勘違いとすれ違い

夢兎

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本当の気持ち

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それからというもの仕事に身が入らなかった。
とにかく彼氏がいるということだから呼び方を変えた。
名前で呼んでいたのを苗字で呼ぶようになった。
彼女Aにはまだ結果は伝えてなかったが見え見えだったらしい。
周りの職員もいないわけがないじゃないかと噂されていただけあり
僕の反応はそれを裏付けるものだった。
「彼氏いたんですね彼女」
ある昼休み、彼女Aが僕に話しかけてくる。
「そうみたいですw全く、いるんなら早く言ってくれればいいのに」
元気に振る舞う。だが僕は上手く振る舞えてはいなかった。
「無理しない方がいいよ?顔、出ちゃってる」
注意される僕、情けない。彼氏がいそうなんて最初からわかっていたのに
心の中ではわかっていたのに、いざ現実になればきついな
「でもまだ彼氏だよ?チャンスあるかもよ?それまでは思いながらもまた別の恋愛するとか」
一生懸命気にかけてくれる彼女A、僕はいい人に相談したな。
「またご飯付き合ってもらえますか?」
「いいよ。いくらでも話聞くよ?」
快く受けてくれる彼女Aに僕は甘えていた。
それから何回か彼女Aと会う機会が増えた。
彼女の話はもちろん、彼女Aのこれまでの話やいろんな趣味の話など
相談から始まった関係が少しづつ変わってきているのを僕は感じた。
いつしかそれはよくある恋愛小説のように少しづつだけど
相談相手から変わってきているのを感じた。
だが好きという気持ちではないから恋愛なのかわからない
だけど、一緒にいて落ち着くし、なんともいえない安心感があった。
少しづつ、彼女への気持ちは彼女Aへと変わっていったある季節の変わり目の頃
僕はいろんな転機を迎えることになった。
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