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知らなければよかった
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彼氏がいるかわからずじまいの日々が続き
僕は少し諦めかけていた。
そんなある日、彼女と普通に会話していると
「そういえばなんでそんなに彼氏いるか聞いてくるんですか?」
彼女からの突然の問いに僕はすぐに答えられなかった。
「いや。やっぱ気になるじゃん?」
疑われることのないよう答える。
「んで?彼氏いるの」
また交わされるのであろう。
そう思ったが今回は違った。
「いますよ。彼氏」
その言葉に僕は固まってしまった。
「え?いるの?いつから?」
「つい最近できたんです彼氏、まだ一ヶ月も付き合ってません」
僕は彼氏がいるか知りたかったのに、知りたかったから結果を求めたのに
いざこういう結果が返ってくると心がざわめく。
そうなんだ。彼氏できたんだ。そう思いながらもどこかでそれが僕だったのならいいのにと
なぜ僕が君の隣に入れないのかと何度も心の中で反復する。
「マジか!先越されたなぁおめでと!」
笑顔で答える僕。いいや、笑顔で答えたつもりの僕。
「先輩も早く見つけないと!」
「余計なお世話だよw」
いつもの会話。されどそこに僕の気持ちがあることはなかった。
はるか上の空のどこか、僕の心は上がっていく。
こんなにもしつこく聞かなければこんな気持ちにはならなかったのではないか
自分への怒りと同時に後悔した。
僕は少し諦めかけていた。
そんなある日、彼女と普通に会話していると
「そういえばなんでそんなに彼氏いるか聞いてくるんですか?」
彼女からの突然の問いに僕はすぐに答えられなかった。
「いや。やっぱ気になるじゃん?」
疑われることのないよう答える。
「んで?彼氏いるの」
また交わされるのであろう。
そう思ったが今回は違った。
「いますよ。彼氏」
その言葉に僕は固まってしまった。
「え?いるの?いつから?」
「つい最近できたんです彼氏、まだ一ヶ月も付き合ってません」
僕は彼氏がいるか知りたかったのに、知りたかったから結果を求めたのに
いざこういう結果が返ってくると心がざわめく。
そうなんだ。彼氏できたんだ。そう思いながらもどこかでそれが僕だったのならいいのにと
なぜ僕が君の隣に入れないのかと何度も心の中で反復する。
「マジか!先越されたなぁおめでと!」
笑顔で答える僕。いいや、笑顔で答えたつもりの僕。
「先輩も早く見つけないと!」
「余計なお世話だよw」
いつもの会話。されどそこに僕の気持ちがあることはなかった。
はるか上の空のどこか、僕の心は上がっていく。
こんなにもしつこく聞かなければこんな気持ちにはならなかったのではないか
自分への怒りと同時に後悔した。
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