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アシャンの部屋探し!
(17)不気味な物件!
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住んでいる町を散策した事なんて僕にはなかった。散歩が趣味じゃないしそれに興味もなかったからだ。だから今まで住んでいたアパートからほんの数百メートル離れた場所でも、初めて見る風景が広がっていた。渡された地図の方向へは買い物に行くような場所もないから、初見であった。まあ未踏の地といえば格好いいが。
それはともかく、アシャンと僕のお姫様と執事のような滑稽ともいえる二人は怪しげな雰囲気漂う住宅地へと向かっていた。そう感じたのは僕であったが違う事を感じていたのはやっぱりアシャンだった。
「なんか爽快な気分になるわねこの辺りは! まるで皇宮にいた時のようだわ。きっと素敵な場所が近くにあるんだわ!」
アシャンは笑顔だった。そういえばリアル女子でこんなに近くでそんな表情を見たのは初めてだった。なんだって童貞の僕が女の子のそんな素敵な表情を見た事なんてないし、せいぜい見たといえば接客業なんかの女性の営業スマイルだった。そんなスマイルを見たのは生命保険の営業レディぐらいだけど、契約しないと断ったら来なくなったな勤め先には・・・まあブラックな零細企業に営業に来るのが間違っていたんだろうけど。
「そんなに爽快なのか・・・それってどんな意味なんか?」
僕は少し息を切らせながら追いかけていた。やっぱ三十とはいえ運動不足気味の奴にはその坂道もきつく感じていた。
「決まっているじゃないのよ! わたしとあなたの能力をアップできるところなのよ! はやくしたいな、あなたと・・・」
そういってアシャンは少しエッチな表情をしていた。やっぱり・・・僕としたいんのかエッチを! でも童貞なのにどうやって? 知識はないわけではない、あーやって、こーやって、そーかんじて、なんて。でも、正しいのかどうかは知らんけど。なんだって、相手がいないし・・・
そんな時、つまらんことを思い出した! 僕が風俗店に行って女の子に拒否されたと! そんな話をしたのは勤務先の経営者エロ親父(妻子持ち)だったが、そもそも風俗店に行きたくても僅かな給料で行くはずないだろう! と反論したかったが真に受けたのがいた方がショックだった。そんな噂があるなら行けばよかったな、そうすれば童貞卒業して・・・
そんな妄想めいたことを思いつつ地図の場所を目指すといつの間にか鬱蒼とした森の中に入り込んでいた! これっていったい? あとで確認したらそこは周囲を住宅地に囲まれた丘の上になっているところで、そこは雑木林になっているだけのことだった。でも舗装道路が続いているので何かがあるようだった。すると目の前に現れたのは本当に不気味な物件だった。
「わー! 素敵!!」
アシャンは満面の笑みだったが僕は引き気味だった。目の前に現れたのは幽霊屋敷のような石造りの洋館だった。しかも玄関の脇の小さな離れの入り口には悪趣味なオブジェが並んでいた。それはお化け屋敷のようなホラーな雰囲気だった。
そのオブジェは和洋古今東西全て入り混じったカオスなもので、このオブジェを置いた人間の精神状態を疑いたくなるようなものだった。なにせ可愛らしい招き猫から「鉄の処女」と呼ばれる拷問装置(処刑装置かも)やミイラなどだ・一体なんのコンセプトなんだここは?
「このようにしましょうねケイジ!」
そういってアシャンが触ったのは、歓喜天様という夫婦和合の仏様だった。それは男女が抱き合っているのでエッチしている姿にしか見えなかった。でも、なんてリアクションすればいいのかわからないのでスルーしたら、アシャンの唇は少しとんがっていた。
「喫茶・婆伴天聯(ばばてれん)か・・・」
悪趣味な看板に書かれた店名と大家さんから渡された地図の目的地が同じ事であると確認して僕はしばし放心状態になった。まさか部屋もこんな趣味なのか?
それはともかく、アシャンと僕のお姫様と執事のような滑稽ともいえる二人は怪しげな雰囲気漂う住宅地へと向かっていた。そう感じたのは僕であったが違う事を感じていたのはやっぱりアシャンだった。
「なんか爽快な気分になるわねこの辺りは! まるで皇宮にいた時のようだわ。きっと素敵な場所が近くにあるんだわ!」
アシャンは笑顔だった。そういえばリアル女子でこんなに近くでそんな表情を見たのは初めてだった。なんだって童貞の僕が女の子のそんな素敵な表情を見た事なんてないし、せいぜい見たといえば接客業なんかの女性の営業スマイルだった。そんなスマイルを見たのは生命保険の営業レディぐらいだけど、契約しないと断ったら来なくなったな勤め先には・・・まあブラックな零細企業に営業に来るのが間違っていたんだろうけど。
「そんなに爽快なのか・・・それってどんな意味なんか?」
僕は少し息を切らせながら追いかけていた。やっぱ三十とはいえ運動不足気味の奴にはその坂道もきつく感じていた。
「決まっているじゃないのよ! わたしとあなたの能力をアップできるところなのよ! はやくしたいな、あなたと・・・」
そういってアシャンは少しエッチな表情をしていた。やっぱり・・・僕としたいんのかエッチを! でも童貞なのにどうやって? 知識はないわけではない、あーやって、こーやって、そーかんじて、なんて。でも、正しいのかどうかは知らんけど。なんだって、相手がいないし・・・
そんな時、つまらんことを思い出した! 僕が風俗店に行って女の子に拒否されたと! そんな話をしたのは勤務先の経営者エロ親父(妻子持ち)だったが、そもそも風俗店に行きたくても僅かな給料で行くはずないだろう! と反論したかったが真に受けたのがいた方がショックだった。そんな噂があるなら行けばよかったな、そうすれば童貞卒業して・・・
そんな妄想めいたことを思いつつ地図の場所を目指すといつの間にか鬱蒼とした森の中に入り込んでいた! これっていったい? あとで確認したらそこは周囲を住宅地に囲まれた丘の上になっているところで、そこは雑木林になっているだけのことだった。でも舗装道路が続いているので何かがあるようだった。すると目の前に現れたのは本当に不気味な物件だった。
「わー! 素敵!!」
アシャンは満面の笑みだったが僕は引き気味だった。目の前に現れたのは幽霊屋敷のような石造りの洋館だった。しかも玄関の脇の小さな離れの入り口には悪趣味なオブジェが並んでいた。それはお化け屋敷のようなホラーな雰囲気だった。
そのオブジェは和洋古今東西全て入り混じったカオスなもので、このオブジェを置いた人間の精神状態を疑いたくなるようなものだった。なにせ可愛らしい招き猫から「鉄の処女」と呼ばれる拷問装置(処刑装置かも)やミイラなどだ・一体なんのコンセプトなんだここは?
「このようにしましょうねケイジ!」
そういってアシャンが触ったのは、歓喜天様という夫婦和合の仏様だった。それは男女が抱き合っているのでエッチしている姿にしか見えなかった。でも、なんてリアクションすればいいのかわからないのでスルーしたら、アシャンの唇は少しとんがっていた。
「喫茶・婆伴天聯(ばばてれん)か・・・」
悪趣味な看板に書かれた店名と大家さんから渡された地図の目的地が同じ事であると確認して僕はしばし放心状態になった。まさか部屋もこんな趣味なのか?
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