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しおりを挟むああ。
向き合って愛し合うのは、初めて。
「ちょっと……恥ずかしいな」
「すぐに慣れる、って」
隼人が体を前に倒しながら、少しずつ伸の体内に挿入ってくる。
「あ……あぁ。はあぁっ」
全部挿入した時には、隼人は伸にキスをしていた。
それくらい、密着していた。
そのまま小刻みに腰を揺すられると、鋭い快感がどんどん泡立ってくる。
「やっ、やッ、あぁ。あッ、はぁ、あ。んんぅッ!」
「こういうの、好き?」
返事なんか、できやしない。
代わりに、伸は隼人の背に手を回した。
伸の仕草に、隼人は舞い上がった。
温かな、伸の手のひら。
背に回されたそれは、完全に自分を受け入れてくれた証のようだった。
「伸ンッ!」
ぐん、と腰を退き、すぐに深く中に挿入った。
「あぁあ!」
艶を含んだ伸の声が、やたら色っぽい。
大きなストライドで、隼人は伸を抉り続けた。
「あぁ! んあ、はぁ、はぁ、あぁあッ!」
伸が先に達し、温かな精が二人の間にどろどろと流れ込んでくる。
途端に淫靡な水音がし始め、隼人も伸もこれ以上ないくらい、のぼせ上った。
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