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第1章 勉強よりもクエストへ
第二話 「美少女に秘めた力」
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俺の心拍数は尋常じゃないほどに高まっていた。その恐怖感は言葉に表すのが難しい。
あえて言うならば、YouTubeの概要欄にたまに出ている、バイオレンス動画を見るときの気持ちに似ている。
彼らの中の一人が彼女のもとに近寄っていく。
「は? 今なんつった? いくら女だからって手加減しねぇーからな!」
男は右手を強く握りしめ、左手で右手の指を鳴らし始めた。
それを見ても彼女は平然としていた。
(やばいってまじ! あの女本当にこの状況わかってるのか⁈)
ケイタは震えていた。
なぜか自分がいちばん焦っていた。
「遠慮なくいく……ん?」
男の動きが止まった。なぜだかわからないが、その男と俺は目があった。
「なんだ、おまえ? 」
ケイタは、いつのまにか男と少女の間に立っていた。
彼女を助けたい気持ちはあったが、ケイタはまさかの体が動いてしまっていた。
(やべぇ、やべぇって! バカなのか俺⁈ バカなのかっ! ちびりそう! 本気でちびるって!)
自分の今の現状をかなり後悔していた。今すぐ消え去りたいと本気で思っていた。
「小僧、度胸あるなぁ!」
「これはですね、あれですあれ! 可愛い美少女を助けたくなった的な? からだが勝手に動いた的な? 」
(何言ってんだ俺! 死にてぇのか俺!)
もはや自分でも言ってて意味がわからなかった。ケイタの頭の中は真っ白だった。
「なに、わけわかんねぇ事言ってんだ⁈ これは痛い目みねぇーとわからないようだな!」
俺は目をとじた。殴られる。そう思っていたが、
「なんだよこの女! うわっ!」
目を開くと、俺を殴ろうとしていた男は腹をおさえ、仰向けになって地べたにのびていた。
なにが起きたのかさっぱり分からなかったが、とりあえず無傷で済んだことにホッとしていた。
「この女! よくもやってくれたな!」
「なめんじゃねぇー!」
残りの男二人も彼女に殴りかかった。
しかし、彼女は目にも止まらぬ速さで一人は右の頬に強烈な蹴りをくらわせ、もう片方は顎に向かって思いっきり上に拳を突き上げた。
「痛てぇ! ちっ! こいつバケモノかよ!」
「おぼえてろよ!」
そういうと彼らは一目散に逃げて行った。
「ーーすげぇ。」
俺はしばらくの間、驚いていた。
彼女の今にも折れそうな細い腕にはとんでもない力を秘めていた。
すると彼女は俺のほうに近づいて来た。
「なんのつもりあなた!」
彼女は怒っていた。
「俺は別に、君をただ助けたかっただけだ。」
「別に私、助けてほしいって頼んだ覚えないけど!」
彼女は見た目からは想像もつかないほどにきついことを言ってきた。俺の顔の表情は少し引きずり気味だった。
すると彼女は俺に顔を近づけてきた。
「それにしてもあなた、見ない顔ね? 服も見たことないし、あなたどこから来たの?」
俺は彼女に見とれていた。
彼女からかすかにいい香りがした。いくらキツイ性格だからと言って、可愛いことに変わりはなかった。
俺の顔は赤くなっていた。
「あ、えっとぉ……、日本です。」
まわりの風景から察し、あえて国名を答えた。すると彼女は首をかしげた。
「聞いたことないところね、遠い村かしら? ますます怪しいわね! まさか、闇の魔導師キリスの手先じゃないでしょうね!」
ケイタに対し、警戒心を抱いた。彼女は、戦闘体勢を構えた。
「ちょっ、待て! なんのことだよ! 闇の魔導師? キリスってなんだよ⁈」
「さぁ! 覚悟しなさい!」
彼女がケイタに殴りかかろうとしたその時。
「ユノア、それは違うんじゃないか?」
彼女の後ろに、分厚い鎧を着た金髪で背が高く堅いのいいの男がいた。
「フェイト! いるなら言いなさいよ!」
「今来たところだ。 それより、見た感じだとそいつはキリスの手先じゃねーぜ! キリスの手先だったら、額に紋章が刻まれてるはずだ。」
その男はフェイトという名前で、体は大きいものの心優しそうな人だった。
「それはそうだけど……、やっぱりこの男怪しい!」
ユノアはそれでもケイタのことを信用できなかった。
「だったら、ギルドに連れて来ればいいじゃねーか? リサに頼めばその男の正体なんてすぐにわかる。」
フェイトは落ち着いた口調で言った。
すると、ユノアは納得の表情を浮かべてに言った。
「それもそうね、あなたついて来なさい!」
いろいろとツッコミたいところがあったが、抵抗すると殺されそうな勢いだったので、止むを得ずケイタは二人について行った。
あえて言うならば、YouTubeの概要欄にたまに出ている、バイオレンス動画を見るときの気持ちに似ている。
彼らの中の一人が彼女のもとに近寄っていく。
「は? 今なんつった? いくら女だからって手加減しねぇーからな!」
男は右手を強く握りしめ、左手で右手の指を鳴らし始めた。
それを見ても彼女は平然としていた。
(やばいってまじ! あの女本当にこの状況わかってるのか⁈)
ケイタは震えていた。
なぜか自分がいちばん焦っていた。
「遠慮なくいく……ん?」
男の動きが止まった。なぜだかわからないが、その男と俺は目があった。
「なんだ、おまえ? 」
ケイタは、いつのまにか男と少女の間に立っていた。
彼女を助けたい気持ちはあったが、ケイタはまさかの体が動いてしまっていた。
(やべぇ、やべぇって! バカなのか俺⁈ バカなのかっ! ちびりそう! 本気でちびるって!)
自分の今の現状をかなり後悔していた。今すぐ消え去りたいと本気で思っていた。
「小僧、度胸あるなぁ!」
「これはですね、あれですあれ! 可愛い美少女を助けたくなった的な? からだが勝手に動いた的な? 」
(何言ってんだ俺! 死にてぇのか俺!)
もはや自分でも言ってて意味がわからなかった。ケイタの頭の中は真っ白だった。
「なに、わけわかんねぇ事言ってんだ⁈ これは痛い目みねぇーとわからないようだな!」
俺は目をとじた。殴られる。そう思っていたが、
「なんだよこの女! うわっ!」
目を開くと、俺を殴ろうとしていた男は腹をおさえ、仰向けになって地べたにのびていた。
なにが起きたのかさっぱり分からなかったが、とりあえず無傷で済んだことにホッとしていた。
「この女! よくもやってくれたな!」
「なめんじゃねぇー!」
残りの男二人も彼女に殴りかかった。
しかし、彼女は目にも止まらぬ速さで一人は右の頬に強烈な蹴りをくらわせ、もう片方は顎に向かって思いっきり上に拳を突き上げた。
「痛てぇ! ちっ! こいつバケモノかよ!」
「おぼえてろよ!」
そういうと彼らは一目散に逃げて行った。
「ーーすげぇ。」
俺はしばらくの間、驚いていた。
彼女の今にも折れそうな細い腕にはとんでもない力を秘めていた。
すると彼女は俺のほうに近づいて来た。
「なんのつもりあなた!」
彼女は怒っていた。
「俺は別に、君をただ助けたかっただけだ。」
「別に私、助けてほしいって頼んだ覚えないけど!」
彼女は見た目からは想像もつかないほどにきついことを言ってきた。俺の顔の表情は少し引きずり気味だった。
すると彼女は俺に顔を近づけてきた。
「それにしてもあなた、見ない顔ね? 服も見たことないし、あなたどこから来たの?」
俺は彼女に見とれていた。
彼女からかすかにいい香りがした。いくらキツイ性格だからと言って、可愛いことに変わりはなかった。
俺の顔は赤くなっていた。
「あ、えっとぉ……、日本です。」
まわりの風景から察し、あえて国名を答えた。すると彼女は首をかしげた。
「聞いたことないところね、遠い村かしら? ますます怪しいわね! まさか、闇の魔導師キリスの手先じゃないでしょうね!」
ケイタに対し、警戒心を抱いた。彼女は、戦闘体勢を構えた。
「ちょっ、待て! なんのことだよ! 闇の魔導師? キリスってなんだよ⁈」
「さぁ! 覚悟しなさい!」
彼女がケイタに殴りかかろうとしたその時。
「ユノア、それは違うんじゃないか?」
彼女の後ろに、分厚い鎧を着た金髪で背が高く堅いのいいの男がいた。
「フェイト! いるなら言いなさいよ!」
「今来たところだ。 それより、見た感じだとそいつはキリスの手先じゃねーぜ! キリスの手先だったら、額に紋章が刻まれてるはずだ。」
その男はフェイトという名前で、体は大きいものの心優しそうな人だった。
「それはそうだけど……、やっぱりこの男怪しい!」
ユノアはそれでもケイタのことを信用できなかった。
「だったら、ギルドに連れて来ればいいじゃねーか? リサに頼めばその男の正体なんてすぐにわかる。」
フェイトは落ち着いた口調で言った。
すると、ユノアは納得の表情を浮かべてに言った。
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