夜空は残酷

紅く燃える灯

文字の大きさ
上 下
1 / 1

夜空は残酷

しおりを挟む
夜空は残酷~紅く燃える灯~
9月13日は、ある者達にとって魔の日である。昔から13は不幸が訪れる数値とされてきた。キリストを裏切った[13番目の弟子]のユダ。
[13日の金曜日]に処刑されたキリスト。
1番有名な話を紹介すると、アポロ[13号機]の事故だろう。因みにアポロ[13号機]の打ち上げ時間が[13:13]になっていた。
英語では[13]の事をdevil's dozenと言うこともあるらしい。
「でも単なる偶然じゃないか?」そう思っている人も少なからず居るだろう。
では君の目で[13]の真実を確かめてほしい、この旅路の先に何があるのかを確かめるのは君だ。
壱章~プロローグ~
夜空は残酷だ。
夜空は僕の求めた物を全て奪い去ったのだから。
それは暑い夏の日の事だった。
携帯の時刻は午前12時を回っていた頃。
僕は近くの公園で、幼馴染の陽菜恵に告白をしようと思って待ち合わせをしていた。
すると、公園のベンチに人集りが出来ていた。何事かと思い近づくと、そこには、血塗れになった君の姿。
君の美しい瞳は閉じていた。
周囲には、まだ微かに残る君の温もりを確かに感じた。
あぁ君に伝えたいことを伝える前に、死んでしまうなんて。
あぁ神は残酷だ。
見上げた空は午前12時を回っていたと言うのに、今の君の様な、暗い顔をしていた。
あぁ、君と待ち合わせの予定をしていなければ君はこうなることは無かった。
君に群がった大人達に、公園の所有者らしき男が「監視カメラの映像から見て、恐らくここ最近、この地域を騒がせている連続殺人【La morte】の仕業では無いか」と言っていた。
そういえば最近ニュースで取り上げられていた殺人鬼が居たな、確か名前は【La morte】だった。つまり、この【La morte】が僕の愛する人を殺した犯人かもしれないのだ。
すると、今までに感じたことの無いような気持ち悪さが襲う。全身から蛞蝓のような汗が自分の体を伝って行く。
暫くすると、振戦に陥った。
ここでプツリと意識が切れた。
第弐章~夜空は残酷~
気が付くと僕はベッドに1人横になっていた。
携帯電話で現在時刻を確認すると、9月13日の午前11時30分の表示があった。
きっと壊れているのだろう。
そう思い、窓の外を見ると、急に晴れていた天気が夜空に変わった。
あぁ何なんだよ!さっきのは夢じゃないのか?辞めてくれよ、僕になんの恨みがあるんだよ?
そして、暗い筈なのに窓から小さな公園が見えた。
ベンチに座っているのは他でもない君だった。
君を守る為に僕は急いで公園へ向かう。
マンションに住んでいるから、
僕はマンションに住んでいる。
こんな時は、エレベーターより、階段を使うべきだろうか?
否、考えている時間なんて無い!
僕は直ぐ様階段を駆け下りる。
10階から1階へ、普段は疲れる筈なのに、今日はいつもと違い、全然疲労を感じなかった。
公園に着くと、君の口からタコの触手の様な物が……そして、君は倒れ、信じられない大きさのたこが僕を見下ろしていた。
やはり可笑しい、何かが明らかにおかしい、午前中にも関わらず、いきなり夜空になる事なんてあるか?人の口からたこの触手が出てくることなんてあるか?
否、そんなことあるわけない。
だって、どれも科学的根拠の無いものばかりだ。
そんな事を考えていても、何も分からないのだから、取り敢えず今はこの状況をどうするかを優先するべきだろう。
しかし、僕は生身だ、武器になりそうなものも持っていないし、何より、こいつに武器なんかを使って勝てるのだろうか?
否……確実に無理だ。
だが、無理でもやらなくちゃいけない。
一体僕はどうすれば……
やはり、僕1人じゃ何も出来ないのだろう。
嗚呼そうだ、僕は君が居ないと何も出来ないんだよ。
君の口から出てきたこのタコに殺されるなら、まだマシかな
さよなら。
来世ではしっかり想いを伝えたいな。
大好きだよ。
今も、これからも。
僕は、タコの前に近付いて、少し微笑みながら、目の前に流れる走馬燈を楽しんでいた。
あぁ、人生はあまり楽しめなかったけど、君といれただけで楽しかったよ。
僕はタコに食べられて、僕の体は消えて行った。
次第に、僕の意識も消えて始めていた。
気が付くと、僕はベッドに横たわっていた。
携帯を手に取り、現在の時刻を確認する。
やはり9月13日だ。
もはや、死ぬことも許されないのか……不思議な夜空に、巨大なタコ、イタリア語を使う死神。
なんなんだよ……まだ君との約束の時間まで時間がある。
あの死神について調べてみよう。
13日に現れ、人を殺す殺人鬼である。【La morte】は夜には絶対殺人をしない。
快楽殺人傾向を持つ可能性が高く、シルクハットとタキシード、そして、ヴェネツィアンマスクを身に着けている。
如何にもイタリア人を彷彿とさせる格好をしているが、しかし、日本人である可能性が高い。
その理由は、マスクから僅かに見える、肌の色と目の色だ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、そろそろ待ち合わせ時間だ。
窓から君をの様子を確認する。
すると、君はベンチに腰掛け、目を瞑りながら、体を休めているように見えた。
君の薄く美しい色の肌が、夕日に溶けてゆく。
よそ、まだ君は何の被害にも遭っていない。
さっきは君を守れなかったが、今回は絶対守って見せるから安心して。
僕はバッグを背負って階段を駆け下りる。
バッグの中には、君を守れるようにと包丁を一挺を入れている。
何かあったらこれで危害を加えてくる奴を一刺しに……
そう。
きっとあの化け物は人間なんかじゃなければ、動物でもないのだろう。
だから、刺しても問題は無い筈だ。
君との待ち合わせ場所に行くと、
今度は君と僕の周りに沢山の人達が押し寄せてきた。
其奴等は、明らかに人間が持っている様な優しさ溢れる顔ではなく、狂気に満ちた殺伐とした顔を此方に向け近付いてきた。
君はその場に崩れ落ちた。
僕は、バッグから包丁を取り出し、基奴等目掛けて思い切り刺した。
しかし、痛みに苦しむと思っていたが、基奴等はまるで、何もされていないような反応を見せた。
そして再び基奴等は襲ってきた。
今度は君だけを目掛けて。
今までループして来たけど、ループする前に君はいつも死んでいる。
だから、僕が君の代わりに死ねば、このループは終わる筈だ!
僕は包丁を投げ捨て、君の前に出て、基奴等の攻撃を全て受けた。
基奴等は、人間と同じ見た目をしているのにも関わらず、「殴る」という行動しか行なわない。
しかし、普通に殴られているよりも、ずっと痛みが激しく、良い一撃を貰えば今にも、僕の体はバラバラに砕け散ってしまいそうだ。
痛みだけが体に広がり、何も考えられなくなった僕の頭の中で、君の悲鳴が聞こえる。
けたたましく、しかし、どこか優しさのあるような不思議な叫びを聞いた所で、僕の目の前は黒に染る。
空色鼠の空が、僕等を見下ろし残酷な笑みを溢していた。
そして、僕は、再び目を覚ますことは無かったのである。
第弐章~優しい死神さんと私~
気が付くと、私はベッドに横たわっていた。
このループはいつになったら終わるのだろう?君との待ち合わせ場所に行ったら、君はベンチに血塗れになりながら腰掛けていた。
それを見てから、私の【明日】は奪われた。
幾ら寝ても、待っているのは9月13日。
どうしたら良いのだろうか?
私は、君に告白したかっただけなのに。
寝ても駄目だと言う事は充分に分かった。
だから、君が死なないように、私がサポートをすれば、死なないのではないだろうか?
取り敢えず、電話で君に、待ち合わせ場所の変更をしようと持ちかけた。
待ち合わせ場所は、近所のデパートメントストアに変わった。
しかし、私がデパートメントストアに行った時には、マネキンの首の代わりに、君の生首が飾ってあった。
その時、私の目の前はモノクロになっていた。
そして、また、ベッドに横たわっていた。
未来永劫に変わらない君への愛だけでは、明日はやってこないという事を無理矢理思い知らされた。
ある時、自分が目覚めたい時に目覚ましをセットすると、その時間に起きられるという事を発見した。
これを利用し、君との待ち合わせの5時間も前に、あの公園に向かっていた。
その時、後ろから誰かに肩を叩かれた。
「ひゃっ!」思わず声が出てしまった。
そこには、ニュース番組で取り上げられていた、連続殺人鬼が、立っていた。
私の頭は真っ白になった。
私の足を伝う生暖かい液体。
体中から溢れ出す汗。
そう、私はあまりの恐怖で失禁してしまったのだ。
「うぅ……」その場に崩れ落ちた私は見っとも無い姿をしていただろう。
そんなら私を見た連続殺人鬼は、「申し訳御座いません。驚かせてしまったようですね。」と言うと、私に向かって丁寧にお辞儀をした。
そして、彼は私に一から説明したのだった。
このループの事を、「怪廻苑乱(かいかいえんらん)」と呼ぶ事や、「怪廻苑乱」は昔、愛し合っている男女が行う儀式だった事。その儀式は、ある村の長が、神への信仰として行ったという事である。
儀式と言っても、非常に強力な呪術を用い、邪なる魂を具現化させ、そこに男女を連れ込んで、邪なる魂と、男女どちらかが負けるまで戦わせたらしい。
そして、顕現した全ての魂の浄化をするまで、ループから抜け出せないらしい。
神への信仰としての儀式なので、邪なる魂に負けそうになったら「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」と唱えよと教えられたらしい。
清められた体なら、邪なる魂も近付かないであろうという考えからの教えだそうだ。
しかし、邪なる魂に男女が負けるという事があってからは、そのような事をしなくなったらしい。
だが、神への信仰とは神の力と同質であり、信仰が途絶えればそれまで、力を失いし神は、人々の記憶から消えて行く。
ゆっくりと、時間をかけて。
それを恐れた神は、無理矢理に愛し合っている男女を儀式に巻き込んでいることが近年になって増えているらしい。
また、最初のループの日は女性が死ぬらしい。
男性の方が、力も強い為、何か大切な物を失うと、力不足を感じ、何かに縋りたくなる為に女子が最初のループの日に死なせるそうだ。

「でも、私は女子なのですが。」
私は溢れ出た疑問を吐き出した。
「そもそも貴方は何が目的でこんな事を教えるのですか?本当は作り話の可能性も有るのですが。」
「申し訳御座いません。私はこの地域の祓い人と呼ばれる者です、この地域の「怪廻苑乱」に触れられるのは、「怪廻苑乱」に巻き込まれた男女か怪廻苑乱を経験した者もしくは強力な力を持った祓い人だけなのです。そして、貴女が最初のループの日に死ななかったのであれば、その男性が貴女を庇って死んだのでしょう。男性が女性の為に死ぬと、貴方にとっての最初のループの日は男性が死ぬのです。」
「そして、この儀式は、毎回13日に行われるのですが、その理由は定かでは有りません。私は La morteというイタリア語で活動しているのですが、イタリアでは、13は吉とされている数字なのですよ。」
「……そういえば言い忘れていることがひとつありまりたした。怪廻苑乱で戸籍上死んでいる被害者達なのですが、実は私の管理の下で、怪廻苑乱解決の手伝いをして貰っているのですよ。つまり何が言いたいかと言いますと、怪廻苑乱に巻き込まれても、助ける事が出来るのです。是非私と一緒に、この戦いを終わらせませんか?」
彼は優しくそう言った。
信用出来ない。
こんな奴と居ると殺されてしまうかも。
簡単に人を信じて良いのか?
そんな思いもあったが、私は、彼を信じてみる事にした。
またループが始まる前に、私がこれを終わらせてやる。
La morteは本名を金切 隻影と言うらしい。
私は、隻影に教えられたように、君との待ち合わせ場所に5分前に行く事にした。
すると、私が公園に着いて丁度に、空が暗くなった。
そして、ベンチに目をやると、そのには血塗れの君が座っていた。
そして、君を囲むように、邪なる魂達が暴れ出す。
私は、ズボンのポケットから、一枚、札を取り出して、口に咥え、目を瞑った。
札には「跳」と書かれていた。
そう、これ札は隻影さんがくれた物だ。
札を口に咥え、目を瞑ると、札に書かれている効果が現れるらしい。
しかし、何故か効果は現れない。
やはり駄目か、そもそも怪しすぎるんだ。
あんなやつのことを信じた私が馬鹿だった。
私が諦めかけたその時、急に脚が軽くなったのを感じた。
札は効いているのか?
そんなことを考えているのも束の間、邪なる魂が私に牙を向ける。
今は考えている場合では無い。
私はその場を軽く跳んだ。
すると、50m近く跳べているではないか!
すると、邪なる魂もまた私の真似をするかのように高く跳んだ。
私に飛びかかった邪なる魂の額目掛け、私は「封」の文字が書かれた札を貼り付けた。
忽ち「それ」は砂になって消え去った。
地上に着地すると、一斉に牙を向ける名も無き魂達。
「力」の札を取り出し、目を瞑りながら咥えた。
すると私の全身から力が湧き出るようだ!
嗚呼これなら勝てる。
迫る獣に蹴りを入れ、拳を突いた。
興奮したような様子で此方を睨み付ける。
今更睨み付けられた所で、怯むわけがない!
息を整えつつ、勢いを付けて私は走った。
もうこの私を止められる者は居ない!
獣達の額に、「封」の札を貼り、周りの獣を砂に変える。
土に還った獣達は、どこか虚しげな声を上げた。
そんなに苦しそうな声を上げたところでもう遅い。
反省しながら消えてしまえ!
空を見上げると、歪んだ空が私を嘲笑って(わらって)いた。
すると、嘲笑っている空が私へプレゼントを渡した。
そう、大きいタコのプレゼントを……
毎度毎度迷惑な神様も居たものだな。
悪戯(あそび)にしても流石にやりすぎだ。
丁度運悪く、札の効き目は無くなっていた。
また札を使おうとして、ポケットから取り出した瞬間に、札は全て消えてしまった。
「な……なんで?」
私は恐怖のあまり咽び泣いてしまった。
最早、普通に泣く事も出来ない程に、私の精神は無様に壊された。
もういいよね……私は頑張ったんだ。
そう、頑張った。
だから、もう死んでもいいよね。
どうせループするんだし。
そんな時に脳裏に浮かんだのは、小さい頃の思い出だった。
君がにこにこと朗らかな笑顔で私に語り掛けて来たあの日の事だ。
聴覚障害者の私を虐めていたクラスメイトに、恐れず立ち向かってくれた君の事を思い出すと、私も勇気を貰える。
そうだ、こんな所で凹んではいられない。
逃げてはいられない。
定められた運命を受け入れるだけでは君を取り戻せる訳が無い。
考えろ、この場を抜ける方法を考えるんだ!
そうだ!
思い出した!
タコはストレスを感じると自分の腕を食べるんだ。
しかも、食べた腕は生えてこない。
私は、大きく声を張り上げ、学校に行った。
タコも着いてきている。
でも中には入ってきていない。
そうか、大きすぎて学校に入れないんだ!
校庭で暴れ回るタコに向かって放送室から
音楽室にあったシルバルを大音量で叩く。
するとタコは腕を噛んだ。
少し怯んでいる間に、体育室にあったラインパウダーをタコに被せる。
そして、家庭科室から汲んできた水を大量にかける。
すると、数秒の間激しく暴れ回った後に、タコは動かなくなった。
そう、ラインパウダーにお湯をかけると高温になるのだ。
その後、公園に戻ると君が生き返っていた。
その後、私は死神さんに御礼をして、君に告白したのだった。

第参章 真実
『千年に一度の天才プログラマー』
小さな頃からそう呼ばれ、周りから褒められていた私は、一見すると幸せな生活を送っているように見えるかもしれない。
確かに幸せだったよ。
小学校に行くまではの話だけど。
生まれ持った才能の代償か又は神々の悪戯か、私、「火乃嵐 陽菜恵」は聴覚障害者である。
しかも生まれつきの……
そんな私は当然虐められていた。
早口で話しかけてきたり、小さい声で話さなければ、私に話は通じるのに。
それなのに……私はまるで人では無い様な扱いを受けた。
ある時は、下駄箱の中に生きたゴキブリが詰まっていた。
またある時は、ナイフで刺された。
先生に相談しても、話し相手になってくれなかった。
守ってくれる人も居なかった。
だから、私は、スイッチ一つで爆発するプログラ厶を施したパソコンを、火薬と一緒にグラウンドの中に隠し、次の日にそれを爆発させた。
私は仮病で学校に行っていなかった。
しかし、爆破決行日が卒業式の日だった事もあり、私以外は全員来ていたようだ。
そう、私以外はみんな死んだんだ。
先生も、クラスメイトも、何もかも!!
欠片さえ残らない程に、大きな爆発をしたパソコンも見つかる訳もなく、防犯カメラはハッキング済みだった。
私の復讐は成功した。
そう、その筈だった。
なのに、目からは涙が溢れていた。
別に悲しくは無い。
嬉しかった。
なのに、溢れる涙が私を責め立てる。
時が経つにつれ、殺してしまった皆が恋しくなった。
だから、皆にはゲームの中で生きて貰う事にした。
主人公の私と私の理想の男の子が、謎の怪奇現象に立ち向かうゲームに。
そう、普段の行動や性格から、キャラクターの行動をパターン化したのだ。
9月13日をゲームで取上げた理由は、私の誕生日だからだ、それだけ。
死神の存在も御都合的なキャラクターが必要だったからだ。
そうそれだけだ。
さて、このゲー厶が色々な人に評価されるようになってからは、私は、事件の真相を知られるのが怖くなり、ゲームを出来ないようにした。
しかし、折角作ったゲームを遊んで貰いたいという感情から、私は、世界中のあらゆるサイトに、ゲームのデータを隠した。
これで私の話は終わりだ。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

へんてこおうこく

絵本 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

エイミーと旦那さま ② ~伯爵とメイドの攻防~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:159

詩「露天風呂にて」

現代文学 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

汐留一家は私以外腐ってる!

青春 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:4

越えてもたらすメッセージ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

優しく、さようなら✨

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:4

追憶のquiet

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

テイマーは最強職

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:11

究極の整骨院

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:2

処理中です...