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(弐)処女妻の時代
カラスども
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私を取り囲んでいた黒装束たちは不意を突かれたのか次々と倒れた。すっぱりと切り裂かれた黒装束からは黒い羽が見えた。こいつらはカラスどもだった! そしてカラスの頭は何者かと戦っていた。それは深い紺色の装束を着ていてまるで忍者だった。そしてカラスの頭の胸がバッサリと太刀風が切り裂いた。だが、見えたのは銀色の甲冑だった。
「やはり、これぐらいの装備はしているのね」
その声に聞き覚えがあった。
「ほお! それにしたって無用な殺生はしねえはずじゃなかったんじゃないか? 仲間を殺っりやがって」
カラスの頭の声は息が上がっていた。その時防御姿勢をとっていた。
「カラスも仲間を大事に思うんだな! 動けないように打撃を与えただけだから、小一時間ぐらいすれば意識を取り戻すはずだ!」
その声は、桔梗さんだった!
「香織様! 迎えに来るのが遅くなりまして申し訳ございませんでした! カラスどもに先を越されてしまいました。一緒に鳳凰宮の屋敷から脱出しましょう!」
桔梗さんと再会できてうれしかったけど、なぜ得体のしれぬカラスどもと対峙できるのか不思議であった。
「桔梗さん、一緒に行っても良いのですか? それに・・・何者なのですか? 信じていいものなのですか?」
「そういった説明は後でゆっくりしますわ。取りあえずこちらへ!」
私は桔梗さんの背後に回った。そしてカラスの頭を牽制しながら後退りした。その先には車が待っていた。
「さあ、乗ってください! 早く出ましょう!」
私は桔梗さんに促されて乗ったけど、その車は何処に行くのか考えていなかった。だから味方なのかそれとも? といったことを思っていなかった。車は鳳凰宮の敷地内を疾走していったが、半年ぶりに見た斜陽の洋館からは煙が出ていた。
「火事じゃないのよ?」
そう叫んだけど、運転席から声が聞こえた。
「心配しなくても良いですよ。もう消防に通報していますから。それにやったのはカラスどもですし、家人はみんな助け出していますから大丈夫ですよ」
私は一安心した。鳳凰宮の人たちではなく、住み込みで働いている使用人、いや私の同僚が無事だったことに。それに嫁入りして家族として扱ってもらわなかったところに、未練などなかった。
「そうですか。ところでどこに行くのですか? 私の実家はもうありませんし天涯孤独なのですよ? そんな私をどうするのですか?」
私は不安になっていた。助けてもらってもどこかに売り飛ばされるのではないかと心配になったのだ。
「ご心配に及ばないですよ香織様。取りあえず我々のアジトに向います。そこで今後の事を相談いたします。それにうちの桔梗も合流しますから」
運転手はそういうと、夜の街を疾走させていった。
「やはり、これぐらいの装備はしているのね」
その声に聞き覚えがあった。
「ほお! それにしたって無用な殺生はしねえはずじゃなかったんじゃないか? 仲間を殺っりやがって」
カラスの頭の声は息が上がっていた。その時防御姿勢をとっていた。
「カラスも仲間を大事に思うんだな! 動けないように打撃を与えただけだから、小一時間ぐらいすれば意識を取り戻すはずだ!」
その声は、桔梗さんだった!
「香織様! 迎えに来るのが遅くなりまして申し訳ございませんでした! カラスどもに先を越されてしまいました。一緒に鳳凰宮の屋敷から脱出しましょう!」
桔梗さんと再会できてうれしかったけど、なぜ得体のしれぬカラスどもと対峙できるのか不思議であった。
「桔梗さん、一緒に行っても良いのですか? それに・・・何者なのですか? 信じていいものなのですか?」
「そういった説明は後でゆっくりしますわ。取りあえずこちらへ!」
私は桔梗さんの背後に回った。そしてカラスの頭を牽制しながら後退りした。その先には車が待っていた。
「さあ、乗ってください! 早く出ましょう!」
私は桔梗さんに促されて乗ったけど、その車は何処に行くのか考えていなかった。だから味方なのかそれとも? といったことを思っていなかった。車は鳳凰宮の敷地内を疾走していったが、半年ぶりに見た斜陽の洋館からは煙が出ていた。
「火事じゃないのよ?」
そう叫んだけど、運転席から声が聞こえた。
「心配しなくても良いですよ。もう消防に通報していますから。それにやったのはカラスどもですし、家人はみんな助け出していますから大丈夫ですよ」
私は一安心した。鳳凰宮の人たちではなく、住み込みで働いている使用人、いや私の同僚が無事だったことに。それに嫁入りして家族として扱ってもらわなかったところに、未練などなかった。
「そうですか。ところでどこに行くのですか? 私の実家はもうありませんし天涯孤独なのですよ? そんな私をどうするのですか?」
私は不安になっていた。助けてもらってもどこかに売り飛ばされるのではないかと心配になったのだ。
「ご心配に及ばないですよ香織様。取りあえず我々のアジトに向います。そこで今後の事を相談いたします。それにうちの桔梗も合流しますから」
運転手はそういうと、夜の街を疾走させていった。
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