記憶屋

卯月青澄

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「私がここに来てるのは…あなたに会いたいから…好きだから…好きで好きで仕方ないから…だから来てるの…」

「僕も先輩に会いたかったです。顔が見たかった。声が聞きたかった。そばにいたかった」

「私もよ」

ガラガラガラ…

病室に入ってきた先輩を僕は強く抱きしめた。

そして、先輩の唇にキスをした。

甘い香りがした。

いつも嗅いでいる先輩の香りを、何十倍何百倍も強く感じた。

とても好きな香りだ。
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