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筋肉ムキムキマッチョマンの肉体
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ダンジョン2層の奥。滅多に人の来ない、一見何の変哲も無い行き止まり。その壁を崩した先に俺のプチ工房が出来上がっている。
今日は二号の改造だ。今回のコンセプトは10層のゴーレムを正面から打ち破るパワー系である。
大きな武具を操り、大型の敵を押し留める為に、まずは大きなパワーが必要だ。【力】の文珠を詰めていきたい。
だが、出力を増すほどに燃費が悪くなるのはデイガン達で証明済み。まさか戦闘しながら食べるわけにも行かない。【栄養】を集めて栄養剤を作ることも考えたが、今回は大型化する事でエネルギータンクの方を大きくする事にした。
大型の敵と打ち合うんだからな。幼女が大きな武器で戦うのはロマンだが、ほぼ人造の男なら素直に大きくした方がいいに決まってる。
食事をただの栄養補給にしたくないというセンチメンタルな気持ちもある。飯ってのは楽しむ物なんだよ。
休眠状態にしたまま、【痛】を抜き去ってパーツを交換していく。【腕】を抜き出し、それをオークから抜き出した【腕】と一緒にすることで、より大きく・強く・柔軟な腕とする。
体への負担を抑える為に少しずつだ。大きくして戻し、【癒】で繋げる。その繰り返し。
ゴーレム共は俺の見立てで体高3メートル以上、あれらの王は更に大きいはずだ。しかし2号をそこまで大きくしてしまうと10層までの移動が厳しい。汎用性も考慮すると、精々2.5メートルくらいまでか。
大きさと石の体を考慮すると、おそらく重量は低く見ても5トンはあるだろう。オークが一匹250キロとしてその20倍。そこから単純計算すると、対抗するためには【力】翠珠が12個は必要?1.5倍の18個は詰めるべきか?
デイガンには【力】翠珠を1個埋め込んでいるんだが、全力の荷運びでは1時間毎に飯を食っていた。
出力12倍の場合で稼働時間5分?体を大きくしてどのくらいのエネルギーを溜め込めるだろうか?まだ子供のデイガンよりはマシだと思いたいがどうだろう。
なるべくエネルギーを溜め込める体にしないといけないな。とりあえず肝臓はあるだけ補強しておこう。
後は筋肉だ。筋肉が大きいほどエネルギーが溜め込めるし、今回の場合は筋肉が出力に直結しない。筋肉量はタンクとしての役割を果たしてくれるだろう。
もっと筋肉を増やしていくぞ!
そして数時間後。そこには身長250cm、分厚い胴体、ミチミチに満ちた筋肉。男の理想の様な体ができあがっていた!
「ううむ素晴らしい!もはや芸術だな。顔もかっこよくしておくか」
やはりマッチョな男前と言えばあの男だよなぁ。理想の男を思い浮かべて近づけていこう。
骨格は四角い顔立ちで、力強い顎、頬骨も尖りすぎず高めだな。
眼の色は青、まぶたは厚め。眉は太くて真っ直ぐだ。ぐっと睨んだ時に迫力が出るようにな。
鼻はあまり高くするとイケメンぽくなるから駄目だ。鼻筋が通って大きめがいい。
唇は少しだけ厚め、口自体は大きく、歯は真っ白で歯並びはバッチリ。
髪は迷うな……、とりあえず色はブラウンで剛毛。うーん、フラットトップでいいか。角刈りみたいなもんだ。
うん!いいんじゃないか?1度起動してみるか。
【知】を埋め込み、意識を持たせる。目覚めよ!改造人間2号!
「目を開けろ。意識はあるか」
「いしき、あります」
む、声のイメージが違うな。【声】を抜き出して、念じてから戻す。
(玄◯◯章だ!若い頃のだぞ!)
「よし、お前はゴーレム達を殺せるか?」
「血が出るなら……殺せるはずだ」
うひょーー!かっこいい!ゴーレムは血が出ないので勝てるか分からない?こいつが負けるわけ無いだろうが!
「素晴らしい。明日はお前の武器を作る、しっかり練習するんだ。大量の飯も用意するから食えるだけ食え」
「わかりました」
「それでは今日は眠れ。活躍を期待しているぞ」
「I'll be back」
どこでそんな言葉を覚えた。色々なパーツを作る時に頭にあったから念が入っちゃったかな?
とにかく体はこれでいいだろう。多少手直しするかもしれないが、一旦完成とする。
明日からは武器作りを頑張ろう。短い稼働時間でタフなゴーレムを殲滅できる一撃必殺の武器が必要だ。
今日は二号の改造だ。今回のコンセプトは10層のゴーレムを正面から打ち破るパワー系である。
大きな武具を操り、大型の敵を押し留める為に、まずは大きなパワーが必要だ。【力】の文珠を詰めていきたい。
だが、出力を増すほどに燃費が悪くなるのはデイガン達で証明済み。まさか戦闘しながら食べるわけにも行かない。【栄養】を集めて栄養剤を作ることも考えたが、今回は大型化する事でエネルギータンクの方を大きくする事にした。
大型の敵と打ち合うんだからな。幼女が大きな武器で戦うのはロマンだが、ほぼ人造の男なら素直に大きくした方がいいに決まってる。
食事をただの栄養補給にしたくないというセンチメンタルな気持ちもある。飯ってのは楽しむ物なんだよ。
休眠状態にしたまま、【痛】を抜き去ってパーツを交換していく。【腕】を抜き出し、それをオークから抜き出した【腕】と一緒にすることで、より大きく・強く・柔軟な腕とする。
体への負担を抑える為に少しずつだ。大きくして戻し、【癒】で繋げる。その繰り返し。
ゴーレム共は俺の見立てで体高3メートル以上、あれらの王は更に大きいはずだ。しかし2号をそこまで大きくしてしまうと10層までの移動が厳しい。汎用性も考慮すると、精々2.5メートルくらいまでか。
大きさと石の体を考慮すると、おそらく重量は低く見ても5トンはあるだろう。オークが一匹250キロとしてその20倍。そこから単純計算すると、対抗するためには【力】翠珠が12個は必要?1.5倍の18個は詰めるべきか?
デイガンには【力】翠珠を1個埋め込んでいるんだが、全力の荷運びでは1時間毎に飯を食っていた。
出力12倍の場合で稼働時間5分?体を大きくしてどのくらいのエネルギーを溜め込めるだろうか?まだ子供のデイガンよりはマシだと思いたいがどうだろう。
なるべくエネルギーを溜め込める体にしないといけないな。とりあえず肝臓はあるだけ補強しておこう。
後は筋肉だ。筋肉が大きいほどエネルギーが溜め込めるし、今回の場合は筋肉が出力に直結しない。筋肉量はタンクとしての役割を果たしてくれるだろう。
もっと筋肉を増やしていくぞ!
そして数時間後。そこには身長250cm、分厚い胴体、ミチミチに満ちた筋肉。男の理想の様な体ができあがっていた!
「ううむ素晴らしい!もはや芸術だな。顔もかっこよくしておくか」
やはりマッチョな男前と言えばあの男だよなぁ。理想の男を思い浮かべて近づけていこう。
骨格は四角い顔立ちで、力強い顎、頬骨も尖りすぎず高めだな。
眼の色は青、まぶたは厚め。眉は太くて真っ直ぐだ。ぐっと睨んだ時に迫力が出るようにな。
鼻はあまり高くするとイケメンぽくなるから駄目だ。鼻筋が通って大きめがいい。
唇は少しだけ厚め、口自体は大きく、歯は真っ白で歯並びはバッチリ。
髪は迷うな……、とりあえず色はブラウンで剛毛。うーん、フラットトップでいいか。角刈りみたいなもんだ。
うん!いいんじゃないか?1度起動してみるか。
【知】を埋め込み、意識を持たせる。目覚めよ!改造人間2号!
「目を開けろ。意識はあるか」
「いしき、あります」
む、声のイメージが違うな。【声】を抜き出して、念じてから戻す。
(玄◯◯章だ!若い頃のだぞ!)
「よし、お前はゴーレム達を殺せるか?」
「血が出るなら……殺せるはずだ」
うひょーー!かっこいい!ゴーレムは血が出ないので勝てるか分からない?こいつが負けるわけ無いだろうが!
「素晴らしい。明日はお前の武器を作る、しっかり練習するんだ。大量の飯も用意するから食えるだけ食え」
「わかりました」
「それでは今日は眠れ。活躍を期待しているぞ」
「I'll be back」
どこでそんな言葉を覚えた。色々なパーツを作る時に頭にあったから念が入っちゃったかな?
とにかく体はこれでいいだろう。多少手直しするかもしれないが、一旦完成とする。
明日からは武器作りを頑張ろう。短い稼働時間でタフなゴーレムを殲滅できる一撃必殺の武器が必要だ。
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