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異世界の抱負
1-1 異世界転生
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周りを見渡せば真っ白、何も無い、自室じゃあ無い。
真はあぐらをかいて目をゆっくり閉じた。
「そして、真は考えるのをやめた。」
「こんにちは。」
「...」
「佐藤真さん?ですよね?」
「...」
「あれ?間違っちゃったかな?」
「...誰?!」
見れば見しならぬ少年が真の後ろに立っていた。
「どうも私、創造神です。」
「俺っていつからこんなペット飼ってたっけ」
「ペットじゃないです、神様です。」
「そうですか」
「おや案外驚きませんね、普通なら自分死んだの?!みたいなリアクションがお決まりなんですけれど。」
「そして、真は...」
「突然呼び出してしまって本当にすみません。単刀直入に言うとですね、これからあなたには異世界に行って...」
「断る。」
「早い!」
「世界を救え的なあれだろ。俺は決して正義には屈しない!」
「普通は悪じゃ...」
「誰が悪は悪いなんて決めたんだ!」
「漢字が物語ってるじゃないですか...」
「お引き取り願う。悪いが俺は腹痛の時以外は神に祈らないしお願いも聞かないって決めてるんだ。」
「仕事を達成してくれれば願いを一つ叶えますよ。異世界に行けば魔王にも会えるし。」
「では、早く連れて行って貰えるかな」
「早い!でもまあ、やる気になってくれたので良いとしますか。それで...」
「説明はいらない!もし、能力が貰えるなら宇宙一の筋力と頑丈さを持った身体にしてくれ!」
「悪が好きなくせに能力はヒーローっぽいですね。でも、分かりました。では送ります。ご武運を。」
「おう!──あれ?」
「どうしました?」
「あれも神様なの?」
真の指差す方向には4人の高校生くらいの男性がいた。
「あぁ、彼らは先程異世界を救って帰ってきた一行の皆さんです。あの、先頭の彼は異世界の先では勇者だったんですよ。」
「ふーん、勇者ねぇ...名前は?」
「湊谷勇真くん、向こうの世界ではユージンと呼ばれていたそうですよ。」
◆◇◆
「確かに...説明っていうのは大切だよな。」
背中に空気の抵抗を感じながら真はそう思った。真がいるのは上空3000mといったとこだ。神に異世界に送られたと思いきやいきなり空を落下していたのである。
「まあ、でも宇宙一の筋力と頑丈さだからな。もしかして空気を蹴って飛ぶとか出来るのか?!」
足や手を何度もバタバタしてみるが何も起きない。
「ホントに力宿ってんのかよ、怪しいなぁ。てか、宇宙一って元の力の何倍ぐらいなんだ?《10000倍》とか?」
その瞬間全身に力がみなぎる感覚を覚えた。
「もしかして...」
もう一度足を曲げ、蹴るように伸ばすと足裏に何かが当たる感覚と共に身体が横へ進む。
「なるほど、〇〇倍っていうとその分だけ元の筋力から上がるわけか...」
そして、自分の身体を自分で何度も何度も叩いたり殴ってみる。しかし、普段叩くのと何ら変わらない痛みが届く。
「それに比例して頑丈さも上がるとな。」
間もなく地面に着地したがなんの問題も無くできた。代わりに地面が耐えられず亀裂が真の足元を中心に広がっていった。
「さて、」
周りを見渡すが人の気配はなく、建物も動物すらいない岩だけが沢山ある場所だった。
兎に角一つの大きな岩の上に上がって見渡す、だがやはりなにも見当たらなかった。
「だけど丁度良いんじゃないか?力を試すには。」
岩を降りて乗っていた岩に向き合う。そしてパンチをしようとした瞬間、岩と拳が当たる前に岩が砕け、後ろに並んでいた岩も地面と一緒に一直線にえぐられていた。
「これは少し、強すぎないか?簡単に注文した能力だけどゲームだったら結構なバグシステムだよな...モンハンの悪魔アイルー的な...しかし、能力の力が全く収まりそうにない。どうしたら...まて、一万倍って言ったら能力が上がったんならその逆...《10000/1倍》」
急に脱力感に襲われる感覚があった。
「なるほど...俺強いな...よし!決めた!まずこの世界での俺の目標は魔王と仲良くなってこの世界を征服しよう!そして悪こそ正しいと世界に知らしめるんだ!楽しくなるぞ~!」
真はあぐらをかいて目をゆっくり閉じた。
「そして、真は考えるのをやめた。」
「こんにちは。」
「...」
「佐藤真さん?ですよね?」
「...」
「あれ?間違っちゃったかな?」
「...誰?!」
見れば見しならぬ少年が真の後ろに立っていた。
「どうも私、創造神です。」
「俺っていつからこんなペット飼ってたっけ」
「ペットじゃないです、神様です。」
「そうですか」
「おや案外驚きませんね、普通なら自分死んだの?!みたいなリアクションがお決まりなんですけれど。」
「そして、真は...」
「突然呼び出してしまって本当にすみません。単刀直入に言うとですね、これからあなたには異世界に行って...」
「断る。」
「早い!」
「世界を救え的なあれだろ。俺は決して正義には屈しない!」
「普通は悪じゃ...」
「誰が悪は悪いなんて決めたんだ!」
「漢字が物語ってるじゃないですか...」
「お引き取り願う。悪いが俺は腹痛の時以外は神に祈らないしお願いも聞かないって決めてるんだ。」
「仕事を達成してくれれば願いを一つ叶えますよ。異世界に行けば魔王にも会えるし。」
「では、早く連れて行って貰えるかな」
「早い!でもまあ、やる気になってくれたので良いとしますか。それで...」
「説明はいらない!もし、能力が貰えるなら宇宙一の筋力と頑丈さを持った身体にしてくれ!」
「悪が好きなくせに能力はヒーローっぽいですね。でも、分かりました。では送ります。ご武運を。」
「おう!──あれ?」
「どうしました?」
「あれも神様なの?」
真の指差す方向には4人の高校生くらいの男性がいた。
「あぁ、彼らは先程異世界を救って帰ってきた一行の皆さんです。あの、先頭の彼は異世界の先では勇者だったんですよ。」
「ふーん、勇者ねぇ...名前は?」
「湊谷勇真くん、向こうの世界ではユージンと呼ばれていたそうですよ。」
◆◇◆
「確かに...説明っていうのは大切だよな。」
背中に空気の抵抗を感じながら真はそう思った。真がいるのは上空3000mといったとこだ。神に異世界に送られたと思いきやいきなり空を落下していたのである。
「まあ、でも宇宙一の筋力と頑丈さだからな。もしかして空気を蹴って飛ぶとか出来るのか?!」
足や手を何度もバタバタしてみるが何も起きない。
「ホントに力宿ってんのかよ、怪しいなぁ。てか、宇宙一って元の力の何倍ぐらいなんだ?《10000倍》とか?」
その瞬間全身に力がみなぎる感覚を覚えた。
「もしかして...」
もう一度足を曲げ、蹴るように伸ばすと足裏に何かが当たる感覚と共に身体が横へ進む。
「なるほど、〇〇倍っていうとその分だけ元の筋力から上がるわけか...」
そして、自分の身体を自分で何度も何度も叩いたり殴ってみる。しかし、普段叩くのと何ら変わらない痛みが届く。
「それに比例して頑丈さも上がるとな。」
間もなく地面に着地したがなんの問題も無くできた。代わりに地面が耐えられず亀裂が真の足元を中心に広がっていった。
「さて、」
周りを見渡すが人の気配はなく、建物も動物すらいない岩だけが沢山ある場所だった。
兎に角一つの大きな岩の上に上がって見渡す、だがやはりなにも見当たらなかった。
「だけど丁度良いんじゃないか?力を試すには。」
岩を降りて乗っていた岩に向き合う。そしてパンチをしようとした瞬間、岩と拳が当たる前に岩が砕け、後ろに並んでいた岩も地面と一緒に一直線にえぐられていた。
「これは少し、強すぎないか?簡単に注文した能力だけどゲームだったら結構なバグシステムだよな...モンハンの悪魔アイルー的な...しかし、能力の力が全く収まりそうにない。どうしたら...まて、一万倍って言ったら能力が上がったんならその逆...《10000/1倍》」
急に脱力感に襲われる感覚があった。
「なるほど...俺強いな...よし!決めた!まずこの世界での俺の目標は魔王と仲良くなってこの世界を征服しよう!そして悪こそ正しいと世界に知らしめるんだ!楽しくなるぞ~!」
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