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誰かの夢
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天文台のドームの形に五年前の夜空が切り取られる。
「いよいよ明日だな、倉木。俺たちのシャンデリア・ナイトは卒業前夜のリミットいっぱいで間に合った」
頬にガーゼを当てた早見が 屋上からシャンデリア城の明かりを眺める。
「準備はいい?」
ポンと一つ弾んで倉木が下から相手を見上げた。
「誰にモノを言ってんだ。俺はいつでも準備OKだ」
親指を自分の顔に向けて、ニッと爽やかな笑顔を見せる早見、それを見て倉木は手すりの上に頬杖を突く。
「正義のヒーローも、あれだけの人数を相手にしたら、さすがに無傷とはいかないか。一発いいのが入っていた」
「あれは!」とガーゼの方に目を動かして、
「返り血が目に入って前が見えなくなったんだ。んじゃなきゃあんなハエがとまるようなパンチはもらわない」
「ほーう」といたずらっぽい顔をして倉木はその頬をつつく。
「痛ちちち、触るな!」
二人の頭上には遥か彼方まで銀河が続いていた。
「でも 良かったー。みんな無事で。一時はどうなる事かと思ったけど、そこはさすがの校長先生よね、最後はあの乱闘騒ぎをたったひと声で鎮めてしまうのだから」
春の夜風が倉木の前髪をサラサラと揺らす。
「ホントだな。相手をつかんだまま みんな呆気に取られて固まっていた。まるで任侠映画のワンシーンを見ているような迫力だった」
満足そうに早見の顔を見上げると、そのまま倉木は空に目を上げて、
「あ、流れ星」と夜空を指差し 祈りのポーズを見せる。
「何をお願いしている」
「あしたのシャンデリア・ナイトが成功しますように」
「あ、俺も願っておこ」
誰もいない学校の屋上で、二人の祈る姿が一つになる。
「この一年、本当にいろいろあったなー。思い返せば長ーい一年だった」
「ああ、思ったよりも時間が掛かってしまった。クラスのみんなをまとめるのって、ホント大変」
倉木は小さく首を傾けて、
「なんでみんな、あんなに意地を張るのかな」
暗い森の中から男女の話し声が聞こえて来る。
「それはな 倉木、それはみんな自分が信じているものが正しいと思っているからなんだ。才能があればあるほど、そいつは自分の信じているものが正しいと思っている」
鼻筋の通った横顔を見上げて、倉木はふっと笑みをこぼす。
「でも、ちょっと信じ過ぎ」
早見はくすぐられたように笑いながら、大きく腕を広げて手すりをつかむ。
「もう、いいじゃねえか。最後にはみんな一つにまとまったんだから」
倉木の顔から笑みが消え、そのまま地上へと視線が落ちて行く。
「また、A組の副委員長から嫌味を言われた。卒業式の前夜にシャンデリア・ナイトを開催するなんて、みんな迷惑しているって。式の準備だってあるのに、先生たちの手を煩わせるなって、そんな事も分からないのかって」
大きく息を吸い込んで、早見は声高らかに笑う。
「もういいって。そんなの放っておけ。負け犬の遠吠えだそんなの。A組のイベントが不振に終わったからって、校長がC組ばっかり構っているからって、あいつら俺たちにヤキモチを焼いているんだ。
いいか倉木、これからいろいろと 周りからとやかく言われる事もあるだろうが、そんな時にはこの言葉を思い出せ。
正義は勝つ。結局これなんだよ。どんな逆境にあっても、どんな最悪な状況でも、最後に立って笑っているのは正義なんだ。
そんでな、その正義ってのはな、人に嫌味なんて言わねーんだよ」
再び倉木に笑顔が戻り、心の底から安心した表情を見せて、
「そうよね。正義は人の悪口なんて言わない。相手のやっている事は、正義ではない。最後に笑っているのは私たち、そうよね」
「そういうこと」
そこで二人はグータッチを見せる。
倉木アイス様と書かれたドアがノックされる。
「どーぞ」
「失礼しまーす」
楽屋の中では今、鏡の前に座った倉木がヘアメイクを受けていた。
「お、C組の大スター、倉木アイスは絶賛メイク中か」
鏡越しに倉木が早見を見る。
「涼真くん、入りが早ーい」
「それはお互い様。リボルチオーネ高校の卒業生はみんな遅刻しないって、業界じゃ有名だ。今日の収録は長丁場になるけど、よろしくな」
「こちらこそ、よろしくね」
そこで二人にしか分からない間が流れる。
「あ、さっき会場を下見していたら、伊部に会った」
テーブルに置かれた花束を見て、それが誰から送られたのか確かめてから、早見。
「伊部くん? へー、今日の照明って伊部くんが担当なんだ」
「ああ、あいつ気合入ってたぞー? 我らが副委員長を最高に演出してやるんだって、鼻息が荒かった」
「そっかー。伊部くんはもうこんな大きな仕事を任されているんだ」
早見の後ろに、はにかんだ少年の姿が。
「? 誰、その子」
「お、忘れてた。こいつは俺の弟の修二郎。おい、挨拶しろよ、国民的アイドルの前だぞ」
修二郎はまともに相手の顔を見られないくらい緊張して、
「お、おはようございます」
倉木は笑顔で頭を下げる。
「はい、おはようございます。へー、この子が涼真くんの言っていた ダンスの天才修二郎くんだ。なんか、いかにもダンスが上手そうな雰囲気ある」
「中学生のチームで、二年連続世界大会で準優勝している。スーパーキッズって呼ばれていて、ちょっと天狗になっているんだ。ほら いい機会だ、何か一つ技を見てもらえ」
「えー、ここでやるのかよー」
体をくねらして、かわいく照れ隠しを見せる修二郎。
「これだけのスペースがあれば十分だろ。お前の得意なやつを見せてやれ」
すると修二郎は体を回転させながら逆さまになって、コマのように両足を回転させるエアートラックスを見せた後、床に頭をつけてロングドリルを決める。
「わー、すごーい、手足が長いから動きがダイナミック!」
思わずスタイリストも拍手をしながら飛び跳ねる。
「もっともっと体幹を鍛えれば、こいつは俺をも超えるダンサーになれる」
「もう超えてるって」
早見はげんこつをくれる真似を見せながら、
「プロの舞台に立った事もないのに生意気言ってんじゃねー。お前はまだまだ俺を越えてない!」
「ちぇーっ」
倉木の楽屋が笑いに包まれる。
「倉木ぃ、どうしたー、また魂が抜けているぞー」
ドラマの撮影現場、大きなタオルに身を包んだ倉木がゆっくりと顔を上げる。
「は?」
「は? じゃない、現場で生返事をするなってあれほど言ってんだろ! またボーッとして、本当に最近の倉木アイスはどうしちまったんだー?」
倉木の方へストーブの向きを変えながら、マネージャーの田淵が大きな舌打ちを聞かせる。
少し離れた焚き火の前で、意味深な笑みを浮かべる若い女優。
「台本は読んで来ない、新幹線は乗り間違える、衣装はタクシーに置き忘れる、んで遅刻かよ。ったく、たるんでいるぞ!」
丸めた台本でペシペシ倉木の背中を叩く田淵、そのままコーヒーの入ったカップを手に取り、
「ほら、これでも飲んで目を覚ませ。次のシーンは逃げる犯人を必死に追い掛けてド派手に転ぶシーンだ。大沢さんの演技はとにかくダイナミックだから、ボーっとしてっと振り飛ばされて大ケガすっぞ」
その時後ろの方でスタッフが何やら騒ぎ始める。
「ん? なんだなんだ、何事だ?」
田淵がうんしょと立ち上がり、茶菓子が用意された休憩スペースへ近づく。
「えッ! ウソでしょ!」というスタッフの声につられて、倉木も不思議に思って田淵の背中に近づく。
スタッフらがテレビの前に集まり、画面に表示されている緊急速報の、『元ブルーエイジェントの早見涼真さんが死亡、自殺とみられる』というテロップに釘付けになっていた。
「えっ! 早見って、あの早見⁉ お、おい倉木、お前の同級生が」
その時倉木の手からカップが落ちて、ガシャーンといってコーヒーが床に広がる。
「何やってんだって、て、お、おい! ヤーバッ! 倉木が倒れた! 誰かっ、救急車ー!」
サクラの花びら舞う 広大な霊園の一角に、喪服を着た美しい女性が一人ポツンと立っていた。
「どうして、どうして、ねえ、なんとか言ってよ」
早見家と書かれた墓石の前で、その女性はひざから崩れ落ちる。
「正義は勝つって、言ってたじゃない! ねえ、なんとか言ってよ! 正義が、負けていいの⁉ こんな、これからって時に、負けていいの⁉ ねえ涼真くん、正義は勝つって言ってよ! お願いだから、ねえ、正義は勝つって……。
ああぁあぁぁぁあああぁぁ!」
喪服の女性が伸ばしたこぶしには、いつまでもグータッチが叶う事はなかった。
「いよいよ明日だな、倉木。俺たちのシャンデリア・ナイトは卒業前夜のリミットいっぱいで間に合った」
頬にガーゼを当てた早見が 屋上からシャンデリア城の明かりを眺める。
「準備はいい?」
ポンと一つ弾んで倉木が下から相手を見上げた。
「誰にモノを言ってんだ。俺はいつでも準備OKだ」
親指を自分の顔に向けて、ニッと爽やかな笑顔を見せる早見、それを見て倉木は手すりの上に頬杖を突く。
「正義のヒーローも、あれだけの人数を相手にしたら、さすがに無傷とはいかないか。一発いいのが入っていた」
「あれは!」とガーゼの方に目を動かして、
「返り血が目に入って前が見えなくなったんだ。んじゃなきゃあんなハエがとまるようなパンチはもらわない」
「ほーう」といたずらっぽい顔をして倉木はその頬をつつく。
「痛ちちち、触るな!」
二人の頭上には遥か彼方まで銀河が続いていた。
「でも 良かったー。みんな無事で。一時はどうなる事かと思ったけど、そこはさすがの校長先生よね、最後はあの乱闘騒ぎをたったひと声で鎮めてしまうのだから」
春の夜風が倉木の前髪をサラサラと揺らす。
「ホントだな。相手をつかんだまま みんな呆気に取られて固まっていた。まるで任侠映画のワンシーンを見ているような迫力だった」
満足そうに早見の顔を見上げると、そのまま倉木は空に目を上げて、
「あ、流れ星」と夜空を指差し 祈りのポーズを見せる。
「何をお願いしている」
「あしたのシャンデリア・ナイトが成功しますように」
「あ、俺も願っておこ」
誰もいない学校の屋上で、二人の祈る姿が一つになる。
「この一年、本当にいろいろあったなー。思い返せば長ーい一年だった」
「ああ、思ったよりも時間が掛かってしまった。クラスのみんなをまとめるのって、ホント大変」
倉木は小さく首を傾けて、
「なんでみんな、あんなに意地を張るのかな」
暗い森の中から男女の話し声が聞こえて来る。
「それはな 倉木、それはみんな自分が信じているものが正しいと思っているからなんだ。才能があればあるほど、そいつは自分の信じているものが正しいと思っている」
鼻筋の通った横顔を見上げて、倉木はふっと笑みをこぼす。
「でも、ちょっと信じ過ぎ」
早見はくすぐられたように笑いながら、大きく腕を広げて手すりをつかむ。
「もう、いいじゃねえか。最後にはみんな一つにまとまったんだから」
倉木の顔から笑みが消え、そのまま地上へと視線が落ちて行く。
「また、A組の副委員長から嫌味を言われた。卒業式の前夜にシャンデリア・ナイトを開催するなんて、みんな迷惑しているって。式の準備だってあるのに、先生たちの手を煩わせるなって、そんな事も分からないのかって」
大きく息を吸い込んで、早見は声高らかに笑う。
「もういいって。そんなの放っておけ。負け犬の遠吠えだそんなの。A組のイベントが不振に終わったからって、校長がC組ばっかり構っているからって、あいつら俺たちにヤキモチを焼いているんだ。
いいか倉木、これからいろいろと 周りからとやかく言われる事もあるだろうが、そんな時にはこの言葉を思い出せ。
正義は勝つ。結局これなんだよ。どんな逆境にあっても、どんな最悪な状況でも、最後に立って笑っているのは正義なんだ。
そんでな、その正義ってのはな、人に嫌味なんて言わねーんだよ」
再び倉木に笑顔が戻り、心の底から安心した表情を見せて、
「そうよね。正義は人の悪口なんて言わない。相手のやっている事は、正義ではない。最後に笑っているのは私たち、そうよね」
「そういうこと」
そこで二人はグータッチを見せる。
倉木アイス様と書かれたドアがノックされる。
「どーぞ」
「失礼しまーす」
楽屋の中では今、鏡の前に座った倉木がヘアメイクを受けていた。
「お、C組の大スター、倉木アイスは絶賛メイク中か」
鏡越しに倉木が早見を見る。
「涼真くん、入りが早ーい」
「それはお互い様。リボルチオーネ高校の卒業生はみんな遅刻しないって、業界じゃ有名だ。今日の収録は長丁場になるけど、よろしくな」
「こちらこそ、よろしくね」
そこで二人にしか分からない間が流れる。
「あ、さっき会場を下見していたら、伊部に会った」
テーブルに置かれた花束を見て、それが誰から送られたのか確かめてから、早見。
「伊部くん? へー、今日の照明って伊部くんが担当なんだ」
「ああ、あいつ気合入ってたぞー? 我らが副委員長を最高に演出してやるんだって、鼻息が荒かった」
「そっかー。伊部くんはもうこんな大きな仕事を任されているんだ」
早見の後ろに、はにかんだ少年の姿が。
「? 誰、その子」
「お、忘れてた。こいつは俺の弟の修二郎。おい、挨拶しろよ、国民的アイドルの前だぞ」
修二郎はまともに相手の顔を見られないくらい緊張して、
「お、おはようございます」
倉木は笑顔で頭を下げる。
「はい、おはようございます。へー、この子が涼真くんの言っていた ダンスの天才修二郎くんだ。なんか、いかにもダンスが上手そうな雰囲気ある」
「中学生のチームで、二年連続世界大会で準優勝している。スーパーキッズって呼ばれていて、ちょっと天狗になっているんだ。ほら いい機会だ、何か一つ技を見てもらえ」
「えー、ここでやるのかよー」
体をくねらして、かわいく照れ隠しを見せる修二郎。
「これだけのスペースがあれば十分だろ。お前の得意なやつを見せてやれ」
すると修二郎は体を回転させながら逆さまになって、コマのように両足を回転させるエアートラックスを見せた後、床に頭をつけてロングドリルを決める。
「わー、すごーい、手足が長いから動きがダイナミック!」
思わずスタイリストも拍手をしながら飛び跳ねる。
「もっともっと体幹を鍛えれば、こいつは俺をも超えるダンサーになれる」
「もう超えてるって」
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「プロの舞台に立った事もないのに生意気言ってんじゃねー。お前はまだまだ俺を越えてない!」
「ちぇーっ」
倉木の楽屋が笑いに包まれる。
「倉木ぃ、どうしたー、また魂が抜けているぞー」
ドラマの撮影現場、大きなタオルに身を包んだ倉木がゆっくりと顔を上げる。
「は?」
「は? じゃない、現場で生返事をするなってあれほど言ってんだろ! またボーッとして、本当に最近の倉木アイスはどうしちまったんだー?」
倉木の方へストーブの向きを変えながら、マネージャーの田淵が大きな舌打ちを聞かせる。
少し離れた焚き火の前で、意味深な笑みを浮かべる若い女優。
「台本は読んで来ない、新幹線は乗り間違える、衣装はタクシーに置き忘れる、んで遅刻かよ。ったく、たるんでいるぞ!」
丸めた台本でペシペシ倉木の背中を叩く田淵、そのままコーヒーの入ったカップを手に取り、
「ほら、これでも飲んで目を覚ませ。次のシーンは逃げる犯人を必死に追い掛けてド派手に転ぶシーンだ。大沢さんの演技はとにかくダイナミックだから、ボーっとしてっと振り飛ばされて大ケガすっぞ」
その時後ろの方でスタッフが何やら騒ぎ始める。
「ん? なんだなんだ、何事だ?」
田淵がうんしょと立ち上がり、茶菓子が用意された休憩スペースへ近づく。
「えッ! ウソでしょ!」というスタッフの声につられて、倉木も不思議に思って田淵の背中に近づく。
スタッフらがテレビの前に集まり、画面に表示されている緊急速報の、『元ブルーエイジェントの早見涼真さんが死亡、自殺とみられる』というテロップに釘付けになっていた。
「えっ! 早見って、あの早見⁉ お、おい倉木、お前の同級生が」
その時倉木の手からカップが落ちて、ガシャーンといってコーヒーが床に広がる。
「何やってんだって、て、お、おい! ヤーバッ! 倉木が倒れた! 誰かっ、救急車ー!」
サクラの花びら舞う 広大な霊園の一角に、喪服を着た美しい女性が一人ポツンと立っていた。
「どうして、どうして、ねえ、なんとか言ってよ」
早見家と書かれた墓石の前で、その女性はひざから崩れ落ちる。
「正義は勝つって、言ってたじゃない! ねえ、なんとか言ってよ! 正義が、負けていいの⁉ こんな、これからって時に、負けていいの⁉ ねえ涼真くん、正義は勝つって言ってよ! お願いだから、ねえ、正義は勝つって……。
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