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レイチェルの章
その後のパーティー
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ニコラス殿下とリネット嬢が連れて行かれた後、改めて国王陛下からお話がありました。
「皆、すまない
我が息子がこの様な乱心にも近い行いに至った経緯はまだ分からぬが、先ほど話してしまったが、今日この場でニコラスとレイチェル公爵令嬢との婚約の解消を行う予定であった」
改めて話を聞いた会場の人々はざわめいています。
「本来はこのような醜態を皆に知らせる事は本意ではないが、ニコラス本人のバカな行動によって女神様を怒らせ、婚約破棄の結果となった
これは教会からの証明書を発行された事実である。
迷惑をかけたレイチェル嬢には私からも謝罪する」
そう言った陛下に、こんな公の場で頭を下げられてしまった。
居たたまれないから、やめて欲しいけど取りあえず、カーテシーで応じておこう。
「それと、愚息が口走っていた女神様を愚弄するような発言に対して、いくら王族とは言え許される物ではないため、それ相応の処罰を考えることとする」
また、どよめきが起きました。
「昨今、貴族の間でも女神様を軽視するような発言や行動を取る者も見られると聞く、今後そのような者を見つけたら、場合によっては処罰対処になると心得よ」
この頃、女神様に対して不信感を抱いたり、不満に思っている人が出てきて、問題にはなっていたらしいのです。
ニコラス殿下の行動や発言がその人たちを後押しする事になるのを危惧したのでしょう。
その後は平常時のパーティーに戻り、表面上は皆さんも先程の事を忘れて楽しんでおられます。
「レイチェル、お疲れ様 何はともあれ無事に婚約破棄が出来てよかったな」
クロードが飲み物を渡してくれながら、言いました。
「クロードもさっきはありがとう」
私は飲み物を受け取り礼をいいました。
「今日は君のパートナーだから当然だよ」
そういいながら、少し照れていました。
「お父様たちはどうしたかしら?」
「ちょうどこっちにやってくるよ」
見ると、お父様と叔父であるメッシュバリー公爵がやって来ました。
「レイチェル大丈夫だったかい?」
「ええ、お父様。クロードもいてくれたし問題ありませんわ」
「そうか クロード今日は世話になったな」
お父様もクロードに礼を言ってます。
「僕は隣にいただけですよ」
と肩をすくめている。
「おじ様、今回はおじ様の家にもいろいろご迷惑をかけて、ごめんなさい」
「何を言っているんだ レイチェル
娘同然の君の一大事じゃないか
手を貸すのは当然だよ」
クロードも、頷いている。
「ありがとうございます、おじ様」
「早めに陛下も退出されるそうだから、私達はこれからの事を相談に行ってくるよ」
「クロード レイチェルを送って先に帰っていてくれ」
2人はこれから、国王陛下と会談して今後の事を話し合うのですね。
ニコラス殿下とリネット様はどのような処分を受けるのでしょうか…
私はまだこの時、自分の婚約破棄の事しか気にしていませんでした。
「皆、すまない
我が息子がこの様な乱心にも近い行いに至った経緯はまだ分からぬが、先ほど話してしまったが、今日この場でニコラスとレイチェル公爵令嬢との婚約の解消を行う予定であった」
改めて話を聞いた会場の人々はざわめいています。
「本来はこのような醜態を皆に知らせる事は本意ではないが、ニコラス本人のバカな行動によって女神様を怒らせ、婚約破棄の結果となった
これは教会からの証明書を発行された事実である。
迷惑をかけたレイチェル嬢には私からも謝罪する」
そう言った陛下に、こんな公の場で頭を下げられてしまった。
居たたまれないから、やめて欲しいけど取りあえず、カーテシーで応じておこう。
「それと、愚息が口走っていた女神様を愚弄するような発言に対して、いくら王族とは言え許される物ではないため、それ相応の処罰を考えることとする」
また、どよめきが起きました。
「昨今、貴族の間でも女神様を軽視するような発言や行動を取る者も見られると聞く、今後そのような者を見つけたら、場合によっては処罰対処になると心得よ」
この頃、女神様に対して不信感を抱いたり、不満に思っている人が出てきて、問題にはなっていたらしいのです。
ニコラス殿下の行動や発言がその人たちを後押しする事になるのを危惧したのでしょう。
その後は平常時のパーティーに戻り、表面上は皆さんも先程の事を忘れて楽しんでおられます。
「レイチェル、お疲れ様 何はともあれ無事に婚約破棄が出来てよかったな」
クロードが飲み物を渡してくれながら、言いました。
「クロードもさっきはありがとう」
私は飲み物を受け取り礼をいいました。
「今日は君のパートナーだから当然だよ」
そういいながら、少し照れていました。
「お父様たちはどうしたかしら?」
「ちょうどこっちにやってくるよ」
見ると、お父様と叔父であるメッシュバリー公爵がやって来ました。
「レイチェル大丈夫だったかい?」
「ええ、お父様。クロードもいてくれたし問題ありませんわ」
「そうか クロード今日は世話になったな」
お父様もクロードに礼を言ってます。
「僕は隣にいただけですよ」
と肩をすくめている。
「おじ様、今回はおじ様の家にもいろいろご迷惑をかけて、ごめんなさい」
「何を言っているんだ レイチェル
娘同然の君の一大事じゃないか
手を貸すのは当然だよ」
クロードも、頷いている。
「ありがとうございます、おじ様」
「早めに陛下も退出されるそうだから、私達はこれからの事を相談に行ってくるよ」
「クロード レイチェルを送って先に帰っていてくれ」
2人はこれから、国王陛下と会談して今後の事を話し合うのですね。
ニコラス殿下とリネット様はどのような処分を受けるのでしょうか…
私はまだこの時、自分の婚約破棄の事しか気にしていませんでした。
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