48 / 50
48
しおりを挟む
これは、タマ達を飼ってから、正確にはヒィ達を引き取ってから調べて知ったことだが、魔物使いの間でも、育成中のモンスターを捨てることは御法度となっている。
譲渡ならまだしも、明確な意思で持って育成中のモンスターを捨てたと判断されると、それなりのペナルティが課せられる。
五年以上十年以下の懲役。または、七桁くらいする罰金。
もちろん逮捕されて、裁判にかけられて判断される。はず、たぶん。
リリアさんとエリスちゃんの場合は未成年だから、情状酌量くらいは付くかもしれない。
裁判官によっては、引き取った飼い主への飼育費を支払うよう言い渡すこともあるらしい。
あたしの言葉に、リリアさんが動揺をみせた。
その瞬間を、あたしは見逃さない。
「ツグミちゃん!! フェンリルにネズミ捕り!!」
あたしの指示に対して、戸惑ったのはツグミちゃんの前の飼い主であるエリスちゃんだ。
おそらく、そんな技なんてないからだろう。
無いものは覚えられない。
そう、この呼称は技名なんかじゃない。
ウチの猫にネズミ捕りを教わったらしいツグミちゃんがいつの間にかできるようになっていた、芸だ。
もちろん、正式な呼称は別にある。
正式名称【尾毒】、その名の通りツグミちゃんの尻尾の蛇が対象物に噛み付いて毒を体内に流し込んで、動きを封じる技だ。
あの蛇、ネズミを捕食できるのだ。
噛まれないように気をつけたいところである。
あたしの指示に、ツグミちゃんは何倍も体格差のあるフェンリルへ突進し、その背へ飛び乗る。
振り落とそうとするフェンリルの背に、その爪を立ててしがみつき、蛇を噛みつかせた。
すると、ゆっくりゆっくり、フェンリルの動きが鈍っていきやがて倒れて動かなくなってしまった。
ツグミちゃんがあたしの前まで来て、いつかのタマみたいに見えない壁へ頭を擦り付けて、撫でて撫でてとやってくる。
「ツグミちゃん、凄い!
いい子だね!!」
「ピィゆるるる!!」
猫なで声なんて出しやがって可愛い奴め♡︎
いや、実際の猫なで声とは違うけど。でも可愛い甘えた声だ。
と、そこで喉まで出かかっていたことが、わかった。
そうだ、フェンリルだ!
初めてなっちゃんと一緒に討伐依頼を受けた、あの時のことがまるで走馬灯のようにあたしの脳内で駆け巡った。
あとで、ばあちゃんにもお礼言おう。
あたしは、ポケットに忍ばせてある巾着袋を取り出して、いまだ甘えた声を出しているツグミちゃんに見せて、それを実演してみせた。
ツグミちゃんも、そしてヒィも、二匹とも【挑発】が使えたはずだ。
相手の意識を自分に向けさせる、スキル。技。
「ツグミちゃん、ヒィにもこれ教えてこれる?」
「ぴぃーー!!」
「よし、お願いっ!」
ツグミちゃんがヒィの所まで走っていく。
そして、鳴きあって伝え合う。
それらを微笑ましく眺めたあと、あたしはリリアさんを見た。
彼女は怒りに震えていた。
あたしを殺してやるとばかりに、睨んでくる。
「おー、怖い。
リリアさん、美人さんが台無しですよ?」
「馬鹿にしてっ!!」
「あ、馬鹿にされてるって気づくおツムはあるんですね!
さすが、上等種族のエルフだ!
底辺種族の人間なんかとは出来が違いますね!!」
「っ、ドッペルドラゴン!!
そのゴミ共をぶっ殺せ!!」
「あらま、お姫様、いや女王様なのに口が悪いですねぇ。
ヒィ、ツグミちゃん!!
頑張れ!!!!」
あたしの応援、それが合図となって二匹は体格が何倍、何十倍もある双頭竜へ突っ込んでいく。
双頭竜は、突っ込んできた二匹へ火炎吐息をぶちまける。
それをヒィが、ジュースでも飲むように吸い込んで、消失させる。
そして、二匹同時に左右に分かれ、【挑発】を発動させた。
二つの竜の首がそれぞれ別々に、ヒィとツグミちゃんを追いかける。
そして、二匹は上手くやってくれた。
二匹の動きによって、双頭竜の首がまるで巾着袋の紐を結んだかのように交差し、絡まった。
二つの首が互いの首を絞め合って、もがくうちにドラゴンは倒れ、やがて動かなくなった。
ザワついていた主催者さん、他の参加者さん達が沈黙する。
楽しいお祭り騒ぎ、には程遠い空気が漂う中。
それは起こった。
リリアさんが半狂乱になって叫び、こちらへ走ってきたのだ。
あ、見えない壁消えてら。
そして、魔法を、それも攻撃魔法と呼ばれる危ないヤツを発動させてくる。
HAHAHA。妹のより威力低いな。
それに、お母さんの発動と比べると遅い。
ように見えた。
とはいえ、喰らったら怪我しそうだ。
よし、決めた!
あたしはタマを抱いたままジグザグに走りだした。
ああいうのは基本一直線に飛んでくるはずだから、狙いさえ定まらなければどうということはないし。
走りながら、あたしはタマを片手で抱き直す。
そして、すぐにリリアさんの間合いに入った。
「こんなことくらいで、ピーピーぎゃあぎゃあ、うっさいんだよ!
このクソエルフ!!
生き物飼うなら最後まで責任持てや!!!!」
言って、あたしは空けていた方の手で、彼女の胸ぐらを掴んで頭突きを顎に食らわせた。
そして、舌を噛んだか当たり所が悪かったから鼻血が出たのか。
とにかく顔から血を出しながら、彼女は倒れた。
容赦なく、あたしはマリーと喧嘩する時のように馬乗りになる。
そして、もう一度その顔へ今度はビンタを喰らわせたのだった。
あぁ、ダメだ。
もう、我慢できない。
こいつには一度ちゃんと言っておかないとダメだ。
そして、何よりもわからせないとダメだ。
「何がゴミだ!! 何がぶっ殺せだ!!??
ゴミなのはてめえだ!! 仮にも命を管理してるなら軽々しくそんなこと言ってんじゃねーよ!!
おら! 下等種族のニンゲンにマウント取られる気分はどうだ??!!
殴られる気分はどうだ?!
答えてみろや、このクソエルフ!!!!
お前なんかにあの子らをゴミ呼ばわりする資格なんてねぇんだよ!!」
「うる、さい!
お前に何がっ!! ぶっ、ぐえっ!」
彼女には彼女なりの事情があるのだろうが、知ったことか。
それはそれ、これはこれだ。
「あたしが、なに?
ほら、最後まで言ってみろよ、上等種族!!」
「ぐっ、げっ、や、やめ!」
あたしは彼女がなにか声を発する度に、その綺麗な顔を叩いた。
いや、グーで殴った。
殴り続けた。
喧嘩慣れしてない彼女は、ただのサンドバッグもいいところだ。
マリーなら簡単によけて、逆にマウントを取り返してくるし、髪の毛を皮膚ごと千切る勢いで引っ張ってくるところだ。
「良いか? てめぇがあの子たちにやったのはこういうことだ!!
逆らえないあの子たちを、その態度で、行動で殴り続けた!!
傷つけた!!
命に対して責任持てないなら、魔物使いなんて辞めちまえ!!」
途中で、ツグミちゃんとヒィ、そしてタマがあたしを止めようとしてくるが、あたしは脇に座っているよう言って、大人しくさせた。
この言霊使い便利だ。
ある程度のところで、
「はい、ココロ。もうそこでお終い。
ね?
あとはばあちゃんがやるから。お仕置は同じエルフのばあちゃんがやるから、ね?」
ばあちゃんに止められた。
「……はー、わかったよ」
と、そこで気づいた。
これ、キャラメイクしてるから、画面の向こうからだと幼女声のおっさんがエルフの美少女をぶん殴ってるように見えるはずだ。
「手、痛かったでしょ?
ほら、見せて」
「べつに、平気」
言われて見れば、手の甲が裂けて血が滲んでいた。
それをばあちゃんが、魔法で治してくれた。
譲渡ならまだしも、明確な意思で持って育成中のモンスターを捨てたと判断されると、それなりのペナルティが課せられる。
五年以上十年以下の懲役。または、七桁くらいする罰金。
もちろん逮捕されて、裁判にかけられて判断される。はず、たぶん。
リリアさんとエリスちゃんの場合は未成年だから、情状酌量くらいは付くかもしれない。
裁判官によっては、引き取った飼い主への飼育費を支払うよう言い渡すこともあるらしい。
あたしの言葉に、リリアさんが動揺をみせた。
その瞬間を、あたしは見逃さない。
「ツグミちゃん!! フェンリルにネズミ捕り!!」
あたしの指示に対して、戸惑ったのはツグミちゃんの前の飼い主であるエリスちゃんだ。
おそらく、そんな技なんてないからだろう。
無いものは覚えられない。
そう、この呼称は技名なんかじゃない。
ウチの猫にネズミ捕りを教わったらしいツグミちゃんがいつの間にかできるようになっていた、芸だ。
もちろん、正式な呼称は別にある。
正式名称【尾毒】、その名の通りツグミちゃんの尻尾の蛇が対象物に噛み付いて毒を体内に流し込んで、動きを封じる技だ。
あの蛇、ネズミを捕食できるのだ。
噛まれないように気をつけたいところである。
あたしの指示に、ツグミちゃんは何倍も体格差のあるフェンリルへ突進し、その背へ飛び乗る。
振り落とそうとするフェンリルの背に、その爪を立ててしがみつき、蛇を噛みつかせた。
すると、ゆっくりゆっくり、フェンリルの動きが鈍っていきやがて倒れて動かなくなってしまった。
ツグミちゃんがあたしの前まで来て、いつかのタマみたいに見えない壁へ頭を擦り付けて、撫でて撫でてとやってくる。
「ツグミちゃん、凄い!
いい子だね!!」
「ピィゆるるる!!」
猫なで声なんて出しやがって可愛い奴め♡︎
いや、実際の猫なで声とは違うけど。でも可愛い甘えた声だ。
と、そこで喉まで出かかっていたことが、わかった。
そうだ、フェンリルだ!
初めてなっちゃんと一緒に討伐依頼を受けた、あの時のことがまるで走馬灯のようにあたしの脳内で駆け巡った。
あとで、ばあちゃんにもお礼言おう。
あたしは、ポケットに忍ばせてある巾着袋を取り出して、いまだ甘えた声を出しているツグミちゃんに見せて、それを実演してみせた。
ツグミちゃんも、そしてヒィも、二匹とも【挑発】が使えたはずだ。
相手の意識を自分に向けさせる、スキル。技。
「ツグミちゃん、ヒィにもこれ教えてこれる?」
「ぴぃーー!!」
「よし、お願いっ!」
ツグミちゃんがヒィの所まで走っていく。
そして、鳴きあって伝え合う。
それらを微笑ましく眺めたあと、あたしはリリアさんを見た。
彼女は怒りに震えていた。
あたしを殺してやるとばかりに、睨んでくる。
「おー、怖い。
リリアさん、美人さんが台無しですよ?」
「馬鹿にしてっ!!」
「あ、馬鹿にされてるって気づくおツムはあるんですね!
さすが、上等種族のエルフだ!
底辺種族の人間なんかとは出来が違いますね!!」
「っ、ドッペルドラゴン!!
そのゴミ共をぶっ殺せ!!」
「あらま、お姫様、いや女王様なのに口が悪いですねぇ。
ヒィ、ツグミちゃん!!
頑張れ!!!!」
あたしの応援、それが合図となって二匹は体格が何倍、何十倍もある双頭竜へ突っ込んでいく。
双頭竜は、突っ込んできた二匹へ火炎吐息をぶちまける。
それをヒィが、ジュースでも飲むように吸い込んで、消失させる。
そして、二匹同時に左右に分かれ、【挑発】を発動させた。
二つの竜の首がそれぞれ別々に、ヒィとツグミちゃんを追いかける。
そして、二匹は上手くやってくれた。
二匹の動きによって、双頭竜の首がまるで巾着袋の紐を結んだかのように交差し、絡まった。
二つの首が互いの首を絞め合って、もがくうちにドラゴンは倒れ、やがて動かなくなった。
ザワついていた主催者さん、他の参加者さん達が沈黙する。
楽しいお祭り騒ぎ、には程遠い空気が漂う中。
それは起こった。
リリアさんが半狂乱になって叫び、こちらへ走ってきたのだ。
あ、見えない壁消えてら。
そして、魔法を、それも攻撃魔法と呼ばれる危ないヤツを発動させてくる。
HAHAHA。妹のより威力低いな。
それに、お母さんの発動と比べると遅い。
ように見えた。
とはいえ、喰らったら怪我しそうだ。
よし、決めた!
あたしはタマを抱いたままジグザグに走りだした。
ああいうのは基本一直線に飛んでくるはずだから、狙いさえ定まらなければどうということはないし。
走りながら、あたしはタマを片手で抱き直す。
そして、すぐにリリアさんの間合いに入った。
「こんなことくらいで、ピーピーぎゃあぎゃあ、うっさいんだよ!
このクソエルフ!!
生き物飼うなら最後まで責任持てや!!!!」
言って、あたしは空けていた方の手で、彼女の胸ぐらを掴んで頭突きを顎に食らわせた。
そして、舌を噛んだか当たり所が悪かったから鼻血が出たのか。
とにかく顔から血を出しながら、彼女は倒れた。
容赦なく、あたしはマリーと喧嘩する時のように馬乗りになる。
そして、もう一度その顔へ今度はビンタを喰らわせたのだった。
あぁ、ダメだ。
もう、我慢できない。
こいつには一度ちゃんと言っておかないとダメだ。
そして、何よりもわからせないとダメだ。
「何がゴミだ!! 何がぶっ殺せだ!!??
ゴミなのはてめえだ!! 仮にも命を管理してるなら軽々しくそんなこと言ってんじゃねーよ!!
おら! 下等種族のニンゲンにマウント取られる気分はどうだ??!!
殴られる気分はどうだ?!
答えてみろや、このクソエルフ!!!!
お前なんかにあの子らをゴミ呼ばわりする資格なんてねぇんだよ!!」
「うる、さい!
お前に何がっ!! ぶっ、ぐえっ!」
彼女には彼女なりの事情があるのだろうが、知ったことか。
それはそれ、これはこれだ。
「あたしが、なに?
ほら、最後まで言ってみろよ、上等種族!!」
「ぐっ、げっ、や、やめ!」
あたしは彼女がなにか声を発する度に、その綺麗な顔を叩いた。
いや、グーで殴った。
殴り続けた。
喧嘩慣れしてない彼女は、ただのサンドバッグもいいところだ。
マリーなら簡単によけて、逆にマウントを取り返してくるし、髪の毛を皮膚ごと千切る勢いで引っ張ってくるところだ。
「良いか? てめぇがあの子たちにやったのはこういうことだ!!
逆らえないあの子たちを、その態度で、行動で殴り続けた!!
傷つけた!!
命に対して責任持てないなら、魔物使いなんて辞めちまえ!!」
途中で、ツグミちゃんとヒィ、そしてタマがあたしを止めようとしてくるが、あたしは脇に座っているよう言って、大人しくさせた。
この言霊使い便利だ。
ある程度のところで、
「はい、ココロ。もうそこでお終い。
ね?
あとはばあちゃんがやるから。お仕置は同じエルフのばあちゃんがやるから、ね?」
ばあちゃんに止められた。
「……はー、わかったよ」
と、そこで気づいた。
これ、キャラメイクしてるから、画面の向こうからだと幼女声のおっさんがエルフの美少女をぶん殴ってるように見えるはずだ。
「手、痛かったでしょ?
ほら、見せて」
「べつに、平気」
言われて見れば、手の甲が裂けて血が滲んでいた。
それをばあちゃんが、魔法で治してくれた。
10
あなたにおすすめの小説
記憶なし、魔力ゼロのおっさんファンタジー
コーヒー微糖派
ファンタジー
勇者と魔王の戦いの舞台となっていた、"ルクガイア王国"
その戦いは多くの犠牲を払った激戦の末に勇者達、人類の勝利となった。
そんなところに現れた一人の中年男性。
記憶もなく、魔力もゼロ。
自分の名前も分からないおっさんとその仲間たちが織り成すファンタジー……っぽい物語。
記憶喪失だが、腕っぷしだけは強い中年主人公。同じく魔力ゼロとなってしまった元魔法使い。時々訪れる恋模様。やたらと癖の強い盗賊団を始めとする人々と紡がれる絆。
その先に待っているのは"失われた過去"か、"新たなる未来"か。
◆◆◆
元々は私が昔に自作ゲームのシナリオとして考えていたものを文章に起こしたものです。
小説完全初心者ですが、よろしくお願いします。
※なお、この物語に出てくる格闘用語についてはあくまでフィクションです。
表紙画像は草食動物様に作成していただきました。この場を借りて感謝いたします。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる