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記憶屋
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「それを決めるのはあなたじゃない。平野さんです」
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらくの間、嫌な沈黙が続いた。
「お願いします。僕との思い出があると先輩はツラいだけなんです。不幸になるだけなんです。どうかお願いします」
「どうしてそこまで記憶を消す事にこだわるんですか?」
「僕はもうすぐ死にます。そうしたら先輩はまた悲しまなければならない。2度とそんな思いをさせたくないんです」
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらくの間、嫌な沈黙が続いた。
「お願いします。僕との思い出があると先輩はツラいだけなんです。不幸になるだけなんです。どうかお願いします」
「どうしてそこまで記憶を消す事にこだわるんですか?」
「僕はもうすぐ死にます。そうしたら先輩はまた悲しまなければならない。2度とそんな思いをさせたくないんです」
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