私は推しに恋してる ~元・組長アルファ×薄幸オメガ少年 彼を推しているのは私一人でないことは解っているんだが~

 篠原 蓮(しのはら れん)は、薄幸なオメガ少年だ。
 誰も頼る人間が無く、アルバイトをしていたが、そこも店長のセクハラを受け、辞めざるを得なかった。
 絶望して街中を歩いていたところ、蓮はバイト先の常連客だった五木に、モデルにならないかと誘われる。
 仕事が欲しかった蓮はすぐに引き受けてしまうが、それはアダルトサイト向けのモデルだった。
 だまされた、と気乗りのしない蓮。
 だが、そんな彼の撮影場所に、スポンサーの加賀 巴(かが ともえ)が現れる。

 第二性がアルファの巴は、長身で体格が良く、顔立ちも無骨な印象だ。
 だが、その眼差しは優しい。
 君は私の推しだ、と言う優しい巴に惹かれ、蓮は撮影に臨む。
 巴のおかげで緊張の解けた蓮は、魅力的な姿を収めることに成功した。  

 ミステリアスな巴に蓮は惹かれるが、彼の前身は極道の四代目だった。
 組はすでに看板を下ろし、巴も一般企業の社長だが、背中の彫り物が残っている。
 ストレスの多い毎日を乗り切るため、推し活に熱心な巴。
 新しい推しの蓮に、すっかり夢中になってしまう。

 蓮には、さらに良い話がもたらされた。
 巴が、資産運用のために買ったマンションに、住まわせてくれるというのだ。 
 引っ越し祝いの寿司を携え訪問してきた巴に、蓮は涙を浮かべる。
 他者に、優しく親切にしてもらうことに、慣れていないのだ。
 僕なんかに、こんなに良くしていただいて、と言う蓮を、巴はたしなめる。
「僕なんか」という口癖は、もうよしなさい、と。
 推しには、いつも堂々と輝いていて欲しい、と励ます巴。
 前向きな励ましを受けた蓮の心に、光が差した。

 蓮は、巴と触れ合ううちに美しく変貌する。
 身寄りがなく、いつも苛められていた、蓮。
 引っ込み思案な性格だったが、巴の期待に応えるために、ついには俳優の道へ進むことを決意する。
 そして巴も、そんな蓮をいつしか深く愛するようになっていた。

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