44 / 78
王者の帰国
しおりを挟む
「第七回、シャンデリア・ナイト実行委員会を始める!」
ガーゼを頬に当てた金田が、うれしそうに教室を見渡す。
「増えた、増えた! 圧倒的に人が増えた! 今回は前みたいな冷やかしじゃねーだろうな⁉」
立て膝をして座っている男子学生や、携帯電話から顔を上げる女子学生など、実行委員会の出席率は 全体の約八割を超えていた。
雛形が薄目を見せてマリンに近寄る。
「当然よねー、人気マンガ家のマリンちゃんが参加してくれるんだもん、そりゃーみんな集まるってー。ほら、マリン先生とお呼び」
金田が何度も雛形の顔を指差して、
「お前 この間までマリンの事なにも知らなかったくせに なーにがマリン先生だ このにわかファン! しかもお前、そのポケットから顔を出しているのは何だ!」
「おっと、見つかってしまった」
雛形の制服のポケットから サイン入りの単行本が見えていた。
「マリン先生のサイン、金田も、欲しい?」
「自分のもののようにマリンを使うな!」
マジックペンのキャップを閉めて、積み上がった本を数えるマリン、
「これで全部と。他にあたしのサインが欲しい人いるー?」
ガタンと金田が教壇から落ちる。
「ちゃっかり人集めに協力しているんじゃない、マリン! 雛形にそそのかされて自分を安く売るなー」
ピンクのメガネに指を添えて、上目で金田を見るマリン、
「別にいいじゃない、サインくらい。あたしなんかのサインを欲しがってくれるなんて、ありがたい事よ」
金田は口を尖らせて、後ろ頭をなでながら、
「あたしなんかって言うけどなー、お前はデビューから二年で一万部も売り上げた人気マンガ家なんだぞ」
マリンはあちこちに単行本を手渡しながら、
「それより早く委員会始めたら? だいぶ遅れているって話じゃない」
「お前に言われたくないんだけどー」と金田が下唇を出してから、
「よーし、それじゃ、C組のシャンデリア・ナイトについて話し合いに入るかー」
久遠が優雅に本をめくりながら、
「その前に。おい、なんでお前らそんな離れた所に立っているんだ」
言われてみれば と、改めてみんなが二人の方を見ると、金田は左に見える窓の近くに、八木は右の教室の入口に、お互い距離を取って立っていた。
大きな顔を動かして、海老原は何度も二人を見比べて、
「ホントだ。あれ? 金田っていつもそんな所に立っていたっけ」
「な、なに言ってんだよ、俺はいつもここに」
あさっての方向を向く金田、その頭に救急車の赤色灯がよみがえる。
『なに考えているの金田くん! 里子ちゃんは重い病気なのよ⁉』
『自分勝手にあの子を連れ回して、緊急搬送までさせて。あなた、いい加減にしなさい!』
今も怒鳴られたようにぐっと目を閉じ、恐々と横を見る金田、そこでは丸々と頬をふくらませた八木がフンと言って顔を反らす。次第にみんなの注目が集まると、八木は黒板の前に立って カカカと乱暴に題名を書く。
「あれ? なんか八木さん怒っているでしゅか?」
婦警の格好をして 周りから白い目で見られる相羽が、不思議そうな顔をタブレットから上げる。
「怒ってない、怒ってない。私はいつも通り。委員長、早く進行して」
「は、はい」とナイフを首元に突きつけられたように、あわてて金田が襟を正す。
その様子を鋭い目で観察する久遠。
「えーと、それじゃまずはシャンデリア・ナイトの内容を話し合う前に、またいつも通りイベントに参加しないやつの説得だな。久遠、残るはあと二人だったな」
久遠はぱたんと本をとじる。
「ほう、さすがに人数くらいは覚えるようになったか。そうだ、次は」
「新木アメリア、アメリカはバージニア州の学校へ留学中のー」
金田が得意そうに人差し指を立てると、相手に先を越された久遠が目を見張る。
「いつも人に聞いてばかりのお前が、意外だな。新木のこと少しは調べたか」
立てた人差し指をそのまま教室の後ろの方へ向けて、
「調べるも何も、あそこに座っているアメリアが 自己紹介のカンペをこっちに向けているから」
「えっ⁉」とみんないっせいに教室の後ろを振り返る。
「ハーイ」と日本人離れした顔を持つアメリアがみんなに小さく手を振る。
その隣で同じように手を振る担任の片桐、
「いやー、黙っていてごめんねー、別に隠れて見ていたわけじゃないんだよ。みんなすごく盛り上がっていたから、邪魔しては悪いと思って」
そこで片桐はアメリアの方に手のひらを向けて、
「覚えている人もいると思うけど、こちらアメリカへ留学中だった新木アメリアさん。きのう帰国したばかりでね、今日は校長先生や先生方への挨拶だけで 今から帰る所だったんだけど、新木さんがどうしてもみんなの顔が見たいって」
深めのキャップを取って、イギリス人と日本人のハーフという、その鼻筋の通った顔を上げるアメリア。
「Long time no see. My name is Ameri Araki and I just returned from America. I came back in a hurry because I wanted to see everyone's faces.」
雛形が首筋を掻きむしって悲鳴を上げる。
「ギャー、英語だー! それも本場の英語」
海老原が牛乳パンを口にいれてモグモグいいながら、
「あれー? 新木って、一学年の時日本語で話していなかったっけ?」
「Hey Amelia. You're speaking English now.」
金田が普通に英語で返すと、雛形がまた悲鳴を上げる。
「ギャー! 金田まで英語でしゃべっているー!」
「いちいちうるさいヤツだなー、こんなの中学英語だろ。Did you forget Japanese after living in America for so long?」
そこでアメリアはハッとした顔を見せて、
「ゴメン 私、アッチノ生活長カッタカラ、少シ日本語忘レタ」
「きゃー! 一度でいいからそんなカッコいいセリフ言ってみたいでしゅよ」
そう言って婦警の腰から拳銃を取り出す相羽。
「オー、ジャパニーズコーバン!」とアメリアが相羽の姿に驚く。
井岡がイスからずり落ちそうになりながら、
「ウソやろ、たった二年アメリカにおっただけでこないアメリカ人になるっちゅーんか⁉」
片桐が声を出して笑ってから、アメリアの肩に手を置く。
「新木さんはね、向こうでパルクールのチームに所属していて、ずっと寮生活をしていたからさ、たぶん日本語で話す機会がなかったんじゃないかな。だから無意識に英語が出てしまうんだよ、そこは理解してあげてね」
そこで金田は何かいい事を思いついて、パチンと指を鳴らす。
「待てよ、これはひょっとするとひょっとするかも知れない。アメリアがこうして自主的に委員会に顔を出したって事は、当然シャンデリア・ナイトにも参加してくれるって事だよな?」
その事に雛形も気づいて、人差し指をあごに当てる。
「確かにー。このタイミングで新木さんが帰国したって事は、イベントの準備段階から参加できるしー、しかも帰る所をわざわざ実行委員会に顔を出したって事は、きっとそういう事だよねー」
「うっしゃー!」と金田は何度もガッツポーズを見せて、
「今回は面倒なヤツの説得をしないで済むぜー!」
「誰が面倒なヤツだって?」とマリンが青筋を立てて机を叩く。
金田は教室の真ん中を突っ切って行って、その勢いでアメリアの手をにぎる。
「アメリア、お前はもちろんシャンデリア・ナイトに参加してくれるよな⁉ な⁉ そのために日本へ帰って来たんだよな!」
ブルーの瞳が金田を見詰め、その言葉の意味を理解した途端、アメリアの雰囲気が一変する。
「Chandelier Night?」
流暢な英語が返る。
「おー、おー、そうだ。お前はそのイベントに参加するためにわざわざアメリカから帰国したんだろう? この学校を卒業するために」
にぎられた手を不快に感じ、アメリアは手荒く金田の手を払いのけ、両手で深くキャップをかぶる。
「私、帰ル」
「え」
虚を突かれた金田がその場に立ち尽くす。
「私ハ、ソンナ事ノ為ニ帰ッテ来タワケデハナイ」
興奮した金田が身振り素振り相手に訴えかける。
「なに言ってんだよ! こんなナイスタイミングで帰国して、実行委員会にも参加して、誰がどう考えたってシャンデリア・ナイトに参加するために」
ひどく失望した顔をして、担任の耳に何かをささやくアメリア、そのまま席を立って教室から出て行く。
「え? ちょ、ちょっと!」
片桐が二人の間に割って入り、お腹で金田を押し返す。
「おっと、ごめんね金田くん、新木さんもう帰るって。彼女ほら、帰国してまだ間もないから、少し疲れているんだよ。今日は顔を出しただけだから、ね、また明日」
必死になって片桐の脇から顔を出す金田、
「おいアメリア! 俺の質問に答えてくれ! イベントに参加してくれるんだろう⁉ なあ、それだけでも答えてくれ!」
教室を出た所で立ち止まり、アメリアはふり返りもせず背中で、
「私ハ、ソノ クソイベントニハ参加シナイ、答エハNOネ」
ガーゼを頬に当てた金田が、うれしそうに教室を見渡す。
「増えた、増えた! 圧倒的に人が増えた! 今回は前みたいな冷やかしじゃねーだろうな⁉」
立て膝をして座っている男子学生や、携帯電話から顔を上げる女子学生など、実行委員会の出席率は 全体の約八割を超えていた。
雛形が薄目を見せてマリンに近寄る。
「当然よねー、人気マンガ家のマリンちゃんが参加してくれるんだもん、そりゃーみんな集まるってー。ほら、マリン先生とお呼び」
金田が何度も雛形の顔を指差して、
「お前 この間までマリンの事なにも知らなかったくせに なーにがマリン先生だ このにわかファン! しかもお前、そのポケットから顔を出しているのは何だ!」
「おっと、見つかってしまった」
雛形の制服のポケットから サイン入りの単行本が見えていた。
「マリン先生のサイン、金田も、欲しい?」
「自分のもののようにマリンを使うな!」
マジックペンのキャップを閉めて、積み上がった本を数えるマリン、
「これで全部と。他にあたしのサインが欲しい人いるー?」
ガタンと金田が教壇から落ちる。
「ちゃっかり人集めに協力しているんじゃない、マリン! 雛形にそそのかされて自分を安く売るなー」
ピンクのメガネに指を添えて、上目で金田を見るマリン、
「別にいいじゃない、サインくらい。あたしなんかのサインを欲しがってくれるなんて、ありがたい事よ」
金田は口を尖らせて、後ろ頭をなでながら、
「あたしなんかって言うけどなー、お前はデビューから二年で一万部も売り上げた人気マンガ家なんだぞ」
マリンはあちこちに単行本を手渡しながら、
「それより早く委員会始めたら? だいぶ遅れているって話じゃない」
「お前に言われたくないんだけどー」と金田が下唇を出してから、
「よーし、それじゃ、C組のシャンデリア・ナイトについて話し合いに入るかー」
久遠が優雅に本をめくりながら、
「その前に。おい、なんでお前らそんな離れた所に立っているんだ」
言われてみれば と、改めてみんなが二人の方を見ると、金田は左に見える窓の近くに、八木は右の教室の入口に、お互い距離を取って立っていた。
大きな顔を動かして、海老原は何度も二人を見比べて、
「ホントだ。あれ? 金田っていつもそんな所に立っていたっけ」
「な、なに言ってんだよ、俺はいつもここに」
あさっての方向を向く金田、その頭に救急車の赤色灯がよみがえる。
『なに考えているの金田くん! 里子ちゃんは重い病気なのよ⁉』
『自分勝手にあの子を連れ回して、緊急搬送までさせて。あなた、いい加減にしなさい!』
今も怒鳴られたようにぐっと目を閉じ、恐々と横を見る金田、そこでは丸々と頬をふくらませた八木がフンと言って顔を反らす。次第にみんなの注目が集まると、八木は黒板の前に立って カカカと乱暴に題名を書く。
「あれ? なんか八木さん怒っているでしゅか?」
婦警の格好をして 周りから白い目で見られる相羽が、不思議そうな顔をタブレットから上げる。
「怒ってない、怒ってない。私はいつも通り。委員長、早く進行して」
「は、はい」とナイフを首元に突きつけられたように、あわてて金田が襟を正す。
その様子を鋭い目で観察する久遠。
「えーと、それじゃまずはシャンデリア・ナイトの内容を話し合う前に、またいつも通りイベントに参加しないやつの説得だな。久遠、残るはあと二人だったな」
久遠はぱたんと本をとじる。
「ほう、さすがに人数くらいは覚えるようになったか。そうだ、次は」
「新木アメリア、アメリカはバージニア州の学校へ留学中のー」
金田が得意そうに人差し指を立てると、相手に先を越された久遠が目を見張る。
「いつも人に聞いてばかりのお前が、意外だな。新木のこと少しは調べたか」
立てた人差し指をそのまま教室の後ろの方へ向けて、
「調べるも何も、あそこに座っているアメリアが 自己紹介のカンペをこっちに向けているから」
「えっ⁉」とみんないっせいに教室の後ろを振り返る。
「ハーイ」と日本人離れした顔を持つアメリアがみんなに小さく手を振る。
その隣で同じように手を振る担任の片桐、
「いやー、黙っていてごめんねー、別に隠れて見ていたわけじゃないんだよ。みんなすごく盛り上がっていたから、邪魔しては悪いと思って」
そこで片桐はアメリアの方に手のひらを向けて、
「覚えている人もいると思うけど、こちらアメリカへ留学中だった新木アメリアさん。きのう帰国したばかりでね、今日は校長先生や先生方への挨拶だけで 今から帰る所だったんだけど、新木さんがどうしてもみんなの顔が見たいって」
深めのキャップを取って、イギリス人と日本人のハーフという、その鼻筋の通った顔を上げるアメリア。
「Long time no see. My name is Ameri Araki and I just returned from America. I came back in a hurry because I wanted to see everyone's faces.」
雛形が首筋を掻きむしって悲鳴を上げる。
「ギャー、英語だー! それも本場の英語」
海老原が牛乳パンを口にいれてモグモグいいながら、
「あれー? 新木って、一学年の時日本語で話していなかったっけ?」
「Hey Amelia. You're speaking English now.」
金田が普通に英語で返すと、雛形がまた悲鳴を上げる。
「ギャー! 金田まで英語でしゃべっているー!」
「いちいちうるさいヤツだなー、こんなの中学英語だろ。Did you forget Japanese after living in America for so long?」
そこでアメリアはハッとした顔を見せて、
「ゴメン 私、アッチノ生活長カッタカラ、少シ日本語忘レタ」
「きゃー! 一度でいいからそんなカッコいいセリフ言ってみたいでしゅよ」
そう言って婦警の腰から拳銃を取り出す相羽。
「オー、ジャパニーズコーバン!」とアメリアが相羽の姿に驚く。
井岡がイスからずり落ちそうになりながら、
「ウソやろ、たった二年アメリカにおっただけでこないアメリカ人になるっちゅーんか⁉」
片桐が声を出して笑ってから、アメリアの肩に手を置く。
「新木さんはね、向こうでパルクールのチームに所属していて、ずっと寮生活をしていたからさ、たぶん日本語で話す機会がなかったんじゃないかな。だから無意識に英語が出てしまうんだよ、そこは理解してあげてね」
そこで金田は何かいい事を思いついて、パチンと指を鳴らす。
「待てよ、これはひょっとするとひょっとするかも知れない。アメリアがこうして自主的に委員会に顔を出したって事は、当然シャンデリア・ナイトにも参加してくれるって事だよな?」
その事に雛形も気づいて、人差し指をあごに当てる。
「確かにー。このタイミングで新木さんが帰国したって事は、イベントの準備段階から参加できるしー、しかも帰る所をわざわざ実行委員会に顔を出したって事は、きっとそういう事だよねー」
「うっしゃー!」と金田は何度もガッツポーズを見せて、
「今回は面倒なヤツの説得をしないで済むぜー!」
「誰が面倒なヤツだって?」とマリンが青筋を立てて机を叩く。
金田は教室の真ん中を突っ切って行って、その勢いでアメリアの手をにぎる。
「アメリア、お前はもちろんシャンデリア・ナイトに参加してくれるよな⁉ な⁉ そのために日本へ帰って来たんだよな!」
ブルーの瞳が金田を見詰め、その言葉の意味を理解した途端、アメリアの雰囲気が一変する。
「Chandelier Night?」
流暢な英語が返る。
「おー、おー、そうだ。お前はそのイベントに参加するためにわざわざアメリカから帰国したんだろう? この学校を卒業するために」
にぎられた手を不快に感じ、アメリアは手荒く金田の手を払いのけ、両手で深くキャップをかぶる。
「私、帰ル」
「え」
虚を突かれた金田がその場に立ち尽くす。
「私ハ、ソンナ事ノ為ニ帰ッテ来タワケデハナイ」
興奮した金田が身振り素振り相手に訴えかける。
「なに言ってんだよ! こんなナイスタイミングで帰国して、実行委員会にも参加して、誰がどう考えたってシャンデリア・ナイトに参加するために」
ひどく失望した顔をして、担任の耳に何かをささやくアメリア、そのまま席を立って教室から出て行く。
「え? ちょ、ちょっと!」
片桐が二人の間に割って入り、お腹で金田を押し返す。
「おっと、ごめんね金田くん、新木さんもう帰るって。彼女ほら、帰国してまだ間もないから、少し疲れているんだよ。今日は顔を出しただけだから、ね、また明日」
必死になって片桐の脇から顔を出す金田、
「おいアメリア! 俺の質問に答えてくれ! イベントに参加してくれるんだろう⁉ なあ、それだけでも答えてくれ!」
教室を出た所で立ち止まり、アメリアはふり返りもせず背中で、
「私ハ、ソノ クソイベントニハ参加シナイ、答エハNOネ」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる