11 / 32
(二)ゼンタイフェチとの出会い
ゼンタイ女とのふれあい(2)
しおりを挟む
アズサさんの身体にゼンタイの生地が張り付いているようだった。それはまるでアズサさんの皮膚そのもののようでもあった。そして触り心地はスベスベとしていた。それを触る度にわたしの頭の中は同じようになりたいという考えで満ち溢れ始めていた。するとアズサさんに手招きしてくれた。
「よかったら来てみない?」
そういって彼女についていった。誘われた私には真理恵もついてきていた。
「大きな声でいえないけど、なんかヤバくないかしら?」
真理恵も恐々であったけど、怖いもの見たさといった体で同行していた。しばらく行くとそこはパレード参加者が集まっているエリアだった。パレードから戻ってきて帰る支度などをしているようだったが、アズサさんが向かった先にはゼンタイを着た男女がウロウロしていた。その中にはテントがあって、どうやらそこで着替えていたようだ。
パレードから戻ってきて時間が経っているのか、着替えて別れの挨拶をしている人もいればゼンタイのままでだべっている人もいた。アズサさんはテントの脇に置かれていたカバンの中から小さな包みを出して私に渡してくれた。それは手袋のようだった。
その手袋は肩までいきそうなぐらい長いものであったが、鮮やかな青色をしていた。
「それはね、ゼンタイと同じ素材の手袋なのよ。あなた手を入れてみて!」
促されるままに、私はその手袋に自分の腕をいれたけど、その瞬間から私の頭の中の何かが変わってしまった。
「よかったら来てみない?」
そういって彼女についていった。誘われた私には真理恵もついてきていた。
「大きな声でいえないけど、なんかヤバくないかしら?」
真理恵も恐々であったけど、怖いもの見たさといった体で同行していた。しばらく行くとそこはパレード参加者が集まっているエリアだった。パレードから戻ってきて帰る支度などをしているようだったが、アズサさんが向かった先にはゼンタイを着た男女がウロウロしていた。その中にはテントがあって、どうやらそこで着替えていたようだ。
パレードから戻ってきて時間が経っているのか、着替えて別れの挨拶をしている人もいればゼンタイのままでだべっている人もいた。アズサさんはテントの脇に置かれていたカバンの中から小さな包みを出して私に渡してくれた。それは手袋のようだった。
その手袋は肩までいきそうなぐらい長いものであったが、鮮やかな青色をしていた。
「それはね、ゼンタイと同じ素材の手袋なのよ。あなた手を入れてみて!」
促されるままに、私はその手袋に自分の腕をいれたけど、その瞬間から私の頭の中の何かが変わってしまった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
13
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる