何者にも成れなかった者の成れの果て

Olivia

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メッセージ

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絵「創作物ってさ何かテーマとかメッセージが必要なんじゃないかって思うことない?」

文「それは・・・伝えたいことがあるから作品にする人はそうだろうね」

絵「見る人がそれを受け取って感じる作品が理想だよね」



文「それができたらプロになれるよ」

絵「まぁ・・・そうだね」

文「でしょうよ」

絵「描きたい絵も定まらないからな・・・」

文「自分の書き方を探しながら書いているときは創作しながら創作方法も練習しているかんじでしょう?」

絵「たしかに、なんとなく練習しながらできあがった絵みたいなものだからね・・・商品とはいえないか」

文「私の文章もそんな物だよ、書いて、しまっておいたんじゃ意味がないから公開してみる、それで反応があればなんとなく、いいのか、悪いのか判断ができそうな気がしない?」

絵「そうだね、下手なりに人に見せれるところまでは完成させて形にするって大切なことだよね」

文「描き始めたこ頃の絵ってとってある?」

絵「描き始めからネットにあげてるから見ようと思ったら見れるよ、かなりおぞましいけれどね」

文「そっか」

絵「君は」

文「私も最初からネットにあげてる、ていうか紙に書いてないからね」

絵「なるほどね」

文「そういえばさ投稿サイトとかSNSでもう一人の自分が偽名で小説家になっているとするでしょう?あなたの場合だと絵描きか」

絵「まぁ、絵をアップしてるところはそうだね」

文「それを客観的に自分じゃない他人だと思ってみたら、大人になる時に捨てた自分がそこにいるみたいで泣けてきちゃってさ」

絵「わかる気がする」

文「なんか、泣きながら謝りたくなっちゃった」

絵「へ~」

文「なに?」

絵「いや意外だった」

文「そう?」

絵「うん」

文「書くの辞めたらまたこの人を捨てるか殺すかするんだろうかと思うと続けようかと思ったり」

絵「なるほどね・・・言われてみるとそんな感じがするかな」

文「まぁ、なんていいながらいつまで続けるかなんてわからないけれどね」

絵「いいんじゃないの?気が済むまでで、気が済んだらその作家の寿命だったってことでしょう?」

文「・・・なるほど」

絵「まだ、飲む?」

文「ちょっと飲みすぎたかな・・・もう一本いいかな」

絵「しょうがないな」
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