繋がれた絆はどこまでも

mahiro

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それからは頑張ってアシルの負担を軽減させようと頑張ったライトであったが、何をやっても上手く行かずむしろ負担を増やしているだけだった。


「………うまく行かない」


机の上に突っ伏して、アシルのいない自室で呟く。
何をするにもアシルは先回りして動いているし、身支度を自分でやろうとしても、アシルの目にはだらしない格好にしか見えないようで、全てやり直しとなる。


「疲れたのか?」


そこへ紅茶を手に入室してきたアシルがやってきて、ライトから少し離れた場所へカップを置いてくれた。


「アシルに比べたら全然疲れてないぞ」


上体を上げてそう言えば、不思議そうな表情でライトの顔を見てきた。


「俺はそこまで疲れていないが?長時間の会議に出席したお前の方が疲れただろう。休憩無しでぶっ通しだったろ」


「そうだったけど」


会議の内容よりも頭を悩ませる出来事がライトにはあるわけで。
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