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第三章・生体装甲に包まれるエリザベート
47.半融合(2)
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「それってつまりは?」
「想像している通りよ! あまり具体的な事は言わないけどね。こう見えても私は王族だから誰もかれも殿方と契りを結ぶのを禁止されているから。まあ処女喪失の痛みよりもキツイという人もいるようだけど」
エリザベートはなんとなく意味がわかった。まあ、そういうことなんだと。思い返せば自分も男を好きになってそんなことをする妄想はしたことはないわけではない。でも具体的に何をするかはせいぜい中学校の保健体育の授業内容以外の事は知らないし、それに特に興味がある方でもなかった。興味といえば武術の方だった。それに悠亮は・・・男として見たことないし、ただの練習相手位しか思っていなかった。
「そうなんですか、シャーミ様」
「ええ、それじゃあ取りあえず裸になって! エリザベート。その服直ぐ脱げるでしょ!」
「ええ?」
「さっき見たでしょう! 甲冑蟲を纏うには裸にならないといけないのよ! それと言っておくけど、最初纏ったらしばらく脱げなくなるわよ! 私も最初に纏った時は一ヶ月甲冑を着たままだったのよ」
「ええ?」
「それはねえ、甲冑蟲を別個の形態になるように進化させるには着用者がある程度能力をつけないといけないのよ。まあ、あなたならすぐ出来るようになるよ。
そうそう、さっき言った通り、最初は痛いよ甲冑蟲に身体を食われるような感覚よ!」
「ええ?」
「まあ、体の中にもさっき見た触手が入り込むのよ。甲冑蟲も初めての相手の場合、手探りで半融合しようとするから、結構大変なのよ。そういえば、あなたさっきから”ええ?”しか言っていないわね。
誰でもそうだけど最初に甲冑蟲を纏う時は本当にどうなるのかわからないわ。私の場合は無断で甲冑騎士になりたくて強引に迷宮に入ったから、訳も分からないうちになったから。取りあえずエリザベート。アテルナと半融合しなさい!」
「ええ? 半融合ってなんなんですか?」
「そうかあ、あなたは甲冑蟲の事教わっていなかったわね。甲冑蟲は古の時代に栄えた文明が生み出した生体装甲なのよ。この世界で生息しているのは全て迷宮のなかに閉じ込められているけど、そうしているのもムヤミヤタラに甲冑蟲を手に入れさせないためなのよ。まあ、わたしは王族なのに無断で甲冑騎士になったけどね」
「それよりも半融合を教えてください!」
「ごめん! ごめん! 半融合ってなにかよね。座学で教えたら時間ばっかりかかるから、とりあえず実践しながら教えてあげた方がいいからね!」
そういってエリザベートが着ていたビキニのようなモノを脱がしたシャーミは形を失ったアテルナを誘導するかのようにしてから、納骨堂の扉の前に立たした。目の前に近づいてきたアテルナを見てエリザベートはハダカで防御する物がないので恐怖を感じていた。
「想像している通りよ! あまり具体的な事は言わないけどね。こう見えても私は王族だから誰もかれも殿方と契りを結ぶのを禁止されているから。まあ処女喪失の痛みよりもキツイという人もいるようだけど」
エリザベートはなんとなく意味がわかった。まあ、そういうことなんだと。思い返せば自分も男を好きになってそんなことをする妄想はしたことはないわけではない。でも具体的に何をするかはせいぜい中学校の保健体育の授業内容以外の事は知らないし、それに特に興味がある方でもなかった。興味といえば武術の方だった。それに悠亮は・・・男として見たことないし、ただの練習相手位しか思っていなかった。
「そうなんですか、シャーミ様」
「ええ、それじゃあ取りあえず裸になって! エリザベート。その服直ぐ脱げるでしょ!」
「ええ?」
「さっき見たでしょう! 甲冑蟲を纏うには裸にならないといけないのよ! それと言っておくけど、最初纏ったらしばらく脱げなくなるわよ! 私も最初に纏った時は一ヶ月甲冑を着たままだったのよ」
「ええ?」
「それはねえ、甲冑蟲を別個の形態になるように進化させるには着用者がある程度能力をつけないといけないのよ。まあ、あなたならすぐ出来るようになるよ。
そうそう、さっき言った通り、最初は痛いよ甲冑蟲に身体を食われるような感覚よ!」
「ええ?」
「まあ、体の中にもさっき見た触手が入り込むのよ。甲冑蟲も初めての相手の場合、手探りで半融合しようとするから、結構大変なのよ。そういえば、あなたさっきから”ええ?”しか言っていないわね。
誰でもそうだけど最初に甲冑蟲を纏う時は本当にどうなるのかわからないわ。私の場合は無断で甲冑騎士になりたくて強引に迷宮に入ったから、訳も分からないうちになったから。取りあえずエリザベート。アテルナと半融合しなさい!」
「ええ? 半融合ってなんなんですか?」
「そうかあ、あなたは甲冑蟲の事教わっていなかったわね。甲冑蟲は古の時代に栄えた文明が生み出した生体装甲なのよ。この世界で生息しているのは全て迷宮のなかに閉じ込められているけど、そうしているのもムヤミヤタラに甲冑蟲を手に入れさせないためなのよ。まあ、わたしは王族なのに無断で甲冑騎士になったけどね」
「それよりも半融合を教えてください!」
「ごめん! ごめん! 半融合ってなにかよね。座学で教えたら時間ばっかりかかるから、とりあえず実践しながら教えてあげた方がいいからね!」
そういってエリザベートが着ていたビキニのようなモノを脱がしたシャーミは形を失ったアテルナを誘導するかのようにしてから、納骨堂の扉の前に立たした。目の前に近づいてきたアテルナを見てエリザベートはハダカで防御する物がないので恐怖を感じていた。
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