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第三章 深い森の中で
謎の少年
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「……」
「……プッ」
「なっ、何だよティミー! 笑うなよっ!」
「ププッだって……クスクス」
ティミーはうっすらと涙を浮かべながらお腹を押さえ、必死に笑い堪えていた。
その様子を見たマッドは、わなわなと拳を震わせる。
「ティミーてんめぇっ!」
「だって、お腹の音が大胆だったんだもん……」
「大胆だったんだもんじゃねぇ! 笑い過ぎだろ!」
「ごめんごめん! とりあえず何か作る? パンとチーズしか無いからサンドイッチ位しか出来ないけど……」
「ん~……そうだな」
「あれ? 誰かいるの?」
「!?」
突然、マッドの後ろから声が聞こえた。
「誰だっ!?」
マッドはティミーの前に立ち、声が聞こえた薄暗い先を睨む。
「誰だ? は無いでしょ? 人の家に勝手に入り込んどいてさぁ。不法侵入で訴えるよ?」
(家ぇ!? この鍾乳洞の何処が!?)
段々と足音が大きくなり、マッドは何時でも剣を抜ける態勢を取る。
すると目の前に広がる薄暗さに、一つの人影が映った。
「君達、誰?」
人影だった姿がハッキリと見えてくる。
黒髪の長い髪を後ろで一纏めにし、フード付きの黄色と黒の服を着用し、背中に刀を装備した少年だった。
マッドはその少年を睨み、剣を抜こうとする。
「お前こそ誰だよ。俺達はただ雨宿りしていただけだ。まさか、盗賊か?」
「盗賊な筈ないでしょ? そっちが盗賊なんじゃないの?」
「違うっつーの! 雨宿りしているだけだって!」
「そうよ。突然雨が降ってきちゃったから此処で雨宿りしていたのよ」
「ふ~ん……」
少年はマジマジとマッドとティミーを見る。
「な……何だよ?」
「いやぁ? でも俺の家に勝手に入るのは良くないなぁ」
(だから何処が家!?)
少年の発言に、マッドは眉を潜める。
「なぁ。此処どう考えても鍾乳洞だよな? 家には見えないぞ? 家具も無いし」
「でも、薪は有ったよね?」
確かに辺りを見回しても、家具らしい物はひとつも無い。
「う~ん。やっぱり薪しか……無いよね」
「鍾乳洞にだって薪の一つや二つはあるだろ。第一、何で鍾乳洞がお前の家になるんだよ」
マッドが吐き捨てる様に言うと、少年はきょとんとした顔をしながら口を開いた。
「当たり前だろ? 俺昨日からここに寝泊まりしてるんだから」
当然のように話す少年に、ティミーは困った表情をし、マッドはワナワナと拳を震わせていく。
「えっと……」
「おい、お前……」
マッドは低い声を出し、少年を睨んだ。
少年はニコニコと笑っている。
「何? どうかした?」
爽やかに言葉を吐いた少年に対し、マッドは頭の中で何かがプツッと切れるのを感じた。
「どうかした? じゃねぇ! 何で昨日から此処で野宿してるだけでこの鍾乳洞がお前の家になるんだよっ!」
「一晩ここで寝て過ごしたんだもん。こう言うの家って言うんでしょ?」
少年は首を傾げながらマッドに訪ねた。
「言わねーし! じゃあお前、何処かの家に寝泊まりしたらその家はお前の物になんのかよっ!」
「んん? 言ってる意味が分からないよ」
「なっ、何だと?」
「だから言ってる意味が分からないんだってば。馬鹿なの?」
「このクソガキ! 誰が馬鹿だって!?」
少年に馬鹿にされたマッドは更にキレて、剣で斬り掛かろうとしたが、それをティミーが慌てて止めた。
「マッド何してるのっ! こんな子供にっ!」
「俺は子供じゃない!」
「充分ガキじゃねぇか!」
「分かったからとにかく二人供落ち着いて! 色々話せば分かるじゃない!」
「……」
「……プッ」
「なっ、何だよティミー! 笑うなよっ!」
「ププッだって……クスクス」
ティミーはうっすらと涙を浮かべながらお腹を押さえ、必死に笑い堪えていた。
その様子を見たマッドは、わなわなと拳を震わせる。
「ティミーてんめぇっ!」
「だって、お腹の音が大胆だったんだもん……」
「大胆だったんだもんじゃねぇ! 笑い過ぎだろ!」
「ごめんごめん! とりあえず何か作る? パンとチーズしか無いからサンドイッチ位しか出来ないけど……」
「ん~……そうだな」
「あれ? 誰かいるの?」
「!?」
突然、マッドの後ろから声が聞こえた。
「誰だっ!?」
マッドはティミーの前に立ち、声が聞こえた薄暗い先を睨む。
「誰だ? は無いでしょ? 人の家に勝手に入り込んどいてさぁ。不法侵入で訴えるよ?」
(家ぇ!? この鍾乳洞の何処が!?)
段々と足音が大きくなり、マッドは何時でも剣を抜ける態勢を取る。
すると目の前に広がる薄暗さに、一つの人影が映った。
「君達、誰?」
人影だった姿がハッキリと見えてくる。
黒髪の長い髪を後ろで一纏めにし、フード付きの黄色と黒の服を着用し、背中に刀を装備した少年だった。
マッドはその少年を睨み、剣を抜こうとする。
「お前こそ誰だよ。俺達はただ雨宿りしていただけだ。まさか、盗賊か?」
「盗賊な筈ないでしょ? そっちが盗賊なんじゃないの?」
「違うっつーの! 雨宿りしているだけだって!」
「そうよ。突然雨が降ってきちゃったから此処で雨宿りしていたのよ」
「ふ~ん……」
少年はマジマジとマッドとティミーを見る。
「な……何だよ?」
「いやぁ? でも俺の家に勝手に入るのは良くないなぁ」
(だから何処が家!?)
少年の発言に、マッドは眉を潜める。
「なぁ。此処どう考えても鍾乳洞だよな? 家には見えないぞ? 家具も無いし」
「でも、薪は有ったよね?」
確かに辺りを見回しても、家具らしい物はひとつも無い。
「う~ん。やっぱり薪しか……無いよね」
「鍾乳洞にだって薪の一つや二つはあるだろ。第一、何で鍾乳洞がお前の家になるんだよ」
マッドが吐き捨てる様に言うと、少年はきょとんとした顔をしながら口を開いた。
「当たり前だろ? 俺昨日からここに寝泊まりしてるんだから」
当然のように話す少年に、ティミーは困った表情をし、マッドはワナワナと拳を震わせていく。
「えっと……」
「おい、お前……」
マッドは低い声を出し、少年を睨んだ。
少年はニコニコと笑っている。
「何? どうかした?」
爽やかに言葉を吐いた少年に対し、マッドは頭の中で何かがプツッと切れるのを感じた。
「どうかした? じゃねぇ! 何で昨日から此処で野宿してるだけでこの鍾乳洞がお前の家になるんだよっ!」
「一晩ここで寝て過ごしたんだもん。こう言うの家って言うんでしょ?」
少年は首を傾げながらマッドに訪ねた。
「言わねーし! じゃあお前、何処かの家に寝泊まりしたらその家はお前の物になんのかよっ!」
「んん? 言ってる意味が分からないよ」
「なっ、何だと?」
「だから言ってる意味が分からないんだってば。馬鹿なの?」
「このクソガキ! 誰が馬鹿だって!?」
少年に馬鹿にされたマッドは更にキレて、剣で斬り掛かろうとしたが、それをティミーが慌てて止めた。
「マッド何してるのっ! こんな子供にっ!」
「俺は子供じゃない!」
「充分ガキじゃねぇか!」
「分かったからとにかく二人供落ち着いて! 色々話せば分かるじゃない!」
「……」
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