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本編
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「なるほど、そういう事ね。」
大体話は分かったつまり、俺たちにはRPGさながら魔王を倒す旅に出てほしい、とこの人達は言っているわけだ。
「魔王を討伐していただければお望みのものはなんでも差し上げる所存です。」
この言葉に四人は同時にピクッと反応した。
「なん」
「でも?」
望みは早かった、迷うこともなく即答であった。
「美人のお姉さんを!!」
「バカやろう!折角異世界的なところにきたんだ!もっとあるだろメイド獣人美少女とか!女神とか!ゴスロリとか!」
「今の候補聞くとお前がロリコンにしか見えなくなるが、確かに...ならば!ハーフエルフの美人を!」
「では俺は俺専属の妹感満載のかわいい娘を!」
「ポニーテールのお姉さん騎士を」
今のでどれほどこの4人が女に飢えているか、そしてどんな趣味をしているのかこの場にいる全員に筒抜けになった。
「か、構いませんよ!魔王を討伐していただけるならば!」
「魔王?そんなもの今の俺達の敵ではないな」
「全くだ、クズ同然だ」
「絶対ぶっ潰す」
「メイドとゴスロリは俺のものだ!お前ら、今から出発するぞ!」
3人は呼吸ピッタリに頷いた。
「っ!?今からですか!?」
「おう!聞きたいことがあるんだけど、ここから一番近くの一番大きな街はどこかな?」
「ちょっと待って下さい!もっとゆっくり」
「していられない!」
「てんちゃんの言うとおりだぜ、聞いたところ悪魔達も今準備がどうとかこうとか言ったんだろ?それは、逆に今は弱ってる状態な訳だ。」
「それに、帰る方法も探さないと...」
「確かにそうですが」
「ここから東に行きますとロウデンタークという街がございます。」
「オットー!」
「ネロ様、彼らにお任せしましょう」
「しかし、」
「ありがとうなオットーさん!後は移動手段なんだけど、」
「こういう時代じゃ馬とかか?」
「問題ないな」
「では少しでも私の兵を!」
「必要ない」
「では、私がお供します!」
「姫様!?それは私共が承知できませぬ姫様なしで国をどうするおつもりですか!それに護衛の者も連れずに」
「国はオットー、お前に任せよう。護衛は必要ないここには勇者様がいるのだからな」
「しかし、」
「馬の準備をしなさい!目指すは東の街ロウデンタークです」
◆◇◆
「空が青いなぁ」
馬車には屋根が付いておらず仰向けに寝てみればどこまでも透き通るような色をした空が一望できる。
「まだ着かないのか?」
「王都を出て結構来たけどな」
「あれかな」
菅の言ったとおり塀と門が見える。
「あれがロウデンタークです。あの街はひとりの領主が経済を生計しているとの事です。」
「へぇ、じゃあその領主さんと話させてもらえれば情報収集とかできそうだな」
門の目の前まで来た。門兵が馬車をとめた。
「すみませんが馬車の中を拝見させていただきます。中は積み荷ですか?」
「いえ、我々は旅人です。中には連れの者が乗っています。」
「そうですか」
ネロが自分の正体を明かさないのは恐らく、一国の王が目の前にいることがわかると面倒な事になりかねないからだろう。
門兵が中を覗き込む、ひとりひとりの顔を確認していくとユージンの顔を見るなり驚いた表情を見せた。
「ブラウス様!?一体どちらへ行かれていたのです?!おい!ブラウス様がお戻りになられたと早く街の人々に伝えるんだ!」
「は?へ?え?」
ユージンは混乱どころの話ではなかった。だが、
「すみませんね、僕記憶喪失なもので」
落ち着いてそう言葉を言い放った。
◆◇◆
「ひょえーここが俺んちか」
どうやら俺達はこの世界に召喚されたんじゃなくて、意識が入れ替わったらしい。つまり、この身体の主はこの街の領主ということになる。今は周囲に怪しまれないように記憶喪失という扱いをさせてもらっているが、屋敷の中から眼鏡をかけた黒髪のメイドが出てきた。
「主様!一体どちらへ行かれていたのです?!」
それ、さっきも聞かれました。
◆◇◆
「そんな、記憶喪失だなんて」
「あの、失礼だけどあなたは?」
「私、このお屋敷にメイド長として勤めさせていただいております。ドルレインと申します。」
「えっと、じゃあドルレインさん?」
「さん付けなどお止めください。むしろ、私は主様に飼われてる身、私など呼び捨てしていただいて構いません。」
「えー、じゃあドルレイン」
「はい、主様」
「あの、僕は一体どういう人だったのかな?」
ドキドキしながら聞いてみた、まさかこんな所にきてまで引きこもりはありえないだろうと思いながら。
「とても慈悲深き御方ですよ。なぜなら...」
話が終わる前にガチャとドアの開く音がした。
「ご主人様ー!」
「ご主人!」
「ご主人様!」
とゾロゾロと約50名程ドアの向こうから可愛らしいメイド姿の女の子やら、もしかしたら自分より年上の美人のメイドやらが来て、ユージンを見るなり抱きついて来た。
「なにこれぇ!?」
「彼女らは私同様主様に飼っていただいている者達です」
それを聞いた4人はユージンから少し距離を置いた。焦ったユージンは事情を聞こうと思った。
「そういえば飼っているというのはどういう事?」
「彼女らはかつて、西の街サルベージの貧民街出身の者や奴隷として他国へ売り飛ばされそうになった者達、そしてこの国は人間以外の種族には差別がありますその差別の対象になり、街を追い出されたりした者達です。」
「そうなんだ」
「でも、なんで女しかいないんだ?」
「もちろん男性貧民も主様は慈悲をかけて下さいました。ただ、主様の目的はこの貧民出身の者達をちゃんとした職につかせる事です。ですが、今の時代女性のなれる仕事は限られてきます、汚れ仕事を女性にさせられない、という主様の慈悲深さでここでこの者達は働いているのです。」
「なるほど、リアルとは全然ちげーな」
「うるせえ」
「ご主人様!今までどちらにいっておられたのです?」
「こら!ベル!主様は長旅でお疲れなのよ!あなた達も早く離れなさい、主様が困っているでしょう?」
そう、ドルレインが言うと口をそろえてメイド達が「えぇー」と言ったのを見て透をはじめた3人はうらやましく思っていた。
「いやですー、あ、もしかしてドルレイン様嫉妬してるの?」
「ベ、ベルちゃん?」
「はい!今ちゃん付けで呼んでくれました!?もっかい!もっかい!呼んで下さい!」
「いや、あのその」
遂に透と天井は我慢しきれなくなった。
「おい!ユージン!この野郎!俺達を差し置いてそんな、自分だけそんな、」
「全くだ!見損なったぞ!ユージン!ほら!菅も何か言ってやれ!」
そういって天井が菅野の方に目をやると菅野はもはやメイド達のおもちゃになっていた。
「へー、魔導師様なのですね?」
「どんな魔法をお使いになられるのですか?」
「ちっちゃくてかわいー」
それに、菅野は一言
「助けてくれ」
そこに、主人のを散々に言われたメイドが透達に罵声を浴びせた。
「ちょっと、あんた達ご主人様に無礼でしょ!!」
「そうよ!」
「みて!あの大男私達を狙ってる目をしているわ!」
「あっちの髪の長い男なんてほら!あの目つきはやばいわよ!」
「全部きこえてるからね?!」
「聞こえる様にいってるのよ!」
「あの、ベルちゃん?」
「きゃー!またちゃん付けで呼んでもらっちゃった」
とにかく話題を変えようと思った。
「いや、その可愛い名前だね~」
「え?」
「主様、この者達の名は全員主様の付けた名です」
「そうなの!?」
なんとか、このメイド達には記憶喪失の事は黙っておきたいと思っていたので、ばれてしまったかと焦った。
「ご主人様変なの」
「だよね!なんか変だね!今日の俺!」
「ご主人様~私ともじゃれてください~」
「変態みたいな声出してんじゃないわよ、アリス」
「うるさい子ね~あなただけのご主人様じゃないのよ~?ね?マル?」
「そうね、ぶっちゃけ私もご主人様の膝に乗ってあんな事やそんな事を」
「いや~皆可愛いね~」ユージンは気持ち悪い程にデレデレしている。
「聞いたかしら?あんた達!ご主人様が私の事を可愛いと言ってくれたわ。私の事を!」
「あら~、皆って言ったのが聞こえなかったのかしら~?」
「この際だ、ご主人様の前で決着を着ける。」
その場にいたメイド全員がおもむろに武器を出した。
「やめなさいやめなさい!なんなの!?ドルレイン!なんか、この子達すんごく物騒なんだけど!!?」
「主様が女でも自分の身は自分で守れるようにと」
「そうなの!?と、とにかく落ち着いて!」
この一言でメイド達は構えた武器をおろした。
「命拾いしたわね」
「ふふふ~ご主人様の夜使いもできないくせして~随分大きくでましたね~」
「それなら私が一番」
「だったら今夜勝負よ!」
「やめよう!それはやめよう!俺がもたないから!」
場が一旦落ち着いたところでユージンは気になることを聞いてみた。
「あのさ、ドルレイン」
「なんでございますか?」
「一体どれくらいのメイドがいるんだ?」
「はい、約500名ほどかと」
ここにいる数の十倍だ。
「まじかよ」
驚きでユージンは呂律が回らなかった、まさに舌を巻くとはこのことだと悟ったユージンであった。
大体話は分かったつまり、俺たちにはRPGさながら魔王を倒す旅に出てほしい、とこの人達は言っているわけだ。
「魔王を討伐していただければお望みのものはなんでも差し上げる所存です。」
この言葉に四人は同時にピクッと反応した。
「なん」
「でも?」
望みは早かった、迷うこともなく即答であった。
「美人のお姉さんを!!」
「バカやろう!折角異世界的なところにきたんだ!もっとあるだろメイド獣人美少女とか!女神とか!ゴスロリとか!」
「今の候補聞くとお前がロリコンにしか見えなくなるが、確かに...ならば!ハーフエルフの美人を!」
「では俺は俺専属の妹感満載のかわいい娘を!」
「ポニーテールのお姉さん騎士を」
今のでどれほどこの4人が女に飢えているか、そしてどんな趣味をしているのかこの場にいる全員に筒抜けになった。
「か、構いませんよ!魔王を討伐していただけるならば!」
「魔王?そんなもの今の俺達の敵ではないな」
「全くだ、クズ同然だ」
「絶対ぶっ潰す」
「メイドとゴスロリは俺のものだ!お前ら、今から出発するぞ!」
3人は呼吸ピッタリに頷いた。
「っ!?今からですか!?」
「おう!聞きたいことがあるんだけど、ここから一番近くの一番大きな街はどこかな?」
「ちょっと待って下さい!もっとゆっくり」
「していられない!」
「てんちゃんの言うとおりだぜ、聞いたところ悪魔達も今準備がどうとかこうとか言ったんだろ?それは、逆に今は弱ってる状態な訳だ。」
「それに、帰る方法も探さないと...」
「確かにそうですが」
「ここから東に行きますとロウデンタークという街がございます。」
「オットー!」
「ネロ様、彼らにお任せしましょう」
「しかし、」
「ありがとうなオットーさん!後は移動手段なんだけど、」
「こういう時代じゃ馬とかか?」
「問題ないな」
「では少しでも私の兵を!」
「必要ない」
「では、私がお供します!」
「姫様!?それは私共が承知できませぬ姫様なしで国をどうするおつもりですか!それに護衛の者も連れずに」
「国はオットー、お前に任せよう。護衛は必要ないここには勇者様がいるのだからな」
「しかし、」
「馬の準備をしなさい!目指すは東の街ロウデンタークです」
◆◇◆
「空が青いなぁ」
馬車には屋根が付いておらず仰向けに寝てみればどこまでも透き通るような色をした空が一望できる。
「まだ着かないのか?」
「王都を出て結構来たけどな」
「あれかな」
菅の言ったとおり塀と門が見える。
「あれがロウデンタークです。あの街はひとりの領主が経済を生計しているとの事です。」
「へぇ、じゃあその領主さんと話させてもらえれば情報収集とかできそうだな」
門の目の前まで来た。門兵が馬車をとめた。
「すみませんが馬車の中を拝見させていただきます。中は積み荷ですか?」
「いえ、我々は旅人です。中には連れの者が乗っています。」
「そうですか」
ネロが自分の正体を明かさないのは恐らく、一国の王が目の前にいることがわかると面倒な事になりかねないからだろう。
門兵が中を覗き込む、ひとりひとりの顔を確認していくとユージンの顔を見るなり驚いた表情を見せた。
「ブラウス様!?一体どちらへ行かれていたのです?!おい!ブラウス様がお戻りになられたと早く街の人々に伝えるんだ!」
「は?へ?え?」
ユージンは混乱どころの話ではなかった。だが、
「すみませんね、僕記憶喪失なもので」
落ち着いてそう言葉を言い放った。
◆◇◆
「ひょえーここが俺んちか」
どうやら俺達はこの世界に召喚されたんじゃなくて、意識が入れ替わったらしい。つまり、この身体の主はこの街の領主ということになる。今は周囲に怪しまれないように記憶喪失という扱いをさせてもらっているが、屋敷の中から眼鏡をかけた黒髪のメイドが出てきた。
「主様!一体どちらへ行かれていたのです?!」
それ、さっきも聞かれました。
◆◇◆
「そんな、記憶喪失だなんて」
「あの、失礼だけどあなたは?」
「私、このお屋敷にメイド長として勤めさせていただいております。ドルレインと申します。」
「えっと、じゃあドルレインさん?」
「さん付けなどお止めください。むしろ、私は主様に飼われてる身、私など呼び捨てしていただいて構いません。」
「えー、じゃあドルレイン」
「はい、主様」
「あの、僕は一体どういう人だったのかな?」
ドキドキしながら聞いてみた、まさかこんな所にきてまで引きこもりはありえないだろうと思いながら。
「とても慈悲深き御方ですよ。なぜなら...」
話が終わる前にガチャとドアの開く音がした。
「ご主人様ー!」
「ご主人!」
「ご主人様!」
とゾロゾロと約50名程ドアの向こうから可愛らしいメイド姿の女の子やら、もしかしたら自分より年上の美人のメイドやらが来て、ユージンを見るなり抱きついて来た。
「なにこれぇ!?」
「彼女らは私同様主様に飼っていただいている者達です」
それを聞いた4人はユージンから少し距離を置いた。焦ったユージンは事情を聞こうと思った。
「そういえば飼っているというのはどういう事?」
「彼女らはかつて、西の街サルベージの貧民街出身の者や奴隷として他国へ売り飛ばされそうになった者達、そしてこの国は人間以外の種族には差別がありますその差別の対象になり、街を追い出されたりした者達です。」
「そうなんだ」
「でも、なんで女しかいないんだ?」
「もちろん男性貧民も主様は慈悲をかけて下さいました。ただ、主様の目的はこの貧民出身の者達をちゃんとした職につかせる事です。ですが、今の時代女性のなれる仕事は限られてきます、汚れ仕事を女性にさせられない、という主様の慈悲深さでここでこの者達は働いているのです。」
「なるほど、リアルとは全然ちげーな」
「うるせえ」
「ご主人様!今までどちらにいっておられたのです?」
「こら!ベル!主様は長旅でお疲れなのよ!あなた達も早く離れなさい、主様が困っているでしょう?」
そう、ドルレインが言うと口をそろえてメイド達が「えぇー」と言ったのを見て透をはじめた3人はうらやましく思っていた。
「いやですー、あ、もしかしてドルレイン様嫉妬してるの?」
「ベ、ベルちゃん?」
「はい!今ちゃん付けで呼んでくれました!?もっかい!もっかい!呼んで下さい!」
「いや、あのその」
遂に透と天井は我慢しきれなくなった。
「おい!ユージン!この野郎!俺達を差し置いてそんな、自分だけそんな、」
「全くだ!見損なったぞ!ユージン!ほら!菅も何か言ってやれ!」
そういって天井が菅野の方に目をやると菅野はもはやメイド達のおもちゃになっていた。
「へー、魔導師様なのですね?」
「どんな魔法をお使いになられるのですか?」
「ちっちゃくてかわいー」
それに、菅野は一言
「助けてくれ」
そこに、主人のを散々に言われたメイドが透達に罵声を浴びせた。
「ちょっと、あんた達ご主人様に無礼でしょ!!」
「そうよ!」
「みて!あの大男私達を狙ってる目をしているわ!」
「あっちの髪の長い男なんてほら!あの目つきはやばいわよ!」
「全部きこえてるからね?!」
「聞こえる様にいってるのよ!」
「あの、ベルちゃん?」
「きゃー!またちゃん付けで呼んでもらっちゃった」
とにかく話題を変えようと思った。
「いや、その可愛い名前だね~」
「え?」
「主様、この者達の名は全員主様の付けた名です」
「そうなの!?」
なんとか、このメイド達には記憶喪失の事は黙っておきたいと思っていたので、ばれてしまったかと焦った。
「ご主人様変なの」
「だよね!なんか変だね!今日の俺!」
「ご主人様~私ともじゃれてください~」
「変態みたいな声出してんじゃないわよ、アリス」
「うるさい子ね~あなただけのご主人様じゃないのよ~?ね?マル?」
「そうね、ぶっちゃけ私もご主人様の膝に乗ってあんな事やそんな事を」
「いや~皆可愛いね~」ユージンは気持ち悪い程にデレデレしている。
「聞いたかしら?あんた達!ご主人様が私の事を可愛いと言ってくれたわ。私の事を!」
「あら~、皆って言ったのが聞こえなかったのかしら~?」
「この際だ、ご主人様の前で決着を着ける。」
その場にいたメイド全員がおもむろに武器を出した。
「やめなさいやめなさい!なんなの!?ドルレイン!なんか、この子達すんごく物騒なんだけど!!?」
「主様が女でも自分の身は自分で守れるようにと」
「そうなの!?と、とにかく落ち着いて!」
この一言でメイド達は構えた武器をおろした。
「命拾いしたわね」
「ふふふ~ご主人様の夜使いもできないくせして~随分大きくでましたね~」
「それなら私が一番」
「だったら今夜勝負よ!」
「やめよう!それはやめよう!俺がもたないから!」
場が一旦落ち着いたところでユージンは気になることを聞いてみた。
「あのさ、ドルレイン」
「なんでございますか?」
「一体どれくらいのメイドがいるんだ?」
「はい、約500名ほどかと」
ここにいる数の十倍だ。
「まじかよ」
驚きでユージンは呂律が回らなかった、まさに舌を巻くとはこのことだと悟ったユージンであった。
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