プルートーの胤裔

ゆさひろみ

文字の大きさ
89 / 131

例の場所

しおりを挟む
 この状況下でわたしを追うなと言われて追わない奴がいるかとわたくしがりおの立ち去った後を追おうと廊下に顔を出した所で突然わたくしの携帯電話が鳴った。
 携帯電話の画面を見ると、敷島からの着信だった。
『すまない、ばたばたしていて連絡ができなかった。そちらの状況はどうだ?』
 しばらく振りに聞く声だった。
「敷島。君は一体今まで何をやっていたんだ。状況は最悪だ。ネットカフェで不知火を取り逃がした。それから、行先も言わないで美咲が出て行ってしまった。たった今、宿泊客の娘、久慈りおに透視してもらって、彼女の居場所を描いてもらった」
 廊下の手摺りの笠木に腕を置いて、吹き抜けになった二階の上から、階下の談話室を見下ろした。りおの姿はどこにもなかった。
『理穂?』
「り、お」
 外の風の音が薄気味悪く聞こえる程、ペンションの建物内には人の気配が無い。
『久慈理穂じゃないのか?』
「何を言っているんだ、久慈篤の娘、久慈りおだろう」
 電話の向こうで沈黙が続いた。
「もしもし?」
『ああ、まあとにかく、もう少し俺に分かるよう一から事情を説明してくれ』
 わたくしは今日一日に起きた出来事、江口が自殺したリフトに乗って用途不明なロープを発見した事や、羽田や大島が話していた消防団の不可解な話、それからネットカフェで繰り広げられたバイフーの大捕り物の話、最後に久慈りおの透視能力の話など、思いつく限りを敷島に伝えた。あずさを抱いて美咲を泣かせたエピソードは、さすがに恥ずかしいので説明から省いた。
『久慈の娘が透視で見たという祠、その位置をもう少し詳しく教えてくれ』
「電話でか?」
『ああ。彼女は透視した映像を紙に描いたのだろう? 大抵透視能力者というのは、道筋の分岐点の光景を描く。何々の木が二本あるだの、深さどれくらいの谷が右手にあるだの、そんな風に俺に伝えてくれ』
 敷島はなぜりおの能力について何の疑いもなくすんなり受け入れられたのか不思議に思いながら、わたくしはりおの透視によって得られた謎の祠までの道筋の情報を、電話口に事細かく話した。敷島の相槌の遅さから、電話の向こうで地図を描いているらしかった。
『なるほどな。確かに、二年前に美咲が雪崩に遭った場所と一致する。よし、次は、美咲のノートPCを開いてくれ』
 わたくしは携帯電話を耳に当てながら、部屋の電気を点ける時間さえ惜しんで、ライティングデスクの前まで走った。そして、どれでもいいPCのキーボードを打つと、青一色の画面が発光し、ローカルアカウントのパスワード入力が要求された。
『俺が言う通りにキーボードを打ってくれ』
 それはとてもユニークなパスワードだった。パスワード入力を敢えて間違えるような作業を繰り返して、一回電源を落とす。すると、次には先程とは違った起動画面が表示され、更には、指示通りに画面をタッチする事で、見覚えのあるホーム画面に切り替わった。
 そのディスクトップには、アクティブの状態になった電子メールのウィンドウがあり、一通のメッセージが開かれた状態だった。前回起動時に、美咲がこのメッセージを読んでいたのは間違いなさそうだった。
『本日正午過ぎ頃、椎名美咲のIDを使用した、STGサーバーへのハッキング行為が確認された。そいつは美咲本人を装って、チャージ・レスポンス・システムで一時間足止めを食った後、アクセスの回数を重ねる毎に、正確なレスポンスを打ち出して、最終的には美咲のアカウントを乗っ取ってしまった。そして、椎名美咲の社員情報と、STGサーバーに極秘保管されている彼女の個人データが出力された時点で、STG情報管理部によってログの凍結が施行された。予めハッキングを予期していた我々は、その逆探知のチャンスをみすみす逃し、結果的には美咲のデータが完全に抜かれてしまった』
 わたくしは敷島の話を耳にしながら、美咲のメールボックスに届いた一通の電子メールの内容に目を通していた。
『美咲のアカウントを乗っ取ったそいつが、今回の真犯人不知火忍とみて間違いない。宗村、聞いているのか?』
「ああ聞いている。敷島、やばいぞ、美咲は、やばい」
 わたくしは、電子メールの差出人の名前が太古秀勝となっている、この世に存在してはならないメッセージを読み上げた。
「彼女に届いたメールを読み上げるぞ。
 美咲、本当に久し振りだ。君はこの二年間、どこでどうしていた? 俺はこの二年、まあ散々な目に遭っていた。あの日あの雪崩に遭った後、俺は下山途中で晦冥会に身柄を拘束された。その時奴らは一言も喋らなかったが、どうやら俺は彼らの秘密に手を出し過ぎたようだった。目隠しに両手を縛られ、そのままどこかの地下施設へと車で連行された。
 あれから二年、俺の拉致監禁された時間の途方もなさは筆舌に尽くし難い。まるで誤認逮捕の受刑者が、救いのない刑務所に服役していたようなものだった。しかし矯正局の服役者よりも劣悪な環境だったのが、独房から一歩も外へ出られない鬼畜な処分で、俺はもう人格崩壊の限界に達していた。
 それがどうした事か、最近になって、晦冥会の中で大きなトラブルが発生したらしい。その動乱は信者たちの心を惑わせ、牢獄の監視人が席を立ったまま戻らなくなった。俺と同じような境遇にあった隣の独房の男が、今だ、と同志に呼び掛けた。同志の中には既に脱走の手筈が整っている者があって、そいつがみんなの牢の鍵を開けて回った。
 こうして俺は晴れて自由の身となった。同志たちは、脱走の途中の夜の藪の中で固い握手を交わした後、大切な人の所へと各地へ散って行った。俺はと言えば、とにかく君に会いたい一心で、再びこの雪崩に遭った場所まで来てしまった。君に会いたい、今すぐに俺たちが離れ離れになってしまった運命の場所まで来て欲しい」
『罠だ。これは不知火の仕掛けた罠だ』
 敷島は即座に詐欺メールを見抜いた。
「しかし、実は太古秀勝が生きていたって可能性は」
『万に一つも無い。太古秀勝は二年前に死んでいる。美咲の個人データを読み取って、彼女の心の弱み、すなわち二年前に行方不明となった婚約者、太古秀勝を利用した罠だ』
 このメールの文面が、美咲を誘き出す為の偽装工作だとすると、まあよく出来た嘘だと言わざるを得ない。
『亡き婚約者の餌に釣られて、のこのことやって来た美咲は、そこで待っていた不知火忍によって、あっさりとその身柄を拘束され、必要に応じて尋問を受けた後、自殺に見せかけて殺されるだろう。なぜならば、昨日のスキー場で起きた美咲と不知火の衝突事故、そこでお互いのIDカードがすり替わってしまった、美咲はその相手の晦冥会のIDカードを調べて、不知火忍の素性を知ってしまったのだ。不知火は自分の正体を知っている美咲を生かす必要はない』
『椎名美咲さんは、本日午後八時五十二分に、首吊り自殺の遺体となって発見されます。これは既に決まってしまっている運命なのです』
 りおは怯えた様子で、斜め下の床へ視線を落とした。
 わたくしは左右に頭を振った。
「美咲は、江口サダユキのように、本当に」
『宗村、今回ばかりは、我々の負けだ。こうなってしまっては、美咲はもう手遅れの状態だ。我々STGは、反社会的勢力による人命損失、コンピュータ犯罪による情報管理の基幹システムの支障、企業財産喪失のリスクなど、被害を最小限に留める為、一時的に本件の活動を中止し、戦線を離脱する』
 わたくしは敷島の冷酷な判断が信じられなかった。こうもあっさりと部下の命を見捨てるなんて、血も涙もない非道な奴だと思った。わたくしよりも頭の良い敷島なら、美咲の危機を救う方法なんて、いくらでもあるだろうと勝手に考えていた。
『もしもわたしを裏切ったりしたら、その時はただでは済みませんから』
 美咲は重ねた手をぎゅっと強く掴んだ。その手をわたくしは見つめた。
「敷島、頼む。美咲を助けてくれ。この通りだ。美咲が不知火の罠に嵌まってしまったのは、俺にも責任があるんだ。俺がもっとしっかりとしていれば、こんな最悪な事態にはならなかったはずだ」
『ほう』
「これで美咲が命を落とす事があれば、俺は、俺は、彼女の不幸の連続のような人生に対して、全く申し訳が立たない。幼い頃、大好きだった父に突然訳も分からずに捨てられて、結婚目前だった最愛の婚約者と雪山で死別して、悩み苦しみながらも心を確かにもって、もう一度誰かを信じようとした矢先に」
『宗村さん、あなた一体、ご自分が何をしていたのか、それを分かっているんですか?』
『まだそんな嘘を吐いてわたしを騙そうとするんですか? 男らしくない。あなたなんて、もううんざりです。本当にもううんざり、顔も見たくない』
 わたくしは力なく椅子に座って、右手に携帯電話、左手に頭を抱えた。
『宗村。君と美咲の間でどんなトラブルがあったかは知らないが、美咲が不知火の罠に落ちたのは、君のせいではない。美咲は個人的な感情に押し流されて、我々のルールを悉く無視しし、犯人の術中に落ちたのだ。プロの探偵としてあるまじき行為だ』
「敷島、頼む。何とかして美咲を救ってくれ」
『ダメだ。不知火の恐ろしさは君も知っているだろう。俺の知る限り不知火忍は犯罪史上最も恐れられた殺人鬼の一人だ。これ以上の深追いは死人が増えるだけ。宗村、美咲の二の舞になるな、ここは冷静になれ』
『わたしは敷島探偵グループの者です。今回は宗村さんと一緒にこの事件を捜査するよう、敷島さんから言い付かって参りました』
 髪留めをほどき、長い黒髪を左右に振ると、美咲は頭を下げて、会釈をした。
『宗村さん、気を付けて下さい、言葉使いです。あなたは、人前ではわたしを美咲と呼んで、他人行儀な言葉使いは避けて下さい。わたしたち、恋人役なんですから』
 ちょっぴり怒ったふうに美咲は顔を戻した。
『言ってしまった事は仕方がありません。高田さんの前では宗村さんは私立探偵を通して下さい。でも、他の人の前ではわたしの恋人ですから』
 わたくしと美咲が恋人というのは、下手な嘘ではないのだろうか?
『調子に乗らないで下さい宗村さん! こんなの最低です!』
 ぷいと顔を背けたかと思うと、美咲は一人水しぶきを上げて湯から上がって行った。
『宗村さん、見て下さいあれ、野生のウサギです、かわいい!』
 座席を揺らして体を前に乗り出すと、美咲は野兎が耳を立てた方向へと指を差した。
『宗村さんったら、本当にわたしがキスでもすると思ったんですか?』
 美咲はあきれた目をして、くすくすと笑っていた。
『あー可笑しい。まさか本当に目を閉じるとは思いませんでした。宗村さんって、あまりに人が良すぎます』
 どこかの暗い部屋、天井からぶら下がった首吊り死体、音もなく回転しながら、徐々に見覚えのある顔が現れる。
 わたくしはカッと目を見開いた。
「何が冷静になれだ、馬鹿野郎! 何がもう手遅れだ! 何が被害を最小限に留めるだ! たった一人の社員も救えない腰抜け企業に、このさき未来なんかあるかよ! もういい分かった! 君なんかにはもう頼らない! 俺一人でも美咲を救出に行く! 俺にはりおの透視図があるんだ、ここに描かれた場所へ行けさえすれば、後は何とかなる!」
『よせ宗村、自棄になるな! 奴の思う壺だ!』
「このままここでじっとして、午後八時五十二分に、美咲の首吊りの遺体が発見されるのはごめんだ。そんな臆病な自分を一生後悔して、このさき生きていかなければならないなんて、まっぴらごめんだ。俺は行く、じゃあな敷島」
 その時、電話の向こうで笑い声が聞こえた。それはわたくしが全く予期せぬ出来事だった。
「何が可笑しいんだ」
 わたくしはわたくしの声の震えを意識した。
『すまない宗村、何も笑うつもりはなかったのだが、あまりの君の熱心さに、何だか俺は安心してしまったのだ』
「何だと?」
『まあそうカッカするな宗村。君はいま俺の芝居にさえ気が付かないほど冷静さを失っている』
「芝居?」
『そうか、君は、そんなにしてまで美咲の事を特別に考えていたのか。そうか、この二日間、恋人役を二人で演じながら、天道葵について調査している内に、君たちの間で何か特別な感情が生まれたのだな。これは予想以上の展開だ。
 いいか宗村、君も知っているとは思うが、美咲はいい女だ。あいつは根が真面目で、一途で、そのうえ頭も良い。普段からぐうたらな君なんかには勿体ない相手だ』
「?」
『だから、もう二度と、美咲を泣かせるような事はするな。いいな?』
「!」
『よし、では宗村、今からは俺の指示に従って行動をしてくれたまえ。しかし、俺の指示だからと言って、安心はするな。これから君は大変危ない目に遭う』
「危ない目ならもう嫌ってほど遭って来た。敷島、美咲を助ける手はあるのか?」
『手はある。が、非常に危険だ。君は素人なのだし、もしもの場合、君は危機を対処できるだけの訓練を受けていない』
「もしもの時は、もしもの時だ。早く指示をくれ」
 わたくしは暗い部屋の中に立ち上がった。
『分かった。それでは先ず、岸本の所へ行って、『例の場所』へ案内するよう頼むんだ』
「例の場所?」
『りおの透視によると、岸本は晦冥会の祠の事を知っている。あいつは俺たちに大切な何かを隠して飄々としている。なんてけしからん奴だ。例の場所について聞かれて、それでも奴が白を切るような事があれば、その時はりおの透視画を突き付けて、こう言ってやるんだ』
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー

黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた! あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。 さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。 この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。 さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく… なお、スピンオフもございます。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...