チート（？）スキルでチート魔導具を作って快適異世界ライフ

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朝だ！
いや～昨夜は味噌汁にテンション上がりすぎた。まぁね、調味料セットの中に味噌はあったのよ。雪平鍋もあるし、作ろうと思えば作れたんだけどね。ただ、具なし！！具は欲しい！！
そして！あのインスタント味噌汁は、長ネギ、油揚げ、ワカメ、豆腐のセット。もう最高ですよ。これにお米が加われば！

ってテンション上げすぎて危うく魔石に魔力流すのを忘れそうになっちゃってたよ。
あー、充電器用の魔石欲しいよな。そしたら電池を気にせずにスマホが使えるようになるだろうし。

今日は何するかな。そういえば。ウィリアムさんの訓練っていつ再開するんだろう？ま、いっか。

あ、合成色々試してみよ！はい、を選ばなかったらいいだけだもんな。

まずは⋯⋯

包丁と物差し！この家にも包丁あるからな。

【伸縮包丁（魔道具）】
魔力を流す事で柄25cm、刃70cmまで伸びる。砥がなくても切れ味抜群。怪我防止機能付き。破損不可。
使用者：選択可能

『合成しますか？　はい　・　いいえ』

こ、これは⋯⋯アリなんじゃないか？候補に入れておこう！

お次は、うーん、コーヒーとコップはどうだろう。

【コーヒー限定マグカップ（魔道具）】
水またはお湯を注ぐとコーヒーになる。入れたままの温度で飲める。破損不可。
使用者：選択可能

え、どうなんだろう？限定されてしまうのはなぁ。てかコップからマグカップに名称変わってるし。まぁひとまず候補って事にしておくかな。

傘とゴミ箱。
⋯⋯いやいや、ナシナシ！！何だよ、傘を開くと取り出せなくなるゴミ箱に吸い込まれるって！こわっ！

その他どれを見てもビミョーな⋯⋯。
歯ブラシと歯磨き粉に至っては魔力を流したら自動的に歯磨き粉がセットされる歯ブラシだし。

お、米びつと調味料セット、いい感じかも。

【米びつ内蔵調味料ラック（魔道具）】

いや、単に一体型になっただけじゃん。

森田カバンと包丁！どうだ！

【森田カバン（魔道具）】
マジックバッグ
使用者：シン
容量：無制限
時間経過：無
その他機能：new自動解体　他（未解放）

おぉ、機能が増えた！！これは悩むところだなぁ。

そういえば合成は1回だけなのかな？
どれかで試そうか。とはいえ、合成済みは洗浄液くらいだしな。
まぁこれを使ってみるか！

洗浄液と⋯⋯無難に身体用タオルだな。

【身体用タオル（魔道具）】
洗浄液がセット済み。魔力を流す事で勝手に泡立つ。程よい刺激で、身体の汚れを落とす。破損不可。
使用者：制限なし

おぉ、追加の合成も出来るな。
うーん、包丁が意外にもいい仕事してくれているからどれにするか悩むところだな。ちなみにクーラーボックスと包丁の組み合わせも、自動解体が付いた。
恐ろしかったのが、テントと包丁の組み合わせ。許可のない者が足を踏み入れようとすると自動解体。すぷらったぁぁぁ！！！

お口直しに、異世界辞典とスマホ。

【異世界スマホ（魔道具）】
スマホで撮影した物、スマホで触れた物を異世界辞典に登録。破損不可。
使用者：シン

あー、スマホがベースになるのか。便利といえば便利なのか？
心配どころは充電だな。これは保留。

スマホと充電器。

【充電器内蔵スマホ（魔道具）】
魔力を流す事で充電可能。破損不可。
使用者：シン

⋯⋯え？これ、もしかしてキタ！？使用可能な機能は前回に異世界辞典閲覧が増えただけだし！いや、もう悩むよりもやっちゃおう！！

『合成しますか？　はい　・　いいえ』

はいはいはいはい！！！

見た目はいつものスマホ。電池残量は時計をちょこちょこ見てたから既に60％。それでも保った方だよな。
えーっと、どこに魔力を流すんだ？
ここは背面のマークがある辺りに！

おぉぉぉ、充電出来てる！！すごいな、合成！
これで懸念も無くなった事だし、思う存分触れるな！
辞典との合成は保留にしておこう。

よし、午後からは走り込みと素振りでもしようかな！


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「ほら、もっと脇締めろ！背筋もシャンと伸ばせ！」

「は、はい！」

今指導してくれているのは護衛の冒険者グループのウルフさん。何でこんな事になっているのか。

遡る事1時間前。って語るほどの事もないんだけど！
走り込みして素振りをしていたら、村の外を見回っていたウルフさんとヨナスさんに会って、そのままご指導頂いているわけだ。

ウィリアムさんの訓練の再開が分からないから助かるんだけど⋯⋯きっつい！

「うーん、剣はあまり持った事ないのか？」

「そうですね、ほぼ初心者です」

「だったら今日が良い機会だったな！背筋を伸ばす、脇は締めろ。手首を使うな、腕全体で振り下ろせ！そう！そうだ！」


結局3時間くらいご指導頂いた。

「そんな感じで毎日1000回は素振りをしておくんだな。実践に勝るものはないが、基礎が一番大事だからな！」

「はい！ありがとうございました！」

つ、疲れたー。手の平の皮剥けてるし。トルネさんのところに行こうかな⋯⋯。ふぅ。