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【罪の淵】完結
しおりを挟む男性向けの青年漫画かなぁ……。
【罪の淵】T.B /ツルマメ 完結
一回のセックスで300円。
貯めた金額、20万円。
「抜け出す……この地獄から……」
――5歳で両親に捨てられ、児童養護施設で育った希望(のぞみ)。
彼女は、夜ごと男たちに奉仕する悪夢のような日々を送っていた。
二十歳のある夜、ついに施設を脱走した希望は、外の世界で出会った男・前澤と恋に落ちる。
好きな人に抱かれる喜び、二人で未来を語り合う幸せ。
しかし、希望は知らなかった――。
それが、さらなる地獄の始まりだということを。
中華輸入系の漫画ってこともあり、ちょっとお国柄のような部分もありますが、そこまで気にはならなかったです。
それよりも、希望の環境が可哀想過ぎるのと、後半に進むにつれ、ひどくなるスプラッタ化の方が見ていて心が痛む。
希望が不幸になる一方で、これ、幸せになる落ちとかあるの??って感じで……60話くらいで断念。
というか、普通にメリバですね。
元カレを想いながら主人公が死ぬオチです。
なんだろうね。
あんなクズ彼なのに。身体をボロボロにされても愛を貫く希望……。
性器に釣り竿の針を突っ込まれて引き裂かれても、愛してる……。
官能的でエロさを感じてもいいはずのセックスなのに、希望の健気さが辛くて居た堪れない。
名前が希望なのは最後まで希望がないから、名前だけでも希望にしてあるのでしょうか?
切ない……。
地獄の生活をしていた施設から外の世界へ連れ出してくれたクズ彼をずっと愛し続ける。
最初に愛を感じた人だから……。
この、なんでしょうな。希望の境遇や愛の人生観。大人の漫画感はありますね。
人によっては気持ち悪いと感じる人もいるでしょうが、人間、何にで人生狂うか分からないし、これが全くあり得ない話ではないと思ったので、ずっしりしました。
この世界に絶望しながらクズ彼をだけを一途に思うメリバが読みたいあなたへ!
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