忠犬だったはずの後輩が、独占欲を隠さなくなった

ちとせ

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13.番外①ナイト2人のご褒美-2

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「んん、…んっ…あ…っ」

どのくらい経ったのだろうか。
叶斗は内海と清水から与えられる刺激に必死に声を我慢しようとしていた。

ベッドボード部分に枕を置いて、それを背にもたれかかった状態で上半身を起こしている清水。
その清水に寄りかかるように座らされた叶斗は、清水にほとんど拘束されていた。

腕はひとまとめにして両手首を清水の片手で拘束され、足は清水の足を跨いだ状態にさせられている。
それでいて清水が膝を立てて足を開くものだから、その外側にある叶斗の足はさらに大きく開かされ、足元にいる内海にすべてを曝け出すような状態だ。

足元に陣取った内海には指で後孔を溶かされ、もう片方の手はゆるゆると叶斗の自身に刺激を与える。

清水も空いている手をローションで滑らせ、叶斗の胸の尖りを丹念にいじっていた。

「ああっ…も、…っ…や…っ」

唯一自由になる首をいやいやをするように横に振るが、そんな仕草すらも2人を高ぶらせるだけだった。

「清水、今どのくらい?」

「7分経過したところ」

「そっか、そろそろ本気出そうかな」

今までもずっとじわじわと快感が蓄積されていたのだが、これからもっと強い刺激が来てしまうのだろうか。

怯えた叶斗は足を閉じようと力を入れるが清水の足に阻まれ、やめさせてと清水を仰ぎ見ようとしたところで後ろから唇を奪われてしまう。

「んっ…ふっ…んん、ん…っ」

「あ!清水ずるい!
雨宮、ちゃんとこっちにも集中して」

対抗心を燃やした内海によって今まで直接的には刺激してこなかった前立腺を集中的に擦られる。

性器を握る手も強くなり、突然の強い快感に叶斗は翻弄された。

「んぁっ…あ、っ…んんんっ、ふぁ、あ、あぁっ…」

ようやく唇が離れても、叶斗はもう喘ぎ声を抑えることはできなかった。

「雨宮はこうして乳首をこねられるのも好きだよな?」

さらには清水に乳首を軽く引っ張られた状態でくにくにと動かされると、もう限界だった。

「あああ───っ…っ」

あらゆるところを攻められて達した叶斗は、腕の拘束を解かれてもクタリと清水に体重をかけることしかできない。

「残念、8分20秒だ」

「俺たちが賭けに勝ったんだから、好きにさせてもらうからね」

ここからが本番なのだ。
叶斗は絶望的な気持ちで2人の顔を交互に見た。

「そんなかわいい顔をしてもダメ。
あらかじめ会社の成績で俺が先に挿れるって決めてるんだから」

「くそ、いつも俺の方が少し良いことが多いから油断した」

「ふふん、言い訳したって勝負は勝負だからね」

2人はテキパキと動くと、叶斗を四つん這いにしてとうとう内海の男根が叶斗の後孔に触れた。

「雨宮、腕はこっち」

胡座をかいた清水が叶斗の頭側にいて、叶斗の腕を自分の首に回すように誘導する。

「挿れるよ」

そう宣言した内海が、容赦なく後ろから突き上げる。

「ああっ…!」

崩れ落ちそうになるのを必死に清水にしがみつくことで耐えるが、そうすると気をよくした清水に支えられながら唇を奪われる。

「んんっ…、ん…っ…ふっ…んぁあ…っ」

「はぁ…最高に気持ちいい…!
雨宮のもまた勃ってるね。気持ちよくなってくれてるんだ?」

「んんんっ!」

腰を動かしたまま再度叶斗の自身を握った内海は、今度は先っぽをグリグリしたりしてその度に叶斗の体が跳ねるのを最高な気持ちで堪能していた。

そうしてしばらく抽挿を繰り返した後。

「…っく、もうすぐイきそう…
雨宮、一緒にイこう?」

ラストスパートのように腰の動きを早め、手の動きも早くする。
さらに清水の手も胸に伸びてきて、胸の尖りを掴んだ手は内海のピストン運動によって叶斗の体が前後に揺れるのに逆らうようにクイ、クイと引っ張られる。

「あっ、───っっ」

射精の反動でビクビクと痙攣する叶斗の後ろで、内海も同時に果てたようだ。

叶斗はもう精魂尽き果てた、というようにズルズルとベッドに崩れ落ち、荒くなった息を整えるのに精一杯だった。

「雨宮、休んでる暇はないぞ」

ようやく自分の番が来た清水は、がっつくのを抑えられずに内海と場所を交代し、叶斗を仰向けにするとその足を割開いた。

「まっ…まだ、むり…っ」

「待てない」

「くそっ、この…鬼畜…っ…、あああ…っ」

悪態をつきながらも、挿入されるとそれがもう気持ちいいことだと知った叶斗の体が気持ちを裏切る。

「雨宮、俺ともキスしようねっ」

叶斗の横に来た内海が、意気揚々と唇を重ねてくる。
悔しいことに、2人ともキスもセックスも上手いのだ。
感じすぎて疲れている叶斗にとってはキスが苦しくて、すぐに息が上がってしまう。

「んんっ…、はぁっ…ん、…っは、はぁ」

「ごめんごめん、今はいっぱいいっぱいだね」

そういって口を開放してくれた内海だったが、その唇は次の狙いを定めていて、ゆっくりと降りて行く。

「さっきからずっと、味わいたかったんだよね」

「ああっ…やめ、…っ…っあ…」

片方の乳首を口に含むと、吸ったり食んだりと言葉通り味わうような動きだ。

清水は叶斗の気がそちらに向いているのが気に食わないようで、叶斗の頭を撫でながらも腰の動きは容赦ない。

器用に前立腺を狙う動きに叶斗は翻弄された。

「ああっ…っあ、…そこ、だめ…っ」

「ん?なんでダメなの?」

「も、つらい…っ…やぁ…っ」

気持ち良すぎると辛いのだ。
初めてそんなことを知った叶斗は、訴えるように涙目で清水を見つめる。

「…っぐ…その顔は逆効果だ…
早くイかせたくてやってるなら満点だけどな」

中のものを一段と大きくして、清水はイってしまうのをグッと耐えた。

だがもう叶斗の体も本当に限界だろう。

「ああほら、そろそろ終わりにしてやるから雨宮も集中するんだ」

そう言って叶斗の下腹部を軽く押して、存在感を強くする。

「ああっ…やっ…押すな…ぁ…っ」

「こうするとより感じるだろ?
中だけでイくんだ」

「あぁ…っ…、そんな…っ」

「乳首はいじっててあげるよー」

「んんぅ…っ…あっ…」

叶斗はもう訳がわからなくなっている。
2人から与えられる刺激は叶斗のキャパを超えていて、何か未知のものが来る予感だけがした。

「やっ…なんか、くる…っ」

「いいぞ、一緒に…」

「────っ」

「…くっ」

「おお、雨宮上手に中イキできたね」

内海が何か言っている。
遠のく意識の中、叶斗はこれが全部夢だったらいいのに…と現実逃避した。




そうして朝目が覚めた後はお風呂で2人にキレイにすると称して体を愛撫されて。
なんだかんだでほだされながら不思議な三角関係がこの先も続く……



というパラレルワールドでした。
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