断罪回避のはずが、第2王子に捕まりました

ちとせ

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35.翌朝

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※性描写あり


「…んぅ、…?…ぁ」

眠りから覚めるとき、体がムズムズするような、フワフワと気持ちいいようなかんじがして、寝ぼけた目を開けると。

「おはよう、ノエル。愛してる」

視界いっぱいに王子の麗しいお顔が。

「えっ?あ、おはよう、ございます…?」

ここがどこなのか一瞬わからなくて戸惑う。
それに、朝からこんなイケメンのドアップだなんて心臓に悪い…!

(そうか、昨日そのまま寝ちゃったんだ)

「ノエルまだ寝ぼけてるんだね。寝起きの顔もかわいいね」

ぽやぽやとしてる僕の頬にキスをすると、王子は意地悪な笑顔をこちらに向けた。

「寝顔まであんなにかわいいのは本当に罪だよ。これからは全部俺のものだと思うと我慢なんてできなかったよね」

王子は一体何の話をしてるのだろうか…?
そう疑問に思った次の瞬間、自分の状況がかなりヤバいことを知る。

「…!?え、あ…王子…!?」

あろうことか僕の中に潜んでいた王子の指が、意思を持って動いたのだ。
そこで初めて寝ている時から中を弄られていたのだと知った僕は信じられない!と王子を突っぱねようとした。

「ああッ…ぃャぁ、んん~~」

昨日散々覚えこまされた前立腺を、容赦なくギュッと押さえられ、伸ばした腕がカクンと崩れる。

そのまま体を寄せて来た王子は、僕の胸に顔を寄せる。

昨日シャツを着せてくれていたようだが、起きる前にボタンを全部外されているのではなんの防御にもならない。

「起きるの手伝ってあげる」

「アアッッ」

そのままヂュッと乳首を吸う王子。
先端を舌で転がされ、知らず腰がゆらめく。
それに気をよくした王子は中に入れていた指を動かし、そちらでも僕を責め立てる。

「ヤぁ…!もう、起きた…っ、からぁ…ッッ」

このままだとイっちゃう、そう思ったとき王子の指が抜かれる。
少しの喪失感を追う間もなく、王子が自身のそれを奥まで一気に挿入した。

「────ッ…ハッ、ア…」

その衝撃で一気に絶頂する。

頭が真っ白になるような快感に、ヒクヒクと体が震えるのを止められない。

僕はとんでもない人を好きになってしまったのでは…そんな思考がほんのわずかに脳を掠めた。






*レオン王子視点*

わけがわからないまま絶頂させられたノエルにキスをして、想いを伝えるように舌を絡める。

「ンッ…ふ…っ」

ノエルから漏れる吐息に刺激され、俺のアレはもうはち切れんばかりに大きくなっている。

昨日あれだけ体を繋げたというのに、全然満足できていないのだ。

(は~ノエルかわいい。我慢とか無理)

イったばかりのノエルの中はキュウキュウと締め付けてきて、そんなところまで愛おしいなんて反則だ。

ノエルの腰を掴むと、ゆっくり抜いてからまた深く挿入させる。

「アアッ…ャ、ああ"…ッ」

グリグリと前立腺を押しつぶしながら奥まで挿入することを繰り返すと、ノエルからは甘い声がひっきりなしに出てくる。

快感を逃そうと体を上にずらそうとするノエルは、俺が腰を掴んでることでその行動が意味のないことだとわかっていない。

ノエルの美しい顔が快感に歪む様は、腕の良い絵師に描いてもらって永久保存したいほど煽情的だ。

───まあ他のヤツにノエルのこの姿を見せるとかありえないけど。

「ああ…ノエルが腕の中にいると思うだけで幸せすぎる。ノエルももっと俺を感じて?」

「ハッ ハッ あぁ…っ、れおん、でんか…ッ、んぅッッ」

俺の名前を呼びながらなんとか応えようとするノエルがもうたまらなくて。

(どんだけ俺を好きにさせるの…)

「一緒にイこう、ノエル」

我慢の限界だった俺は抽挿の速度を早めて、2人一緒に高みへと導く。

(あー、ノエルとやりたいことがありすぎる)





抱き潰さないよう注意はしたつもりだが、その後連日求めたせいでノエルに距離を取られそうになったのはまた別の話。

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