クラウディアの絵本

不公平なロボット

家にアンドロイドが来た、家事をするらしい。

運んできた人が箱を開ける、そこには女性がいた。

起動すると目が青く少し光った気がした

それ以外の見た目は人と変わらない

配達人「では、後はこの子に聞いてください」

そういって配達人は箱を片付けて帰っていった。

少女「ねぇ、なんであなたって女性の形なの？」

最初に浮かんだ疑問を問いかけてみた

アンドロイド「さぁ、作った人の趣味でしょうか？」

どう見ても私よりも美人だしかわいく見える

アンドロイド「説明では社会に受け入れられやすいようにとなっていますね」

全身を眺めるとスタイルもいい、まぁ作り物だから当然か

これと並んで買い物に歩くのはみじめな気分になりそうな気さえする

少女「あなたは何ができるの？」

アンドロイド「食事をつくる、掃除、洗濯まぁ家事全般ですね」

少女「そう」

アンドロイド「昔は女性の仕事だったようなので私を女性の形にしたのかもしれませんね」

少女「そうなんだ・・・でさ」

アンドロイド「はい？」

少女「あなた服は」

アンドロイド「セットで購入しなかったようですね、必要ですか？」

少女「裸の女性が目の前にいるんだけど」

アンドロイド「服があれば着ます」

身長は自分よりも少し大きいくらいか・・・

キャミソール着せる、下着は必要ないだろう。

少女「あとは・・・私があなたにすることってある？」

アンドロイド「名前をもらえますか？あとあなたの名前を教えてください。」