バレンタインデーに捧ぐ

野乱屋

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season4

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バレンタインデー当日

「ご飯はしないし、お風呂にもしない、ましてや私ともさせない」
男「・・・、その台詞って俺が帰ってきた際に『ご飯にする?お風呂にする?』って言うアレだよね?」
女「そうだよ?」
男「ここ、俺の部屋。」
女「知ってる。」
男「そして、貴女が外からやって来た。
いや、訪問してきた。かな?」
女「そうだよ?だから?」
男「その流れだと・・・・」
女「分かったっ!つまり、つなぎの作業着を着た男に『俺とやらないか?』ってことだね?」
男「違うから!そういう趣味無いから!」
女「・・・見たかったな~。」
男「自分の彼氏が男に抱かれてるところを?」
女「ご飯3杯は行けるからね。」
男「忘れてたぁぁっっ!
そういう趣味があったことぉぉぉっっ!」
女「ということで、今年で何度目になるか分からないけど、ハイ、これ。」
男「なにこの茶封筒」
女「何って・・・、バレンタイン?」
男「何故疑問系?でも、今年は前に比べたらマシか。」
毎年の事ながらなにかとチョコレートでネタを仕掛けてくる彼女。
今年は茶封筒だけど『自分で買ってね~。』ってことなのか?
無難であることに間違いはない。
男「さて、いくら入って・・・。
やられた。」
女「期待した?期待しちゃった?
ほんと、面白いね♪」
男「・・・、相変わらずだな。」
女「私がまともにチョコレートを用意すると思った?」
男「・・・、『今年はあるかな?』って淡い期待を持ったのは事実だ。」
女「」
男「でも、今年までかな。」
女「何で?」
男「もう、終わりにしよう。
この関係も、このネタも。」
女「・・・」
男「だからさ、はい、これ。」
女「え、これって?」
男「良いから開けてみて?」
女「う、うん。」

女「・・・、これ空なんだけど。」
男「うん」
女「プロポーズじゃないの?」
男「いいや、単にあげただけ。」
女「・・・、それだけ?」
男「それだけ。」
女「」
男「いやぁ~、本当に楽しいわぁ~。
毎年こうやって楽しんでたわけでしょ?」
女「」
男「ま、来年はどうなることやら。」
女「来年?バレンタインデー企画をやる前にやらなきゃならないことが増えたわ。」
男「うん?何するの?」
女「解体(バラ)すこと。」
男「え?」
女「それじゃ、サヨナラ」
それはどんな笑顔よりも素敵な笑顔だった。















後日談?
女が持ち合わせていた包丁と男の部屋の冷蔵庫の魚を解体したのは言うまでもなかった。

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