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お父様のお話しを聞いて、私が結婚を受ける事に決まったので、早速お母様とお兄様を呼んで報告をしました。
二人は驚き、お兄様は
「お前が領地の為に犠牲になることはないんだよ」
と言い狼狽え、
「リディにだけ、我慢を強いるのはよくないです。
資金繰りは僕も頑張ってあちこち声を掛けていますから…
」とお父様にも懇願し始めます。
私は慌ててお兄様を宥めて言います。
「お兄様、私はこの結婚前向きにお受けしたのです。
どのみち何処かへ嫁ぐ事にはなるのだし、こんな条件の良い申し出を断るなんてもったいないですよ。
それにあのロエベ商会ですよ?
勉強になりそうでしょ?」
「お前はまたそんな…」
「リディはそれで幸せになれる?」とお母様も心配してきます。
お父様とお母様も親同士が決めた結婚でしたが、お互いに初めて会った時に運命を感じたと言います。
要はお互い一目惚れらしいです。
なんてったって、昔からお母様は社交界では美しさとお洒落で有名な存在です。
お父様も若い時は騎士団に所属していて、とてもカッコ良かったとか。
まあ今もですけどね。
そんな二人だから運命と言う程お互いに舞い上がったのでしょう。
そんな話を聞いて育った割には私は現実的というか、クールというか、自分の恋愛や結婚にはそれほど夢を持ってはいませんでした。
回りにお父様の様なカッコ良い方もいなかったし、お兄様もお二人から生まれただけあって、見た目はカッコ良いのですよ。
そんな二人をずっと見て育ったからか、知らず知らずの内に結構な面食いになっているのかも…
だからあえて私の理想は顔は関係なく、頭が良く仕事が出来て尊敬出来る人。
相手の方がそんな人だといいのだけれど…
次の日に結婚を了承する返事を送るとロエベ子爵から直ぐに私へ面会を求める書簡が届きました。
さすがは国でも有数な大会を率いる方です。
行動が早いですね。
私も負けずに、早速返事を送り、翌日の午後にお時間を取って貰えるように伝えました。
次の日の午後…
私にいっぱいの贈り物をもって子爵様はやってきました。
まるでロエベ子爵が求婚相手のようです。
ロエベ子爵は栗毛色の髪を短く整え、高級そうな服を粋に着こなしておいでです。
夕闇の様な濃紺の瞳はとてもお優しく見えました。
騙したり悪い企みをする様な方では無さそうで安心しました。
私と対面したロエベ子爵はとても嬉しそうに、花束を差し出して挨拶をしてきました。
本当にお相手は子爵じゃありませんよね?
「リディアーヌ嬢、お初にお目にかかります。
アラリコ・ロエベと申します
この度は我が息子との結婚をお受け頂きありがとうございます」
我が息子とおっしゃいましたよね?
よかった…
「リディアーヌ・ジャルジェと申します。
こちらこそいろいろご協力頂けると聞いています。
良いご縁をありがとうございます」
お父様は隣でとても穏やかな顔をしています。
一昨日の難しい顔は私を犠牲にする事への罪悪感からのものだったのでしょう。
子爵様ご本人には悪い印象をもっていないようです。
「ロエベ子爵、我が妻を紹介する、エヴァリーヌだ」
お母様が挨拶すると、ロエベ子爵も丁寧に受けます。
「はじめまして、ジャルジェ伯爵夫人。
この度は急なお願いをいたしまして申し訳ございません」
「確かにびっくりしましたけど、この子が不本意でなければ、我が家にとってはいいお話ですから…
それに子爵様にこうしてお目にかかった時に分からない事はしっかり聞けばいいですものね」
と微笑むお母様。
お相手のテオバルド様について聞く気満々です。
私もそれは聞きたい所なので、お母様に任せて置けば大体の事は把握出来そう…
「ええ、何でもお聞き下さい」
子爵様も嫌な顔ひとつせず、頷いている。
:
お茶の席に付き、落ち着いた所で早速、お母様が矢継ぎ早に質問をします。
テオバルド様の年齢、性格、容姿、今どちらにいるか等々。
テオバルド様の事を聞かれた子爵様は笑顔で答えてくださいました。
「すぐに会わせられずリディアーヌ様列びに伯爵ご夫妻には申し訳なく思っております。
皆様はワグナー共和国をご存知でしょうか?」
ロエベ子爵によると、子息のテオバルド様はこの国から東の山脈の先のそのまた先にあるワグナー共和国にいるとか。
たまたま商会の取り引きで訪れた時に、ワグナー共和国の代表者と知り合い、国の建て直しに協力しているそうです。
そしてロエベ商会が今の規模までに大きく出来たのは、ワグナー共和国との取り引きが出来たからだと言います。
確かにここ数年でロエベ商会は大きくなり、国への貢献度も高まり子爵に昇格したのですよね。
なるほど、テオバルド様は随分とやり手なんですね。
これは理想的かも…
容姿をお聞きすると、黒髪で濃いブルーの瞳で背の高い方らしいです。
ロエベ子爵も濃紺の瞳なので、お父様似なのかしら?
貴族の男性は騎士団にいる方以外だとたっぷりお肉が付いている人も少なくないのですが、ロエベ子爵はスリムで行動力のあるのが分かるような体型をしています。
その辺は貴族と言うよりは商人と言われる方がしっくりきます。
ご本人もたまたま男爵位から子爵位に昇格する事が出来たが自分はあくまでも商人ですと仰います。
ロエベ子爵の言い方は決して嫌な感じはせず、商人である自分に誇りを持っているようです。
お母様と私の質問にも、真摯に対応しようとする態度もとても好感をもてました。
昨日まで少しだけ不安や疑う気持ちがありましたが、子爵様とお話をして、そんな気持ちは消えていました。
「融資の話だけ聞くと、随分ジャルジェ家に有利に聞こえますが、こと結婚に関してはこちらの非礼やワガママが目立ってしまうのですよ。
本当なら貴族間の婚姻ですから、婚約からはじめて、1年以上置いて結婚が当たり前ですからね」
言われて見れば、婚約の申し込みではなく、結婚でしたね。
「しかし、私の商売の都合でそこを急がせてもらっているのです。
そう言う意味でもリディアーヌ様には失礼と迷惑をかけているんですよ」
と少し申し訳なさそうに言います。
でもロエベ商会の為だけじゃなく、伯爵家との共同事業の話も持ち上がっているとお父様と話していましたよね?
「そんな、私はあまり気にしておりませんし、家の為になるのなら、かまいませんよ」
「そう言ってもらえると、救われます。
まあ息子もすぐには帰って来れないので、この2年間は婚約期間だと思っていて頂ければ、こちらも気が楽ですよ」
そう子爵は安堵したように言います。
もともと私は気にしてないことだし、決まったら前向きに考えたい。
「とりあえず、テオバルド様にご挨拶のお手紙を差し上げたいのですが…
よろしいかしら?」
私としてはまずは文通でもして、テオバルド様と交流をはかろうと思います。
「おお! それは名案です。
息子も喜びます。
リディアーヌ様が快い返事をくれるか、とても心配しておりましたから」
子爵様はそれはいいと直ぐに賛成して下さいました。
最初の手紙は子爵様が預り、責任を持って息子に渡すと言ってくれたので、失礼して退室すると簡単な挨拶とこれから手紙で交流をお願いする旨を書いて、再び部屋を訪れました。
子爵様は直ぐにワグナー共和国へ送ってくれるそうです。
二人は驚き、お兄様は
「お前が領地の為に犠牲になることはないんだよ」
と言い狼狽え、
「リディにだけ、我慢を強いるのはよくないです。
資金繰りは僕も頑張ってあちこち声を掛けていますから…
」とお父様にも懇願し始めます。
私は慌ててお兄様を宥めて言います。
「お兄様、私はこの結婚前向きにお受けしたのです。
どのみち何処かへ嫁ぐ事にはなるのだし、こんな条件の良い申し出を断るなんてもったいないですよ。
それにあのロエベ商会ですよ?
勉強になりそうでしょ?」
「お前はまたそんな…」
「リディはそれで幸せになれる?」とお母様も心配してきます。
お父様とお母様も親同士が決めた結婚でしたが、お互いに初めて会った時に運命を感じたと言います。
要はお互い一目惚れらしいです。
なんてったって、昔からお母様は社交界では美しさとお洒落で有名な存在です。
お父様も若い時は騎士団に所属していて、とてもカッコ良かったとか。
まあ今もですけどね。
そんな二人だから運命と言う程お互いに舞い上がったのでしょう。
そんな話を聞いて育った割には私は現実的というか、クールというか、自分の恋愛や結婚にはそれほど夢を持ってはいませんでした。
回りにお父様の様なカッコ良い方もいなかったし、お兄様もお二人から生まれただけあって、見た目はカッコ良いのですよ。
そんな二人をずっと見て育ったからか、知らず知らずの内に結構な面食いになっているのかも…
だからあえて私の理想は顔は関係なく、頭が良く仕事が出来て尊敬出来る人。
相手の方がそんな人だといいのだけれど…
次の日に結婚を了承する返事を送るとロエベ子爵から直ぐに私へ面会を求める書簡が届きました。
さすがは国でも有数な大会を率いる方です。
行動が早いですね。
私も負けずに、早速返事を送り、翌日の午後にお時間を取って貰えるように伝えました。
次の日の午後…
私にいっぱいの贈り物をもって子爵様はやってきました。
まるでロエベ子爵が求婚相手のようです。
ロエベ子爵は栗毛色の髪を短く整え、高級そうな服を粋に着こなしておいでです。
夕闇の様な濃紺の瞳はとてもお優しく見えました。
騙したり悪い企みをする様な方では無さそうで安心しました。
私と対面したロエベ子爵はとても嬉しそうに、花束を差し出して挨拶をしてきました。
本当にお相手は子爵じゃありませんよね?
「リディアーヌ嬢、お初にお目にかかります。
アラリコ・ロエベと申します
この度は我が息子との結婚をお受け頂きありがとうございます」
我が息子とおっしゃいましたよね?
よかった…
「リディアーヌ・ジャルジェと申します。
こちらこそいろいろご協力頂けると聞いています。
良いご縁をありがとうございます」
お父様は隣でとても穏やかな顔をしています。
一昨日の難しい顔は私を犠牲にする事への罪悪感からのものだったのでしょう。
子爵様ご本人には悪い印象をもっていないようです。
「ロエベ子爵、我が妻を紹介する、エヴァリーヌだ」
お母様が挨拶すると、ロエベ子爵も丁寧に受けます。
「はじめまして、ジャルジェ伯爵夫人。
この度は急なお願いをいたしまして申し訳ございません」
「確かにびっくりしましたけど、この子が不本意でなければ、我が家にとってはいいお話ですから…
それに子爵様にこうしてお目にかかった時に分からない事はしっかり聞けばいいですものね」
と微笑むお母様。
お相手のテオバルド様について聞く気満々です。
私もそれは聞きたい所なので、お母様に任せて置けば大体の事は把握出来そう…
「ええ、何でもお聞き下さい」
子爵様も嫌な顔ひとつせず、頷いている。
:
お茶の席に付き、落ち着いた所で早速、お母様が矢継ぎ早に質問をします。
テオバルド様の年齢、性格、容姿、今どちらにいるか等々。
テオバルド様の事を聞かれた子爵様は笑顔で答えてくださいました。
「すぐに会わせられずリディアーヌ様列びに伯爵ご夫妻には申し訳なく思っております。
皆様はワグナー共和国をご存知でしょうか?」
ロエベ子爵によると、子息のテオバルド様はこの国から東の山脈の先のそのまた先にあるワグナー共和国にいるとか。
たまたま商会の取り引きで訪れた時に、ワグナー共和国の代表者と知り合い、国の建て直しに協力しているそうです。
そしてロエベ商会が今の規模までに大きく出来たのは、ワグナー共和国との取り引きが出来たからだと言います。
確かにここ数年でロエベ商会は大きくなり、国への貢献度も高まり子爵に昇格したのですよね。
なるほど、テオバルド様は随分とやり手なんですね。
これは理想的かも…
容姿をお聞きすると、黒髪で濃いブルーの瞳で背の高い方らしいです。
ロエベ子爵も濃紺の瞳なので、お父様似なのかしら?
貴族の男性は騎士団にいる方以外だとたっぷりお肉が付いている人も少なくないのですが、ロエベ子爵はスリムで行動力のあるのが分かるような体型をしています。
その辺は貴族と言うよりは商人と言われる方がしっくりきます。
ご本人もたまたま男爵位から子爵位に昇格する事が出来たが自分はあくまでも商人ですと仰います。
ロエベ子爵の言い方は決して嫌な感じはせず、商人である自分に誇りを持っているようです。
お母様と私の質問にも、真摯に対応しようとする態度もとても好感をもてました。
昨日まで少しだけ不安や疑う気持ちがありましたが、子爵様とお話をして、そんな気持ちは消えていました。
「融資の話だけ聞くと、随分ジャルジェ家に有利に聞こえますが、こと結婚に関してはこちらの非礼やワガママが目立ってしまうのですよ。
本当なら貴族間の婚姻ですから、婚約からはじめて、1年以上置いて結婚が当たり前ですからね」
言われて見れば、婚約の申し込みではなく、結婚でしたね。
「しかし、私の商売の都合でそこを急がせてもらっているのです。
そう言う意味でもリディアーヌ様には失礼と迷惑をかけているんですよ」
と少し申し訳なさそうに言います。
でもロエベ商会の為だけじゃなく、伯爵家との共同事業の話も持ち上がっているとお父様と話していましたよね?
「そんな、私はあまり気にしておりませんし、家の為になるのなら、かまいませんよ」
「そう言ってもらえると、救われます。
まあ息子もすぐには帰って来れないので、この2年間は婚約期間だと思っていて頂ければ、こちらも気が楽ですよ」
そう子爵は安堵したように言います。
もともと私は気にしてないことだし、決まったら前向きに考えたい。
「とりあえず、テオバルド様にご挨拶のお手紙を差し上げたいのですが…
よろしいかしら?」
私としてはまずは文通でもして、テオバルド様と交流をはかろうと思います。
「おお! それは名案です。
息子も喜びます。
リディアーヌ様が快い返事をくれるか、とても心配しておりましたから」
子爵様はそれはいいと直ぐに賛成して下さいました。
最初の手紙は子爵様が預り、責任を持って息子に渡すと言ってくれたので、失礼して退室すると簡単な挨拶とこれから手紙で交流をお願いする旨を書いて、再び部屋を訪れました。
子爵様は直ぐにワグナー共和国へ送ってくれるそうです。
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