勘違いとすれ違い

揺れ動く心

それから数日
僕と彼女の関係は変わることはなく
日付が過ぎて行くばかりであった。
そしてまた彼女Aとの関係も変わらぬままであった。
そんなある日、会社の先輩から
「でもずっとそんなんだったら仕事やりずらくない？」
同行していたときに先輩に言われた
「それはわかってるんですけどねーなかなか」
僕にとってこの気持ちを伝えるかは一世一代の大イベントだ
そんな簡単には伝えられない。
「でも進もうとしなければ何も始まらないし止まったままだよ？」
確かにその考えも一理あると思う。
だけど…
そう思いながらもやっぱり伝えなきゃと思った。
僕がこの会社、彼女Aと入れる時間も少なくなってきた。
正直このまま会社を去るのは気が引けていたところだ。
「今度の土曜空いてる」
その日の夜に彼女Aに連絡した。
「空いてるよ！ご飯？」
「うん。どうかなって」
彼女Aは快くOKしてくれた。
この日彼女に話をしよう。
そう決めながらその日は眠った。