21 / 54
長い夜の始まり1
しおりを挟む
日が暮れだす頃には村にいる人全員に知れ渡った。
やはり女性と子供を中心に不安の声が上がったが女性には宿のおばちゃんことリゼさんが、子供にはルナさんが対応していた。
俺は特に役に立てる場面がなかっためセンズを4等分にして皮袋に詰めている。
治癒使いの人数がやはり少ないということであとで村長ことベルゼルさん、ロイさん、リゼさんに渡しておこうと思う。
夜になりどうやら作戦位置に人を配置できたようだ。教会前には幾人かの冒険者を含めベルゼルさん、ロイさん、リゼさんが集まっていた。
この後の大まかな流れを確認しあっている。
冒険者のなかからはやはり情報源について言われたがベルゼルさんとルナさんが保障するということで納得してくれた。
ふぅ~ありがたい。あとはいつ現れるかだな。
探索部隊が早目に帰って来てくれればいいが、長引くほど不安や不満が増すだろうしな。
しかしそんな考えなどまるで考えていないような獣の行進の振動が伝わってきた。
なるだけ早く動いてよかったと思うとともに、もしも知らなかったらかなり混乱していただろうと思い冷や汗が背中を伝う。
不利になりえる戦況にならなかっただけありがたいと思いつつも相手の規模は未知数だ。安心なんて勿論できない。
朝日を無事に見れることを願いつつ、いや必ず見るのだと誓いそれぞれが各配置へ走りだす。俺はすぐさまベルゼルさん、ロイさん、リゼさんを呼び止めて準備しておいた皮袋を渡す。
「重傷には効果を確認していませんが多少の傷なら一粒食べれば治るはずです。活用してください」
3人は軽く頭を下げ再度走り出していった。
さあ俺も頼まれたからには命を賭して子供たちを守り抜こう。教会の中へ入ると子供たちはかなり怯えているようだ。
(そうだよな。こんな30過ぎの男でも怖くて足が震えているんだ。怖くないはずがない。ならば俺だけでも顔は笑って心配させないようにしよう)
そうして俺は子供たちに笑いかけ大丈夫だと精一杯の強がりな笑みを作り、入り口の前に座るのだった。
やはり女性と子供を中心に不安の声が上がったが女性には宿のおばちゃんことリゼさんが、子供にはルナさんが対応していた。
俺は特に役に立てる場面がなかっためセンズを4等分にして皮袋に詰めている。
治癒使いの人数がやはり少ないということであとで村長ことベルゼルさん、ロイさん、リゼさんに渡しておこうと思う。
夜になりどうやら作戦位置に人を配置できたようだ。教会前には幾人かの冒険者を含めベルゼルさん、ロイさん、リゼさんが集まっていた。
この後の大まかな流れを確認しあっている。
冒険者のなかからはやはり情報源について言われたがベルゼルさんとルナさんが保障するということで納得してくれた。
ふぅ~ありがたい。あとはいつ現れるかだな。
探索部隊が早目に帰って来てくれればいいが、長引くほど不安や不満が増すだろうしな。
しかしそんな考えなどまるで考えていないような獣の行進の振動が伝わってきた。
なるだけ早く動いてよかったと思うとともに、もしも知らなかったらかなり混乱していただろうと思い冷や汗が背中を伝う。
不利になりえる戦況にならなかっただけありがたいと思いつつも相手の規模は未知数だ。安心なんて勿論できない。
朝日を無事に見れることを願いつつ、いや必ず見るのだと誓いそれぞれが各配置へ走りだす。俺はすぐさまベルゼルさん、ロイさん、リゼさんを呼び止めて準備しておいた皮袋を渡す。
「重傷には効果を確認していませんが多少の傷なら一粒食べれば治るはずです。活用してください」
3人は軽く頭を下げ再度走り出していった。
さあ俺も頼まれたからには命を賭して子供たちを守り抜こう。教会の中へ入ると子供たちはかなり怯えているようだ。
(そうだよな。こんな30過ぎの男でも怖くて足が震えているんだ。怖くないはずがない。ならば俺だけでも顔は笑って心配させないようにしよう)
そうして俺は子供たちに笑いかけ大丈夫だと精一杯の強がりな笑みを作り、入り口の前に座るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる