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第三章
作戦③
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それにしても、思ってもみなかった展開。
あれよあれよという間にどんどん流されて決まっていく。
これはいつもは私の得意技なんだけど。
遥斗先輩もこんな気持ちだったのかな?
でも、取りあえず、野球部は森さんが話してくれてるし、サッカー部と陸上部を押さえたら、あの噂もひとり歩きしないんじゃないかな?
ってことは、遥斗先輩に会いに行ける?
ぱぁっと目の前が明るくなった。
会いたいなぁ、先輩に。
火曜日の朝以来会ってないだけなんだけど、ずいぶん長く会ってない気がする。
元気にしてるかなぁ。
ほんの数日だから、変わりがあるわけないんだけど、気になってしょうがない。
そうだ! 土曜日だったら行っていいかな?
人も少ないし、明日取材して、噂対策はバッチリだと説明して………。それでも、怒るかな?
それでもいいから、会いたいよー。
金曜日の放課後、菜摘ちゃんと坂本先輩とまずは陸上部の部室に行く。
坂本先輩が部長に手を上げて、「わりー、お前ん所は7月号になった」と言うと、彼はガッカリしていた。
そして、私を部員に紹介してくれて、これからちょこちょこ写真を撮ったり取材したりするからよろしくと言ってくれる。
私はぺこりとおじぎして、「ここの奥に部室があるんで、顔を合わせることもあると思いますが、これからよろしくお願いします」と部室の存在をアピールをする。
案の定、あれ?って顔をしている人もいた。
あそこは部室だから、よろしくね!
そんな意味を込めて、にっこり笑った。
それから、今日の取材対象のサッカー部に行く。
みんながグランドに並んでいる前に行って、坂本先輩が新聞部の取材であること、私は写真同好会で写真と記事を担当することになったと紹介してくれた。
「部室がサッカー部の奥だから、顔を合わせることもあると思いますけど、よろしくお願いします!」
ここでもちゃっかり部室をアピールしてみる。
あとは、今年の活動を聞いてメモしたり、練習風景を撮ったり、せっかくだから、全員集合の写真を撮ったりした。
写真を撮ると言うとみんな張り切って、オレオレアピールがすごかった。
「この写真はあとでお届けしますね!」
これだけ写真を撮ったら、文がちょっとでもなんとかなりそう。
一気に大勢の人に会って、気疲れしちゃって、グッタリして家に帰った。
記事は週末に書いて、月曜日に添削してもらうことになった。
あれよあれよという間にどんどん流されて決まっていく。
これはいつもは私の得意技なんだけど。
遥斗先輩もこんな気持ちだったのかな?
でも、取りあえず、野球部は森さんが話してくれてるし、サッカー部と陸上部を押さえたら、あの噂もひとり歩きしないんじゃないかな?
ってことは、遥斗先輩に会いに行ける?
ぱぁっと目の前が明るくなった。
会いたいなぁ、先輩に。
火曜日の朝以来会ってないだけなんだけど、ずいぶん長く会ってない気がする。
元気にしてるかなぁ。
ほんの数日だから、変わりがあるわけないんだけど、気になってしょうがない。
そうだ! 土曜日だったら行っていいかな?
人も少ないし、明日取材して、噂対策はバッチリだと説明して………。それでも、怒るかな?
それでもいいから、会いたいよー。
金曜日の放課後、菜摘ちゃんと坂本先輩とまずは陸上部の部室に行く。
坂本先輩が部長に手を上げて、「わりー、お前ん所は7月号になった」と言うと、彼はガッカリしていた。
そして、私を部員に紹介してくれて、これからちょこちょこ写真を撮ったり取材したりするからよろしくと言ってくれる。
私はぺこりとおじぎして、「ここの奥に部室があるんで、顔を合わせることもあると思いますが、これからよろしくお願いします」と部室の存在をアピールをする。
案の定、あれ?って顔をしている人もいた。
あそこは部室だから、よろしくね!
そんな意味を込めて、にっこり笑った。
それから、今日の取材対象のサッカー部に行く。
みんながグランドに並んでいる前に行って、坂本先輩が新聞部の取材であること、私は写真同好会で写真と記事を担当することになったと紹介してくれた。
「部室がサッカー部の奥だから、顔を合わせることもあると思いますけど、よろしくお願いします!」
ここでもちゃっかり部室をアピールしてみる。
あとは、今年の活動を聞いてメモしたり、練習風景を撮ったり、せっかくだから、全員集合の写真を撮ったりした。
写真を撮ると言うとみんな張り切って、オレオレアピールがすごかった。
「この写真はあとでお届けしますね!」
これだけ写真を撮ったら、文がちょっとでもなんとかなりそう。
一気に大勢の人に会って、気疲れしちゃって、グッタリして家に帰った。
記事は週末に書いて、月曜日に添削してもらうことになった。
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