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第六章:インヴァラの白きオオネコとダンジョン
157.変動
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メイファンは各地で不穏な動きがあるのを「筆頭統領の夜食番」として知っていた。実際、仲間が各地に派遣されるようになっているし、当然自分も忙しかった。しかし、アサミとやらの異世界からの転移者の尾行を命じられてからというもの、しばらくはなんて呑気な仕事なんだろうと思っていた。しかし、先日の”元”師匠との対峙で大変な事に巻き込まれていることを思い知らされた。
「叔母様、ダンジョンの住民って一体何者なのですか? 一応ギルドが把握しているところでは、小人とのことだけど?」
メイファンは訝し気に聞いた。ここのダンジョンは遥か昔の鉱山の坑道なので、見るべきものなどないありふれたものでしかなかった。もし依頼などなければ予定すら入る事もなかったところだ。実際、メイファンの最初の予定では、二つの班がここで合流することもなく、アサミたちは御神託の神殿でとある試練を受けてもらうはずだった。そちらが諸般の事情で出来なくなったので、たまたまギルドに依頼された案件で最も簡単そうなものにしたはずだが、トラブルが発生した!
「どうもねえ、小人がうちのエヴァ・エリちゃんを使ってある物を探そうとしている気がするのよ!」
「それって・・・まさか、あの?」
メイファンは記憶の底から思い出したものがあった。このダンジョンの事について。でも、それはなんかの冗談ぐらいにしか思っていなかったが。
「そうねえ、あんたが言いたいことは分かるわよ。わたしも単なる噂の類だと。なんだって、あの財宝ってちゃんとあったはずなんだよね、別の国に。でも、それが偽物だなんていうから・・・探しに来たんかしらん?」
その時、ヒヴァールがエリン公爵の会話に割り込んできた。
「殿下! あのオオネコを使って探せるんですか、その物って? そんな話聞いたことないです!」
「まあ、まあ、ヒヴァール。言いたいことは分かるよ。なんだって、あのエヴァ・エリちゃんは百年近くも生きているから、殆ど役に立たないように見えるけど、昔はさる魔道士が使役していたんですわよ。そんなことは知っているでしょ!」
「そりゃー、知っていますとも。でも昔から言うじゃないですか。駿馬も老いては駄馬にも劣るって。そんな能力ってある様に思いませんけど。お言葉ですが・・・」
そういってヒヴァールは失踪するまでのエヴァ・エリの飼育日誌を確認し始めた。
「叔母様、ダンジョンの住民って一体何者なのですか? 一応ギルドが把握しているところでは、小人とのことだけど?」
メイファンは訝し気に聞いた。ここのダンジョンは遥か昔の鉱山の坑道なので、見るべきものなどないありふれたものでしかなかった。もし依頼などなければ予定すら入る事もなかったところだ。実際、メイファンの最初の予定では、二つの班がここで合流することもなく、アサミたちは御神託の神殿でとある試練を受けてもらうはずだった。そちらが諸般の事情で出来なくなったので、たまたまギルドに依頼された案件で最も簡単そうなものにしたはずだが、トラブルが発生した!
「どうもねえ、小人がうちのエヴァ・エリちゃんを使ってある物を探そうとしている気がするのよ!」
「それって・・・まさか、あの?」
メイファンは記憶の底から思い出したものがあった。このダンジョンの事について。でも、それはなんかの冗談ぐらいにしか思っていなかったが。
「そうねえ、あんたが言いたいことは分かるわよ。わたしも単なる噂の類だと。なんだって、あの財宝ってちゃんとあったはずなんだよね、別の国に。でも、それが偽物だなんていうから・・・探しに来たんかしらん?」
その時、ヒヴァールがエリン公爵の会話に割り込んできた。
「殿下! あのオオネコを使って探せるんですか、その物って? そんな話聞いたことないです!」
「まあ、まあ、ヒヴァール。言いたいことは分かるよ。なんだって、あのエヴァ・エリちゃんは百年近くも生きているから、殆ど役に立たないように見えるけど、昔はさる魔道士が使役していたんですわよ。そんなことは知っているでしょ!」
「そりゃー、知っていますとも。でも昔から言うじゃないですか。駿馬も老いては駄馬にも劣るって。そんな能力ってある様に思いませんけど。お言葉ですが・・・」
そういってヒヴァールは失踪するまでのエヴァ・エリの飼育日誌を確認し始めた。
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