勘違いとすれ違い

夢兎

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決心

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彼女Aとそれからというもの職場や仕事が終わった後に何回かご飯を重ねていった
そのたんびに僕の彼女への気持ちが大きくなっていることを話す。
今思えば申し訳ないことをした。
だって普通こんな話文句も言わずに聞いてくれる人なんてそうそういない
そんなある日…
「想いは伝えないんですか」
突然彼女Aが僕に問う。
確かにそうだ。いつまでも彼女Aに相談していても何も始まらない。
だが彼女はかなりプライベートが謎なばかりに
彼氏がいるかもしれないしいないかもしれない
会社の中でも知ってる人はいないくらいの人だ
「急に可愛くなったということは僕は彼氏が出来たと思うんだよねぇ」
僕はなんとなく自分でもわかっていた。
女性が急に可愛くなるときは彼氏ができたか好きな人ができた時くらいだ。
後者であってほしいと切に願う僕。
「まぁ確かに最近急だったからその線はありますね」
深刻な顔で考えながら彼女Aは答える。
僕も何もしていないわけではない
連絡をとりながらちょくちょく話を聞いてはいた。
だがいつもそらされる。
「また僕も聞いてみようかな」
「その方がいいですよ。いつまでも今のままじゃきついですよ?」
その言葉を聞いた時僕の中で勇気が湧いてきた。
その日の夜、いつものように話をしている時に切り出してみた
「ねぇ。彼氏いるんじゃないの?」
「またその話ですか?いないですよー」
いつもの言葉が返ってくる。
「ほんとにぃ?いそうだけどなぁ」
結局その日は何も聞き出せなかった。
そんなある日…この決心を後悔する日がやってきた。
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