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一章
36.シノとラムネ
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ラムネのせいでより良くない展開になっていたがハルトはなんとか訂正してシノに何があったのかをすべて説明した。説明を終えると多少納得してなさそうな表情を見せたシノだが「わかった」と言った。色々とあって気疲れしたハルトははぁーとため息をつく。そして気持ちを入れ替えて「自己紹介でもしとくか」と提案した。それに対して他二人は賛成したようだ。
ハルトはシノがいるベッドに座りラムネはもう片方のベッドに座った。ハルトがベッドに座るとシノは布団と一緒にハルトに近づくために少しずつ移動する。そしてハルトの隣に来たところで止まった。
「まず俺からな。俺はハルトだ。よろしく」
「改めて」
「よろーしくございます~!!」
ハルトが自己紹介を終えると次にシノの番になる。するとシノはいきなり両手でハルトの片腕に触れる。
「……私はシノ。ハルトの恋人にしていずれ正妻」
「勝手に恋人にすんな。あとしれっと昇格を考えるな」
「ぬえぇぇぇぇぇぇええ!!! やっぱりそうだったんですかぁ! いやぁ私なんとなく気づいてましたよ。奥さんから漂う愛の威圧をッ!!」
「何言ってんだ」
そして最後にふざけたおしているラムネが自己紹介をする。
ラムネはベッドの上で立ち上がり「私は私こそがぁあああ!!!」と言ってベッドから飛び降りると特に滑ってしまう要素など床になかったのだが勢いよく滑った。その時シノがベッドに置かれていた枕をぶん投げラムネの後頭部を守りはしたが完全に衝撃を吸収する事は出来ず悶絶していた。
「こ、こんな災難続きなんてぇ! まさかこれも九神が原因かぁ!! って災難といえばハルトさん私の剣どうしてくれるんですか!」
「は?」
「あの時の爆発のせいであえて肌身から離していた剣がふっとんで消えたんですよ! 大切にしていた剣だったというのに! 不敬! 死刑! 極刑!!」
「大切な剣なら肌身離さず持っとけよ」
「ぬはぁああああ! 私に剣をどうかくださいぃぃ!」
ラムネが泣いているとシノがハルトの袖を引っ張る。「どうしたんだ?」とハルトが声をかけるとシノは壁に立てかけていた剣を見つめて「ハルト、あれあげていーよ」と言ったがハルトには持っていても使えないからという意味に勝手に変換されていた。
ハルトは壁に立てかけている剣を取りにベッドから立ち上がる。ラムネはハルトが何をしようとしているのかわからず地面に座ったままだった。
「これやるよ」
ハルトはラムネの元まで行きずっと持っていた使わない剣を手渡した。剣を受け取ったラムネは「ありがとう」と満面の笑みを浮かべて言った。
(普通にしてればこんなに可愛いのか)
シノに心を読まれたら殺されそうな事を平然と思ったハルト。しかしシノは心を読むことなど出来ないのでただひたすらラムネに愛の威圧ッを送りつけていた。
「ハルトさん、これからはこれを大切にします!」
「切り替え早すぎないか」
「大切なものはいずれ消えますから古き大切にいつまでも固執せず日々生まれる大切を私は拾っていきたいんです」
「え、いきなりなんだこいつ」
「気持ち悪い。お腹露出狂」
「ちょぉぉぉぉっと! 何かを語っただけでそんな事言われるなんて国外追放だけでは済みませんけど!! それとぉ露出狂じゃないです!!」
ラムネの服装はお腹を隠す気がない服にショートパンツ。これで戦闘に挑むというのならば正真正銘の馬鹿である。
「てか自己紹介しろよ」
「あぁ~!! 私はラムネ・シュワーシュールです! これから何卒よろしくお願いしまーす」
「ということで自己紹介は終わり。こいつの事はさっき説明した通りだ。それで俺達がする事もさっき言った通り。以上。寝る」
ハルトは自己紹介前の説明でラムネについては聞いたことはシノにすべて話したがラムネにはハルトが転移者でシノが魔女だということは一応隠した。一見馬鹿そうだがそれは偽りの可能性もある為完全に信用出来ると判断するまでは隠すつもりのようだ。
「ハルト、一緒に寝よ?」
「あ、あぁ」
「いいですねぇ~。私もまぜてくださいぃ!!」
「お前はそっちのベッドで寝ろ」
「ど、どうしてですかぁ!! もうそれなりの関係だと、これは私の勘違い……なのですかぁ?!」
「そうだな。勘違いだな。お前がこっちに来たら狭いしうるさいし馬鹿だし変人だし」
「最初以外全部無関係じゃないですかぁああ!!」
「いいや、最重要項目だ」
ラムネはしょぼんとした顔でベッドに登り布団にくるまった。一方ハルトとシノは一つしかない枕をハルトが使いシノは腕枕をしてもらって眠ろうとしていた。しかしようやく訪れた静寂を破壊するようにラムネが大声を出す。
「あぁぁ!!! 私そう言えば漏れそうなんですよぉ!」
「何がだよ」
「い、いやぁ、そ、そんな事言わせないでくださいよ。言いますけど~。おしっこです。ちなみに決壊寸前です」
「いや、早く出しに行けぇぇぇぇ!!!」
ラムネはハルトに怒鳴られベッドから急いで降り扉の鍵を開けて走っていった。ハルトは頭を抱えてはぁとため息をつく。
(あんな奴と今後一緒って本当に大丈夫なのか?)
ハルトはシノがいるベッドに座りラムネはもう片方のベッドに座った。ハルトがベッドに座るとシノは布団と一緒にハルトに近づくために少しずつ移動する。そしてハルトの隣に来たところで止まった。
「まず俺からな。俺はハルトだ。よろしく」
「改めて」
「よろーしくございます~!!」
ハルトが自己紹介を終えると次にシノの番になる。するとシノはいきなり両手でハルトの片腕に触れる。
「……私はシノ。ハルトの恋人にしていずれ正妻」
「勝手に恋人にすんな。あとしれっと昇格を考えるな」
「ぬえぇぇぇぇぇぇええ!!! やっぱりそうだったんですかぁ! いやぁ私なんとなく気づいてましたよ。奥さんから漂う愛の威圧をッ!!」
「何言ってんだ」
そして最後にふざけたおしているラムネが自己紹介をする。
ラムネはベッドの上で立ち上がり「私は私こそがぁあああ!!!」と言ってベッドから飛び降りると特に滑ってしまう要素など床になかったのだが勢いよく滑った。その時シノがベッドに置かれていた枕をぶん投げラムネの後頭部を守りはしたが完全に衝撃を吸収する事は出来ず悶絶していた。
「こ、こんな災難続きなんてぇ! まさかこれも九神が原因かぁ!! って災難といえばハルトさん私の剣どうしてくれるんですか!」
「は?」
「あの時の爆発のせいであえて肌身から離していた剣がふっとんで消えたんですよ! 大切にしていた剣だったというのに! 不敬! 死刑! 極刑!!」
「大切な剣なら肌身離さず持っとけよ」
「ぬはぁああああ! 私に剣をどうかくださいぃぃ!」
ラムネが泣いているとシノがハルトの袖を引っ張る。「どうしたんだ?」とハルトが声をかけるとシノは壁に立てかけていた剣を見つめて「ハルト、あれあげていーよ」と言ったがハルトには持っていても使えないからという意味に勝手に変換されていた。
ハルトは壁に立てかけている剣を取りにベッドから立ち上がる。ラムネはハルトが何をしようとしているのかわからず地面に座ったままだった。
「これやるよ」
ハルトはラムネの元まで行きずっと持っていた使わない剣を手渡した。剣を受け取ったラムネは「ありがとう」と満面の笑みを浮かべて言った。
(普通にしてればこんなに可愛いのか)
シノに心を読まれたら殺されそうな事を平然と思ったハルト。しかしシノは心を読むことなど出来ないのでただひたすらラムネに愛の威圧ッを送りつけていた。
「ハルトさん、これからはこれを大切にします!」
「切り替え早すぎないか」
「大切なものはいずれ消えますから古き大切にいつまでも固執せず日々生まれる大切を私は拾っていきたいんです」
「え、いきなりなんだこいつ」
「気持ち悪い。お腹露出狂」
「ちょぉぉぉぉっと! 何かを語っただけでそんな事言われるなんて国外追放だけでは済みませんけど!! それとぉ露出狂じゃないです!!」
ラムネの服装はお腹を隠す気がない服にショートパンツ。これで戦闘に挑むというのならば正真正銘の馬鹿である。
「てか自己紹介しろよ」
「あぁ~!! 私はラムネ・シュワーシュールです! これから何卒よろしくお願いしまーす」
「ということで自己紹介は終わり。こいつの事はさっき説明した通りだ。それで俺達がする事もさっき言った通り。以上。寝る」
ハルトは自己紹介前の説明でラムネについては聞いたことはシノにすべて話したがラムネにはハルトが転移者でシノが魔女だということは一応隠した。一見馬鹿そうだがそれは偽りの可能性もある為完全に信用出来ると判断するまでは隠すつもりのようだ。
「ハルト、一緒に寝よ?」
「あ、あぁ」
「いいですねぇ~。私もまぜてくださいぃ!!」
「お前はそっちのベッドで寝ろ」
「ど、どうしてですかぁ!! もうそれなりの関係だと、これは私の勘違い……なのですかぁ?!」
「そうだな。勘違いだな。お前がこっちに来たら狭いしうるさいし馬鹿だし変人だし」
「最初以外全部無関係じゃないですかぁああ!!」
「いいや、最重要項目だ」
ラムネはしょぼんとした顔でベッドに登り布団にくるまった。一方ハルトとシノは一つしかない枕をハルトが使いシノは腕枕をしてもらって眠ろうとしていた。しかしようやく訪れた静寂を破壊するようにラムネが大声を出す。
「あぁぁ!!! 私そう言えば漏れそうなんですよぉ!」
「何がだよ」
「い、いやぁ、そ、そんな事言わせないでくださいよ。言いますけど~。おしっこです。ちなみに決壊寸前です」
「いや、早く出しに行けぇぇぇぇ!!!」
ラムネはハルトに怒鳴られベッドから急いで降り扉の鍵を開けて走っていった。ハルトは頭を抱えてはぁとため息をつく。
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