんだい? お前に何ができる?」
「それは」
「真実を知っても、何も変わることがなければ知らない方がいい。その方が余計なことに気を使わなくて済む」
エルドノア様は抱きしめていた私の体を離した。そして私の服の胸元のボタンを外した。
「お前は何も考えず生きるんだ」
あらわになった胸の先を吸われて、身体に電流が走った。
たったこれだけのことで、まともに考えることができなくなる。
右の胸の先を少し吸われただけでぷっくりと先端が立ち上がった。
「あん、あっ」
舌で優しく転がされるのが気持ちよくてたまらない。
優しく扱われる右の胸に対して、左の胸はぎゅっぎゅっと、強く揉まれた。そして時折指先でツンツンと胸の先を弄られる。
「ふぁっ、やっ」
胸から沸き立つ快楽に声が抑えられない。
「かわいい人、今日は何をして遊ぼうか。どうして欲しい?」
質問する間も、胸の飾りを指で弄るのをやめてくれない。
「ふぁっ。んん」
「喘いでも伝わらないよ。ほら、ちゃんと答えて」
そう言って私の反応を面白がるように乳房を優しくこねくりまわす。
「あっ、ひゃ、もっと」
「ん?」
「もっと・・・・・・。あんっ!・・・・・・もっと、乳首いじって」
「ふっ、・・・・・・あはは」
エルドノア様は満面の笑みを浮かべた。その顔が美し過ぎたから私はついエルドノアの頬を撫でた。
「乳首を舐められたところで大した栄養にもならないのに・・・・・・。かわいいことを言ってくれるじゃないか」
そう言いながら私の手を握りしめる。
「いいよ。たくさんかわいがってあげる。だから覚悟しておいてね」
エルドノア様に服を脱ぐように指示されて、私は全裸になった。
「エルドノア様も脱いで?」
期待の眼差しを向ける。いつもなら面倒だから嫌だと断られるけど、今日は服を全部脱いでくれた。どうやら今はとっても機嫌がいいみたい。
「きれい」
エルドノア様の身体は程よく筋肉がつき無駄な脂肪は一つもない。白くてすべすべな肌が羨ましい。そんなことを思いながら胸元にキスをしたらベッドに押し倒されてしまった。
「かわいい私の信徒。お前は欲張りさんだね」
両手で胸を揉まれる。
「ふぁっ」
「栄養にならないことばかりして」
「あんぅ、ごめんなさっ」
まるでボタンを押すかのように乳首を親指で押された。
「私の肌に触れるだけじゃ栄養にならないっていうのに。こんなに私を煽って。そんなに気持ちいいことをして欲しいのかい?」
「ひゃんっ、んん、違うっ、の」
「何が違うんだい?」
ぺろりと左の胸の先を舐められた。
「ひゃっ」
今度はくすぐるように胸の飾りの周囲を指先で撫でられる。その少し物足りない気持ちよさにゾクゾクする。
「気持ちいいこともっ、好きだけど。ひゃん、あっ、あん」
「けど?」
「あっ、エルドノア様に触れたいし、触って欲しいの」
エルドノア様の手が止まった。
「今日は、いつになくかわいいおねだりをするんだね」
エルドノア様は私の手を握った。そしてそのまま左胸にしゃぶりついてきた。ちゅぱちゅぱと胸の先を吸われて、お腹の中が熱くなる。
「んあっ、はあっ、やめっ、それ、ダメっ」
気持ち良すぎてこのまま続けられたら頭が変になりそうだ。
私はこの快楽から逃れようと身をよじって抵抗した。でも、ほとんど動くことができなかった。その間もエルドノア様の舌は執拗に私の胸の先をいじめてくる。
「やだやだ。イッちゃう。あっ、ああーー」
突如として訪れた痙攣とともに私は漏らしてしまった。
恥ずかしくて消えてしまいたくて。涙が溢れ出る。
「潮吹きするほど気持ち良かったのかい?」
そう言いながら濡れた私の太ももを撫でた。
「やっ、汚いから! さわらないで」
ヒステリックに叫んだら、上体を起こされて抱きしめられた。
「神経質なお姫様だ。洗ってあげるから泣かないで」
そう言って私を横抱きにして持ち上げると、そのまま浴室へと連れて行った。
浴室につくと、すぐに空の浴槽に降ろされた。エルドノア様は浴槽には入らず、シャワーヘッドを手に取る。彼は優しく丁寧に私の身体をお湯で洗ってくれた。
それで終わりかと思って立ち上がろうとしたら、そのまま座っているように言われた。エルドノア様は泡風呂を作り、スポンジで私の身体を洗い始めた。スポンジを握る手が時折私の身体を撫でてきてくすぐったい。
「はんぅっ」
身をよじったら、スポンジを持っていない左手で身体を押さえつけられた。
「悪い子だ。そんなに動かれたら洗いにくいだろう?」
そう言いながら右手で太ももの付け根を洗うから、私はまた身体を動かしてしまった。
「動くな」
耳元で囁かれると私の身体は硬直した。
「いい子だ。そのままでいるんだよ」
左手で乳房を揉まれても動かないでいることを確かめてからエルドノア様は再び身体を洗い始めた。
太もも、ひざ、すね、足先と丁寧に洗われる。
「足を開いて」
言われるがまま足を開くと太ももの内側を洗われた。下の口付近は優しく丁寧に、けれど直接触ってくれない。腰を浮かしそうになるのを必死で我慢する。
「んあっ、はぁっ」
「洗ってるんだから我慢してね」
「あんっ、はっ、はいっ」
快楽に耐えるためにバスタブの縁に手をかける。
ーー触って欲しい、触って欲しい。
バスタブにかけた手に力がこもる。
「かわいい」
頭にキスをされた。でも、下の口を触ってくれない。いつもながらひどい人だと思う。
「そんな恨めしそうに見て・・・・・・。ひどい子だ。せっかくきれいにしてあげてるのに」
太ももの裏側を洗いながらエルドノア様は言った。
「もうちょっとの我慢だよ」
片足を持ち上げて膝裏とふくらはぎ、足裏を念入りに洗われる。それからもう片方も同じようにされた。
「膝立ちして」
言われた通り、膝立ちになった。腰に左手を添えられただけで期待が高まる。
ーーまだ、触ってくれないのかな。
腰を洗いながら左手でお尻を撫でられた。
「んぅ」
腰を洗い終わると、今度はお尻を洗われた。左手で乱暴に揉みしだきながら、お尻を洗われる。
「やんっやっ」
下の口を広げるように左手でお尻を持ち上げられた。私のそこからは蜜が溢れ出た。
「せっかく洗ったのにまた汚して」
エルドノア様はバスタブの栓を外してお湯で私の身体を洗い流した。
「ここは特にきれいにしないとね」
そういってシャワーを勢いよく出し、下の口にぴったりと当てた。
「ひっ、あっ、ああああ」
いつもとは違う感覚に目がチカチカした。水圧によって責め立てられて身体をのけぞらせていると、また動くなと命令された。
「また蜜が垂れてる。だらしない子だ」
そう言いながら左手の親指と小指で両方の乳首をいじられた。
「ごめ"っ、ごめ"んなさぃ」
いやいやと首を振っていたら口づけをされた。深く深く口の中の全てを探るようにキスされて頭が真っ白になる。
足に力が入らなくなってへたり込んでしまったら、ようやくシャワーを止めてくれた。
「私の命令に背くなんて悪い子だよ」
「あんっ」
胸の先を強く摘まれて引っ張られ、また膝立ちにさせられた。それからエルドノア様はいきなり下の口に指三本を入れてきた。私のそこは簡単に指を飲み込んでいき、待っていたといわんばかりに締め付けている。
エルドノア様は無遠慮に指を動かして、いいところをピンポイントに触っていく。そこを弄られて気持ちがよかったけど。でもダメだった。私が求めているものはこれじゃない。
ーー足りない。長さと太さが足りない。
「立って。お前が欲しいものを今すぐあげるから」
私は立ち上がってエルドノア様と向き合った。エルドノア様はすぐさま私の穴に大きなものを埋めてくれた。
「ふぁっ」
そのまま両足を持ち上げられて抱え上げられる。私はエルドノア様の身体にしがみついた。
「ここでするのもいいけど、ベッドに戻ろうか」
返事をする間もなくエルドノア様は歩き始める。
「ひゃあっ」
繋がったまま歩かれるのは初めてだった。歩くたびに揺れで不規則に突かれる。
「んっ、んっ」
浅く揺り動かされていいところには全然届いてくれない。
ーーはやく、もっと奥まで突いて欲しい。
「ほら、ベッドだよ」
繋がったままベッドに下ろされてそのまま正常位に持ち込まれる。
「シーツも取り替えて綺麗にしておいたから、存分に行為を楽しもうね」
エルドノア様はそう言うや否や腰を動かし始めた。
「あっ、はぁっはっ、んうぅ」
結合部からびちゃびちゃと卑猥な水音が聞こえる。その音を聞いていたら恥ずかしくてもっと蜜が溢れ出てきた。
「やんっ、いい! あっあっ」
ーーもっと締め付けたい。もっと奥まで飲み込みたい。
「あん、んん、はぁっ、あ"っ」
パンパンと、ももとももがぶつかり合う音が大きく激しくなっていく。
エルドノア様の視線が私の胸に注がれている。わざと激しく突いて胸を揺らして遊んでいるんだ。
「そんなにっ、あ"、みないっでっ!あっ、あぅ」
「私に命令するなんて、なんて生意気な信徒なんだ」
エルドノア様はそう言って腰を動かすのをやめた。その代わりに彼のものを奥へ奥へと埋めるように腰を突き出した。
「ああっ!深いっ、深いのっ」
子宮の入り口をぐりぐりと押されてお腹の中に快楽が走る。
「はぁっ、あ"っ、あっ、あん!」
気持ち良すぎて気が変になりそうで。快楽に耐えるためにシーツを掴んだら、その手をエルドノア様に握りしめられた。私は指を絡めて握り返した。
「かわいい私の信徒」
「んあっ」
「大好きだよ」
お腹がキュンと締め付けられた。
「っ、お前の身体は正直だね。私の言葉に締め付けで反応するなんて」
再びエルドノア様は腰を動かした。激しくそれでいて気持ちいいところを重点的に当ててくる。
「あっ、いっ、いいっ。はん、あっあっ」
ーー欲しい。早く注いで欲しい。
私もエルドノア様の動きに合わせて腰を振った。自然とお尻とお腹に力が入る。
「んあっ、あっ、すきっ、あ"っ」
「っ、欲しがりさんだね」
「んっんっ」
激しく振られていた腰はピタリと止まった。そして奥にぐっと押し当てられる。
ドロリとした熱いものが奥に注がれるのが分かる。
エルドノア様は息を整えた後、彼のものを引き抜いた。
「んあっ」
満足感とともにひどい眠気に襲われた。
「お前がかわいすぎるから必要以上に生気を分け与えてしまったよ」
頭を撫でられておでこにキスをされる。
「おやすみ。愛おしい私の信徒」
エルドノア様に抱きしめられて私は深い眠りに落ちていった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
44
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる