記憶屋

卯月青澄

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先輩は同級生からも下級生から絶大な人気を誇っていた。

幼い顔をした可愛い顔で日焼けした小麦色の肌がやけに艶っぽかった。

茶色がかったショートボブの髪の毛はサラサラで身長は170cmはあるモデル並みのスタイルをしていた。

マドンナ的な存在だった。

もちろん僕の憧れの先輩だった。

好きになるのに時間はかからなかった。

僕は直ぐに先輩のあとを追いかけた。

すると先輩は屋上の扉を開けて外に出て行った。

恐る恐るドアノブを回し扉を開けると、そこにはフェンスにもたれかかり声を上げて泣いている平野先輩の姿があった。
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