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本編
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「はあぁぁあ!」
イトエラの剣がユージンを切りつけようとするが、刃が当たる瞬間に避けられてしまう。
「まさかローマ軍にもこれほどの者がいたとはぬかったな。だが...」
次の瞬間ユージンの腕に熱さが伝わってきた。
「なにっ...!」
見ると傷は浅いが確かに切られていた。
「これは...」
「カマイタチというやつデスよ。ソレが彼女の魔法デス。」
「正確には風を操っている。」
「面倒な魔法だ。(ここは一度距離をとるか…)」
ユージンは大きな岩の陰に隠れた。
「一体なんのつもりだ?そんなところに隠れたところで状況は変わらんぞ?次、貴様が顔を見せた瞬間、斬りつける。」
そして岩の陰から何かが飛び出した。宣言通りイトエラは迷わずそれを斬りつけた。しかし飛び出したのはただの鳥だった。
「鳥だと?」
次の瞬間鳥を斬ったようにイトエラがなにかに斬られていた。
「ぐぁっ!」
「《ゴールド・エクスペリエンス》!」
改めて岩から顔を出したユージンの背後には人型をした金のスタンドがいた。
「ゴールド・エクスペリエンスの能力は物を動物に変え、それを攻撃した相手を同じように攻撃する。今俺が鳥に変えた石をお前が攻撃したから攻撃は全てお前に返る。」
「イトエラ!」
「くそっ、大丈夫だ。」
ふと谷の下を見るともう既に両軍が戦闘態勢を備えているところだった。
「あちゃーまずいなこりゃ」
◆◇◆
「敵は6人、こっちも6人...」
「しかし、悪魔とまさか手合わせする時がくるとは」
「そうこう言ってるうちに来たみたいだね。」
菅達がいる場所はユージンがいる場所から少し離れているがやはり岩がゴツゴツとした谷になっていた。岩の隙間から六つの影が確認できた。
「凄い威圧感、立ってるだけで押し潰されそう。」
「無理はしなくていいです。ここから先に行かせなければ…皆さん、期待しています。」
「了解した。ブラウス様のために。」
「ご期待に添えるよう頑張ろう。」
◆◇◆
「うおおおおお!」
「ぐっ...(どうする、どうする、どうやってこの大量の兵士を止める?)」
「もらった!」
背後からイトエラが近づき剣を力一杯振るが、簡単によけられてしまう。
「余所見ばかりとはいい度胸だ!」
「お、そうだ!」
突然ユージンの動きが止まった、
「悪いけどあんたらとの相手はここまでにさせてもらう。《虚化》」
対抗戦の際ユージンが見せたものだった。白い仮面を身に付け、イトエラの方へ向き直る。
「なんデスか?!この重い、暗い魔力は...」
「奴の魔力、どんどん上がっていくのがわかる...あの白い仮面は一体...(いかん、寒気が、震えが止まらん。)」
「...イクゾ...」
身構えた瞬間、ドンッという音と共に意識が遠のいていった。倒れていく時隣を見るとムーサも同じように何が起きたのかわからないという様子だった。一方、ユージンは2人の背後に回って白い仮面を取った。
「峰...打ち...だと?」
「俺は人殺しにはなりたくないんでね。」
そして改めて谷の下を見た、既に両軍の戦闘は始まってしまっている。しかし、ユージンには策があった。できるだけ近づくために戦場の中央の上にまで行った。
「ふぅー、できるかな…」
一度深く深呼吸をし、呼吸を整えた。
「《覇王色の覇気》!」
次の瞬間、怒声や剣を交えていた金属音が消え、しばし静寂が流れた。そして、戦闘をしていたハズの両軍の兵士達が次々に倒れていった。
「こんなもんか?」
イトエラの剣がユージンを切りつけようとするが、刃が当たる瞬間に避けられてしまう。
「まさかローマ軍にもこれほどの者がいたとはぬかったな。だが...」
次の瞬間ユージンの腕に熱さが伝わってきた。
「なにっ...!」
見ると傷は浅いが確かに切られていた。
「これは...」
「カマイタチというやつデスよ。ソレが彼女の魔法デス。」
「正確には風を操っている。」
「面倒な魔法だ。(ここは一度距離をとるか…)」
ユージンは大きな岩の陰に隠れた。
「一体なんのつもりだ?そんなところに隠れたところで状況は変わらんぞ?次、貴様が顔を見せた瞬間、斬りつける。」
そして岩の陰から何かが飛び出した。宣言通りイトエラは迷わずそれを斬りつけた。しかし飛び出したのはただの鳥だった。
「鳥だと?」
次の瞬間鳥を斬ったようにイトエラがなにかに斬られていた。
「ぐぁっ!」
「《ゴールド・エクスペリエンス》!」
改めて岩から顔を出したユージンの背後には人型をした金のスタンドがいた。
「ゴールド・エクスペリエンスの能力は物を動物に変え、それを攻撃した相手を同じように攻撃する。今俺が鳥に変えた石をお前が攻撃したから攻撃は全てお前に返る。」
「イトエラ!」
「くそっ、大丈夫だ。」
ふと谷の下を見るともう既に両軍が戦闘態勢を備えているところだった。
「あちゃーまずいなこりゃ」
◆◇◆
「敵は6人、こっちも6人...」
「しかし、悪魔とまさか手合わせする時がくるとは」
「そうこう言ってるうちに来たみたいだね。」
菅達がいる場所はユージンがいる場所から少し離れているがやはり岩がゴツゴツとした谷になっていた。岩の隙間から六つの影が確認できた。
「凄い威圧感、立ってるだけで押し潰されそう。」
「無理はしなくていいです。ここから先に行かせなければ…皆さん、期待しています。」
「了解した。ブラウス様のために。」
「ご期待に添えるよう頑張ろう。」
◆◇◆
「うおおおおお!」
「ぐっ...(どうする、どうする、どうやってこの大量の兵士を止める?)」
「もらった!」
背後からイトエラが近づき剣を力一杯振るが、簡単によけられてしまう。
「余所見ばかりとはいい度胸だ!」
「お、そうだ!」
突然ユージンの動きが止まった、
「悪いけどあんたらとの相手はここまでにさせてもらう。《虚化》」
対抗戦の際ユージンが見せたものだった。白い仮面を身に付け、イトエラの方へ向き直る。
「なんデスか?!この重い、暗い魔力は...」
「奴の魔力、どんどん上がっていくのがわかる...あの白い仮面は一体...(いかん、寒気が、震えが止まらん。)」
「...イクゾ...」
身構えた瞬間、ドンッという音と共に意識が遠のいていった。倒れていく時隣を見るとムーサも同じように何が起きたのかわからないという様子だった。一方、ユージンは2人の背後に回って白い仮面を取った。
「峰...打ち...だと?」
「俺は人殺しにはなりたくないんでね。」
そして改めて谷の下を見た、既に両軍の戦闘は始まってしまっている。しかし、ユージンには策があった。できるだけ近づくために戦場の中央の上にまで行った。
「ふぅー、できるかな…」
一度深く深呼吸をし、呼吸を整えた。
「《覇王色の覇気》!」
次の瞬間、怒声や剣を交えていた金属音が消え、しばし静寂が流れた。そして、戦闘をしていたハズの両軍の兵士達が次々に倒れていった。
「こんなもんか?」
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