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続・うさぎ小話
うさぎびいき
しおりを挟む再び大谷視点。
ごくごく短い、おまけ小話です。
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デロンと長く伸びたうータンがラグに座っている私の横にピッタリと寄り添っている。耳を寝かせて後ろ足を長く投げ出した、油断し過ぎたスタイルだ。
私はゆっくりと鼻先から頭、背中とお尻に掛けて撫で付けて―――あの場所に手を伸ばす事を虎視眈々と狙っている。
うータンが油断している時だけ触れられるその場所、それは……後足の足の裏である。
前足は結構イケる。けれども後足のふさふさに対する彼女のガードは固いのだ。うータンがデローンと長くなって、尚且つナデナデにうっとりして後足の事なんか忘れ切っている時だけに触れられるその場所……私の大好きな癒しスポットの一つだ。
「うふふふ」
触れた!
ふさふさ。
ふさふさ。
ふさふさ……
ウフフフ……
ガチャっ
「卯月今日何食べ―――」
「ああっ……!」
シャワーを浴びた後、髪をタオルで拭きながら現れたのは丈さん。扉の開いた音で、うータンはシュタッと立ち上がり、フルフル体を揺らしながら毛繕いをし始めてしまった。
「あぅう~……私の……癒しが……」
私はクールに体をペロペロと舐めるうータンの前で、ガックリと項垂れた。
諦めきれずに呻いていると―――丈さんは何か察したようだ。
「……なんかスマンな」
とポツリと謝ってくれた。
うさぎ贔屓の私に、理解のあり過ぎる彼氏なのだ。
なんか、返って気を使わせてゴメン。……と後から思った。
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後足ふさふさビイキの大谷さんです。前足もそれなりに好きですが、稀少価値で後足の方に軍配が上がってます。
うさぎ好きの単なる惚気に近い小話でスイマセン。
お付き合いいただき、誠に有難うございました。
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