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第八章【東方大地】
八章-魔剣士外伝short episode
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時は約20年前に遡る。
そこに、イエロー・ノースポートへ辿り着いたある"冒険者一行"がいた。
だが、何故かその仲間から一人の冒険者が逸れてしまい……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――イエローノースポートにて。
猛竜騎士「うぉぉっ、誰もいないぞぉぉっ!!?」
その男、猛竜騎士。
彼は仲間とともに東方大地へ降り立ったのは良いが、市場を散策するうちに仲間と逸れてしまったらしい。
背には"竜"をあしらった槍を構え、その風貌はまだ若々しいように見える。
一瞬、迷子になったのが自分であったと知って慌てる様子を見せたものの……。
猛竜騎士「はぁ、あいつらめ…勝手にいなくなるなんてふざけやがって……」
どうやら、自分勝手な男らしい。
猛竜騎士「クソがっ!あーイラつくぜ……!」
地団太を踏んだ彼は、おもむろに懐からマッチと煙草を取り出し、慣れた手つきで火を点ける。
"すぅっ"と肺に煙を充満させ、いっぱいになった感覚が堪らなそうな表情を浮かべた。
猛竜騎士「んふぅーーーっ……」
猛竜騎士「ったく、一服でもしねぇと落ち着かねぇよ……」
猛竜騎士「スマートじゃねぇな俺も……」
港から遠くに飛ぶカモメを見つめ、「平常心、平常心」と呟いた。
猛竜騎士「…」
猛竜騎士「…………んっ!?」
すると、ふいに何か鋭い気配があることに気づく。
咄嗟に頭を下げると、"それ"は殺意を持ったもので、危ういところ、寸でのところで避けたのだった。
猛竜騎士「あ、あぶねぇっ!!?」
"それ"は剣先尖った短剣で、投擲武器として扱われ飛んできたらしい。
猛竜騎士「だ、誰だコラァ!」
ただでさえ半ばイラついていたろことに殺意の持った攻撃を受け、彼の怒りは限界だった。
猛竜騎士「……てめェか、コラ」
投擲がされた方向に目をやると、自分と変わらないくらいの"青年"が黒づくめの衣装を着用し、溢れんばかりの殺気を放っていた。
いや、少年か青年かは定かではないが、それよりも特徴的な恰好に、彼がある"団体"に所属していることに気づく。
猛竜騎士「クソ野郎、てめぇ…アサシン盗賊団の人間か……!」
黒青年「…」
返事はない。それが、猛竜騎士の怒りに更なる火を点ける。
猛竜騎士「滅茶苦茶イラついたぞ…。容赦はしねぇぞコラァァッ!!」
瞬時に脚力を込め、縮地にて青年の背後を取る。いつ構えたのか、装備していた槍を勢いよく脳天目掛けて振り下ろした。
猛竜騎士「死んどけ、ボケがぁっ!!」
確実に直撃させたと思ったが、"ガキンッ!!"弾ける金属音。
青年は猛竜騎士の攻撃より早く"短剣"を刃部分にぶつけ、見事に防御してみせたのだった。
猛竜騎士「何っ!?」
黒青年「遅いよ、お前」
猛竜騎士「なっ…!」
どこまでも煽る口調。猛竜騎士はピクつき、全力で槍を押し込んだ。
猛竜騎士「防御したところで、このまま圧し潰してやるだけだっつーの!!」
だが、青年は慌てる様子はなく、隠していたもう片方の短剣で押し込む腕を確実に切り裂いた。
猛竜騎士「あいででぇっ!!?」
予想外な攻撃に猛竜騎士は怯み、一旦距離置くと「いてぇなこの野郎!」と野次を飛ばした。
黒青年「……弱いな、お前」
猛竜騎士「ンだとコラ…!つーか何だテメェ、いきなり攻撃してきやがって!」
黒青年「煙草を吸う奴が悪い」
猛竜騎士「はァ!?」
黒青年「その匂いは嫌いだ」
猛竜騎士「意味わかんねぇよ、クソガキ!」
黒青年「クソガキじゃない。お前と歳は大きく変わらないはずだ」
猛竜騎士「クソガキだろうが」
黒青年「とにかく、俺を不快にさせたお前が悪い。煙草の匂いは嫌いだ」
猛竜騎士「意味…わかんねぇんだよォッ!!」
黒青年「ッ!」
猛竜騎士は"槍"を投擲に使い、少年に向かって放った。無属性魔力の込められたそれは、直線状にビっと伸び、青年の身体を直撃する。
黒青年「……やっぱり、弱い」
両手の短剣で"クロス"を描き、槍撃は防御されるも、猛竜騎士の考えは別にあった。
猛竜騎士「どこ見てやがる、ガキ」
縮地、そして足払い。転ばせれば顔面への一撃でそれまで―――。
"…スカッ"
猛竜騎士「あらっ!?」
見事に、高々とジャンプして避けられた。
黒青年「危うい、良い動きをする」
猛竜騎士「高く飛んで凄い身体能力のアピールか、おい!」
黒青年「そのつもりはない」
猛竜騎士「…まっ、お前がそのつもりなら」
"ドンッ!"
槍を拾い上げ、彼が落ちてくる場所へ刃を突き立てる。あとは彼が勝手に刺さるのを待つだけだ。
猛竜騎士「避けても隙あり、避けなくとも突き刺さる、さーどうする?」
黒青年「……これはうっかり」
さぁ次の一撃で決するはず。猛竜騎士は余裕を持ってニヤリと笑った。
……しかし、そうは上手くいかなかった。突然、予期せぬ痛みが猛竜騎士を襲ったのだ。
猛竜騎士「いっ、いでででぇっ!!?」
ウィッチ「こら猛竜騎士、やっと見つけた!!早く来なさいっ!!」
そのダメージは、青年のものではなかった。
逸れた仲間の一人であるウィッチが、迷子になった彼を見つけ、ちぎれんばかりに耳を引っ張ったということだった。
黒青年「!」
黒青年「……ふんっ…」
猛竜騎士「……ちょっ、決着が!耳ひっぱんなって!おい!決着がつくんだって!!」
ウィッチ「何よ決着って」
猛竜騎士「ほら…空に敵が!!」
ウィッチ「敵ってどこにいるの」
猛竜騎士「んぇ…?」
気づけば、空に飛んでいたはずの青年の姿は消えていた。
猛竜騎士「あ、あら……?」
ウィッチ「どこにいるのよ。嘘つかないでくれる」
猛竜騎士「ちょい、あっ、あーーーっ!!耳とれるってぇぇ!!」
ウィッチ「とれても治すから安心して」
猛竜騎士「お前が言うと本当にとるから、ちょっ、あーーーーっ!!!」
猛竜騎士は悲しくも、ウィッチに耳を引っ張られたままどこかへと消えていった。
一方、空へと消えていった青年はというと。決して幻なんかではなく……。
黒青年「あれはエルフ族の女…。増大な魔力過ぎて、今の俺じゃ太刀打ちできないか…な……」
"空中"で魔力による蹴りを放ち、別の建物の屋根へと立ってその様子を伺っていたらしい。
すると、その屋根へ別の黒づくめの男が飛んで現れ、青年へ深く頭を下げた。
黒青年「お…、ルヴァか……」
ルヴァ「ご苦労様です。本日の奴隷の輸送は完了致しました」
黒青年「そうか……」
相当な強さと思っていたが、どうやら彼はアサシン盗賊団でも上の立場の人間らしかった。
それならば、この強さも理解できる。
ルヴァ「ところで、こんな場所で何を?」
黒青年「いや何、海がきれいだなと…思ってね……」
ルヴァ「海が…?」
黒青年「殺しても良かったけど、仲間がいるって知ったら、俺がこうじゃなかったら、そんな風に旅してたのかなって……」
ルヴァ「何の話ですか?」
黒青年「もうすぐ、俺は完全になるかもしれない。この感覚が忘れないうちにって話だよ」
ルヴァ「はぁ……?」
黒青年「これも、俺が俺だって忘れないための物なんだ」
青年は屋根の上から、水平線の彼方に燃える太陽を見ながら何かを取り出す。
次の瞬間、猛烈な風が吹いたかと思えば、彼の胸元からは"銀のペンダント"が小さく揺れていた。
…………
……
…
時は約20年前に遡る。
そこに、イエロー・ノースポートへ辿り着いたある"冒険者一行"がいた。
だが、何故かその仲間から一人の冒険者が逸れてしまい……。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――イエローノースポートにて。
猛竜騎士「うぉぉっ、誰もいないぞぉぉっ!!?」
その男、猛竜騎士。
彼は仲間とともに東方大地へ降り立ったのは良いが、市場を散策するうちに仲間と逸れてしまったらしい。
背には"竜"をあしらった槍を構え、その風貌はまだ若々しいように見える。
一瞬、迷子になったのが自分であったと知って慌てる様子を見せたものの……。
猛竜騎士「はぁ、あいつらめ…勝手にいなくなるなんてふざけやがって……」
どうやら、自分勝手な男らしい。
猛竜騎士「クソがっ!あーイラつくぜ……!」
地団太を踏んだ彼は、おもむろに懐からマッチと煙草を取り出し、慣れた手つきで火を点ける。
"すぅっ"と肺に煙を充満させ、いっぱいになった感覚が堪らなそうな表情を浮かべた。
猛竜騎士「んふぅーーーっ……」
猛竜騎士「ったく、一服でもしねぇと落ち着かねぇよ……」
猛竜騎士「スマートじゃねぇな俺も……」
港から遠くに飛ぶカモメを見つめ、「平常心、平常心」と呟いた。
猛竜騎士「…」
猛竜騎士「…………んっ!?」
すると、ふいに何か鋭い気配があることに気づく。
咄嗟に頭を下げると、"それ"は殺意を持ったもので、危ういところ、寸でのところで避けたのだった。
猛竜騎士「あ、あぶねぇっ!!?」
"それ"は剣先尖った短剣で、投擲武器として扱われ飛んできたらしい。
猛竜騎士「だ、誰だコラァ!」
ただでさえ半ばイラついていたろことに殺意の持った攻撃を受け、彼の怒りは限界だった。
猛竜騎士「……てめェか、コラ」
投擲がされた方向に目をやると、自分と変わらないくらいの"青年"が黒づくめの衣装を着用し、溢れんばかりの殺気を放っていた。
いや、少年か青年かは定かではないが、それよりも特徴的な恰好に、彼がある"団体"に所属していることに気づく。
猛竜騎士「クソ野郎、てめぇ…アサシン盗賊団の人間か……!」
黒青年「…」
返事はない。それが、猛竜騎士の怒りに更なる火を点ける。
猛竜騎士「滅茶苦茶イラついたぞ…。容赦はしねぇぞコラァァッ!!」
瞬時に脚力を込め、縮地にて青年の背後を取る。いつ構えたのか、装備していた槍を勢いよく脳天目掛けて振り下ろした。
猛竜騎士「死んどけ、ボケがぁっ!!」
確実に直撃させたと思ったが、"ガキンッ!!"弾ける金属音。
青年は猛竜騎士の攻撃より早く"短剣"を刃部分にぶつけ、見事に防御してみせたのだった。
猛竜騎士「何っ!?」
黒青年「遅いよ、お前」
猛竜騎士「なっ…!」
どこまでも煽る口調。猛竜騎士はピクつき、全力で槍を押し込んだ。
猛竜騎士「防御したところで、このまま圧し潰してやるだけだっつーの!!」
だが、青年は慌てる様子はなく、隠していたもう片方の短剣で押し込む腕を確実に切り裂いた。
猛竜騎士「あいででぇっ!!?」
予想外な攻撃に猛竜騎士は怯み、一旦距離置くと「いてぇなこの野郎!」と野次を飛ばした。
黒青年「……弱いな、お前」
猛竜騎士「ンだとコラ…!つーか何だテメェ、いきなり攻撃してきやがって!」
黒青年「煙草を吸う奴が悪い」
猛竜騎士「はァ!?」
黒青年「その匂いは嫌いだ」
猛竜騎士「意味わかんねぇよ、クソガキ!」
黒青年「クソガキじゃない。お前と歳は大きく変わらないはずだ」
猛竜騎士「クソガキだろうが」
黒青年「とにかく、俺を不快にさせたお前が悪い。煙草の匂いは嫌いだ」
猛竜騎士「意味…わかんねぇんだよォッ!!」
黒青年「ッ!」
猛竜騎士は"槍"を投擲に使い、少年に向かって放った。無属性魔力の込められたそれは、直線状にビっと伸び、青年の身体を直撃する。
黒青年「……やっぱり、弱い」
両手の短剣で"クロス"を描き、槍撃は防御されるも、猛竜騎士の考えは別にあった。
猛竜騎士「どこ見てやがる、ガキ」
縮地、そして足払い。転ばせれば顔面への一撃でそれまで―――。
"…スカッ"
猛竜騎士「あらっ!?」
見事に、高々とジャンプして避けられた。
黒青年「危うい、良い動きをする」
猛竜騎士「高く飛んで凄い身体能力のアピールか、おい!」
黒青年「そのつもりはない」
猛竜騎士「…まっ、お前がそのつもりなら」
"ドンッ!"
槍を拾い上げ、彼が落ちてくる場所へ刃を突き立てる。あとは彼が勝手に刺さるのを待つだけだ。
猛竜騎士「避けても隙あり、避けなくとも突き刺さる、さーどうする?」
黒青年「……これはうっかり」
さぁ次の一撃で決するはず。猛竜騎士は余裕を持ってニヤリと笑った。
……しかし、そうは上手くいかなかった。突然、予期せぬ痛みが猛竜騎士を襲ったのだ。
猛竜騎士「いっ、いでででぇっ!!?」
ウィッチ「こら猛竜騎士、やっと見つけた!!早く来なさいっ!!」
そのダメージは、青年のものではなかった。
逸れた仲間の一人であるウィッチが、迷子になった彼を見つけ、ちぎれんばかりに耳を引っ張ったということだった。
黒青年「!」
黒青年「……ふんっ…」
猛竜騎士「……ちょっ、決着が!耳ひっぱんなって!おい!決着がつくんだって!!」
ウィッチ「何よ決着って」
猛竜騎士「ほら…空に敵が!!」
ウィッチ「敵ってどこにいるの」
猛竜騎士「んぇ…?」
気づけば、空に飛んでいたはずの青年の姿は消えていた。
猛竜騎士「あ、あら……?」
ウィッチ「どこにいるのよ。嘘つかないでくれる」
猛竜騎士「ちょい、あっ、あーーーっ!!耳とれるってぇぇ!!」
ウィッチ「とれても治すから安心して」
猛竜騎士「お前が言うと本当にとるから、ちょっ、あーーーーっ!!!」
猛竜騎士は悲しくも、ウィッチに耳を引っ張られたままどこかへと消えていった。
一方、空へと消えていった青年はというと。決して幻なんかではなく……。
黒青年「あれはエルフ族の女…。増大な魔力過ぎて、今の俺じゃ太刀打ちできないか…な……」
"空中"で魔力による蹴りを放ち、別の建物の屋根へと立ってその様子を伺っていたらしい。
すると、その屋根へ別の黒づくめの男が飛んで現れ、青年へ深く頭を下げた。
黒青年「お…、ルヴァか……」
ルヴァ「ご苦労様です。本日の奴隷の輸送は完了致しました」
黒青年「そうか……」
相当な強さと思っていたが、どうやら彼はアサシン盗賊団でも上の立場の人間らしかった。
それならば、この強さも理解できる。
ルヴァ「ところで、こんな場所で何を?」
黒青年「いや何、海がきれいだなと…思ってね……」
ルヴァ「海が…?」
黒青年「殺しても良かったけど、仲間がいるって知ったら、俺がこうじゃなかったら、そんな風に旅してたのかなって……」
ルヴァ「何の話ですか?」
黒青年「もうすぐ、俺は完全になるかもしれない。この感覚が忘れないうちにって話だよ」
ルヴァ「はぁ……?」
黒青年「これも、俺が俺だって忘れないための物なんだ」
青年は屋根の上から、水平線の彼方に燃える太陽を見ながら何かを取り出す。
次の瞬間、猛烈な風が吹いたかと思えば、彼の胸元からは"銀のペンダント"が小さく揺れていた。
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