私は推しに恋してる ~元・組長アルファ×薄幸オメガ少年 彼を推しているのは私一人でないことは解っているんだが~

大波小波

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「蓮」
 巴は、蓮を抱きしめた。
 あの、小さくて震えていた蓮が。
 こんなにも眩しく輝いて、私の胸を熱くする。
「確かに、今の君にはもう、私の庇護など必要ないのかもしれないな」
「巴さん」
「先にプロポーズされてしまった。何とも間抜けな話だ」
「巴さん、じゃあ……」
「結婚しよう、蓮」
 蓮もまた、巴の体に腕を回した。
 抱き合い、キスをし、甘い息を吐いた。 

「蓮。今度のオフは、いつ?」
「巴さんが決めた日が、僕のオフですよ」
「駄目だめ。仕事は真面目にやらなきゃ」

 今度、蓮がオフの日に、婚約指輪を買いに行こう。
 式場も、探したいです。
 五木が聞いたら、驚くぞ。
 きっと、祝福してくれますよ。

 優しい言葉をささやき合いながら、巴と蓮は幸せなひとときを過ごした。
 純白のバラの花々が、そんな二人を眩しく見守っていた。

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感想 1

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みんなの感想(1件)

ピスケ
2024.03.01 ピスケ

今回も楽しく拝読しました✨☺️ありがとうございました😊完結お疲れ様でした‼️ちょびっとだけ 結婚を発表かした後のお話しも読みたいと思いました💦😋でもきっと2人で幸せになってると想像します🎵

2024.03.01 大波小波

感想ありがとうございます! いつも読んでくださり、感謝です♡
結婚発表後の二人……! そうですね。私はいつも、結婚を誓っておしまい! のパターンが多い気がします!
いずれ機会があったら、その後の生活なども書いてみたいと思います♡

解除

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