3 / 137
第一章 婚礼編
第三話 顔合わせ
しおりを挟む
あれから数日のうちに、十五人のお姉さまが次々に訪ねて来られました。
いずれのお姉さまも、「何故あなたがレインヴェール伯の妻に?」とお尋ねになられたのですが、私にも分からないので、推測でものを言うしかありません。
結局、「あなたにも分からないのね」とため息をついて帰って行かれました。
「どういうわけか分からないけど、あなた今権力の只中に放り込まれたのよ。もっとしゃきっとしなさい。気を引き締めなさい。痩せる努力をしなさい」
お姉さまからいただいたお言葉をまとめると、大体このようなことを仰っていました。
とりあえず、今日の午前のおやつは、半分ばあやにあげることにします。
スノウさまから、
――新居は王都に用意してあります。婚礼は一月後です。準備を進めておきなさい。
というお手紙をいただきました。
一月というと、まだ時間の余裕はあると思っていたのですが、それは考えが甘かったとしか言いようがありません。
家具や内装の手配のために、日に何度も様々な方が訪ねて来られます。
その上、婚礼そのものに関する手配も膨大で、注意点や覚えるべきマナーも無限にありました。
まさか婚姻がここまで大掛かりなものとは思っていなかったのですが、よくよく考えてみれば、お相手は我が国の英雄なのですから、きっと多くの方に注目されるのでしょう。
「あぁ、姫さま、おやつれになられて……」
「それなら、今日の午後のおやつは少しだけ多めに食べてもいいかしら?」
「えぇ、良いですとも。英気を養ってくださいまし」
ばあやの嬉しそうな顔を見ると、私もとてもほっとします。
婚姻が決まってからというもの、ばあやにはどうしても心配をかけてしまっています。
今日は、いつもより長く座って、ゆっくりお喋りしようと思います。
* * *
三切れ目のミートパイに手を伸ばしたところで、スノウさまから新たなお手紙が届きました。
何でも、婚姻前に一度レインヴェール伯と顔合わせをする機会を設けてくださったのだそうです。
お姉さまのお心遣いに感謝しながら、読み進めます。
レインヴェール伯はとても多忙な方で、近々山岳地方に遠征されるとも書かれていました。
そんなお忙しい方に時間を割いていただくなんて、恐れ多いことです。
最後に訪問日を確認して、私は絶句しました。
急いで、本日の日付を確認します。
そしてもう一度、手紙の日付を確認しました。
訪問日は、間違いなく、本日その日の日付になっています。
「……ばあや、とりあえず、余ったミートパイを包んで!」
ばあやが大慌てで包んでいる間に、私は大きなかごを探しに行きました。
* * *
ホルガーの未来の妻を一目見ようと、陸軍本部の応接間にはいつにもなく人が溢れかえっていた。
「お前たち、今日は鍛錬の日だろう……」
「まぁまぁ大将」
「一人は心細いだろう!」
「俺たちがしっかり見極めてやりますよ!」
輝く笑顔で返されてしまえば、もはや黙るしかない。
実際のところ、いきなり女性と二人で話すのは少しだけ気が重かった。
「ベルツ大将! ルコット殿下がいらっしゃいました」
廊下から聞こえてきた声に、ホルガーを始め、騒いでいた部下も立ち上がり、深く礼をする。
「失礼します」
二拍後、ようやく扉が開かれ、人の入って来る気配がした。
かと思えば、その人物ははっと息を飲み、「あ、頭を上げてください!」と何やら慌てている。
いや、もしかしたら怯えているのかもしれない。
むさ苦しい男どもに、頭を下げられ囲まれれば、それは無理からぬことだろう。
ホルガーは言葉の通り頭を上げた。
それにほっとしたのか、少女は少しだけ微笑んで、礼をした。
「初めまして、レインヴェール伯。ルコットと申します。お会いできて本当に光栄です」
「いや、こちらこそ、殿下にお越しいただきまして、大変恐縮で……どうぞ、こちらに」
そう言って椅子を勧める。
部下たちは、緊張して口数の少なくなったホルガーをからかうように小突いた。
「皆さまも、お仕事の邪魔をしてしまってすみません」
「いえいえ、大将の未来の奥さまのお越しとなれば!」
おどける部下を睨むも、当の本人は全く気にしていないようで「慕われていらっしゃるんですね」とにこにこ笑っている。
「はぁ、すみません、無礼な奴ばかりで」
「いえ、そんなことは! とても楽しいです」
そう言うと、彼女は大きなかごを机に乗せて、中からミートパイを取り出した。
「よろしければ、皆さまもどうぞ。たくさん持ってきたんです」
「いいんですか!」
ほのぼのと笑うルコットに、早速打ち解けてしまった部下たち。
自分一人遠慮しているのも何だかおかしくなってしまい、結局ホルガーもまたパイに手を伸ばした。
「殿下、大将はどうですか? 第一印象として」
「第一印象ですか? そうですね……」
何を聞いてくれるのかと問いただしたいが、殿下の御前だとぐっと我慢する。
「大きな方だな、と思いました」
何人かの部下が耐えきれずにふき出している。
彼らには後で城下二十周を言い渡そうと心に決めた。
「じゃあ、大将は、殿下のことどう思いました?」
「言えるか!!」と内心叫んだが、心なしか期待のこもった少女の目を見ると、何か言わなければならない気がしてくる。
「……こいつらに、良くしてくださる方で、よかったな、と」
本当は、もっと他にもあったのだ。
思っていたより笑顔が愛らしいとか、色が白いとか、声が心地良いとか、近づくと、何となく落ち着くいい香りがする、とか。
だが、初対面の女性に、それも公衆の面前で、そんなこと、言えるはずもなかった。
それにこれが、一番初めに浮かんだ印象だったのだ。
勿論、これが女性への褒め言葉にならないことくらいは分かっている。
もしかしたら、気分を害してしまったかもしれない。
そう思い、ちらりと様子を伺うと、少女はやはり穏やかに微笑んでいた。
「皆さまのこと、とても大切に思われているんですね」
その瞬間、ホルガーの胸に、すとんと何かが刺さった音がした。
* * *
「今まで全く浮いた話を聞かないと思ったら、ああいう方が好みだったんですか」
「ああいう方というか……」
「あー、はいはい、彼女自身が好ましいんですね、ご馳走様です」
部下のげんなりした声に、言い返すことさえできない。
自分自身が一番困惑しているのだから。
「え! 大将! 一目惚れですか! いいなぁ、俺もお会いしたかったです。誰ですか今日買い出しを言いつけたのは」
「噂は噂で、やっぱり美人だったんですか?」
これ以上相手にしていては身がもたないと、次の遠征の配置図と人員表に目を落とす。
しかし、ホルガーが返事をせずとも、勝手に話は盛り上がっていく。
「いや、噂通りかな」
「少なくとも、美人ではない」
「ふくよかな方だった」
しばらく聞こえぬふりをしていたホルガーも、これには口を挟まずにはいられなかった。
「お前たち、女性の見目をそんなふうに……」
「いやいや、待ってくださいよ大将! まだ話の途中なんですよ!」
そう言うと、一人の男が心底嬉しそうに笑った。
「美人ではないけど、でも、大将には、あの方しかいないんじゃないかと思った」
すると、他の男たちも同じように笑った。
「あぁ、俺もそう思う」
「お似合いだよな」
釈然としない男の肩を叩きながら、「まぁ、会えばわかる」と熱弁している。
「会えばったって、そう簡単に会える方ではないだろう」
「それが会えるんだよ」
「大将が次の約束を取り付けちまったからな」
その言葉に、部屋中がどよめく。
「大将が?」
「女性に約束を……?」
ホルガーは、精神力を試されているのだ、と頭を上げず、人員表を書き換え続けた。
それに調子を良くした部下は、手に手を取って芝居を始めた。
「『またお会いできたら嬉しいですわ』」
「『それじゃあ、また一週間後に』」
「『でも、山岳地帯への遠征があると……』」
「『大丈夫、五日で終わらせてきます』」
「『確か二週間の予定では……?』」
「『大丈夫です、五日で帰ります』」
「ホルガーさま! 素敵……!」
「ちょっと待て」
そこまでおとなしく聞いていた一人の部下が、声を上げた。
「大将! 正気か! 西方の山岳地帯だぞ!? 行きと帰りで丸二日かかる! それを五日でだと!?」
ホルガーは何でもないことのようにペンを振った。
「大丈夫だ。急げば」
「あんたが大丈夫でも、俺たち人間は全く大丈夫じゃないんですよ!」
「だから三日で進行するために、今人員表を書き換えているんだ」
「ちょっと待て!」
「勿論フリッツ大佐、お前も組み込んでいる。今はハーディ大佐について来てもらうか考えているところだ」
青くなった部下たちを意にも介さず、「できれば本部にいる中将から一人くらい手を貸してほしいところだが」と呟いている。
「……まぁ、三人のうち一人くらい大丈夫じゃないですか」
「……大将が言えば、ミルノのベータ大将も、アルシラのブランドン大将も駆けつけてくださるんじゃないですか?」
呆れ半分そうこぼすと、ホルガーは「さすがにじいさん二人をここに呼びつけるのは忍びない」と笑った。
「……でも、大将の婚礼式には二人とも任地放っぽり出して来そうだよな」
「陸軍のトップ三人がこんな調子で、大丈夫なのかこの国は……」
「……まぁ、有事のときには三方とも豹変するからな」
ひらひらと手を振り「リヴァル中将に聞いてくる」と退出したホルガーに、かける言葉は見つからなかった。
いずれのお姉さまも、「何故あなたがレインヴェール伯の妻に?」とお尋ねになられたのですが、私にも分からないので、推測でものを言うしかありません。
結局、「あなたにも分からないのね」とため息をついて帰って行かれました。
「どういうわけか分からないけど、あなた今権力の只中に放り込まれたのよ。もっとしゃきっとしなさい。気を引き締めなさい。痩せる努力をしなさい」
お姉さまからいただいたお言葉をまとめると、大体このようなことを仰っていました。
とりあえず、今日の午前のおやつは、半分ばあやにあげることにします。
スノウさまから、
――新居は王都に用意してあります。婚礼は一月後です。準備を進めておきなさい。
というお手紙をいただきました。
一月というと、まだ時間の余裕はあると思っていたのですが、それは考えが甘かったとしか言いようがありません。
家具や内装の手配のために、日に何度も様々な方が訪ねて来られます。
その上、婚礼そのものに関する手配も膨大で、注意点や覚えるべきマナーも無限にありました。
まさか婚姻がここまで大掛かりなものとは思っていなかったのですが、よくよく考えてみれば、お相手は我が国の英雄なのですから、きっと多くの方に注目されるのでしょう。
「あぁ、姫さま、おやつれになられて……」
「それなら、今日の午後のおやつは少しだけ多めに食べてもいいかしら?」
「えぇ、良いですとも。英気を養ってくださいまし」
ばあやの嬉しそうな顔を見ると、私もとてもほっとします。
婚姻が決まってからというもの、ばあやにはどうしても心配をかけてしまっています。
今日は、いつもより長く座って、ゆっくりお喋りしようと思います。
* * *
三切れ目のミートパイに手を伸ばしたところで、スノウさまから新たなお手紙が届きました。
何でも、婚姻前に一度レインヴェール伯と顔合わせをする機会を設けてくださったのだそうです。
お姉さまのお心遣いに感謝しながら、読み進めます。
レインヴェール伯はとても多忙な方で、近々山岳地方に遠征されるとも書かれていました。
そんなお忙しい方に時間を割いていただくなんて、恐れ多いことです。
最後に訪問日を確認して、私は絶句しました。
急いで、本日の日付を確認します。
そしてもう一度、手紙の日付を確認しました。
訪問日は、間違いなく、本日その日の日付になっています。
「……ばあや、とりあえず、余ったミートパイを包んで!」
ばあやが大慌てで包んでいる間に、私は大きなかごを探しに行きました。
* * *
ホルガーの未来の妻を一目見ようと、陸軍本部の応接間にはいつにもなく人が溢れかえっていた。
「お前たち、今日は鍛錬の日だろう……」
「まぁまぁ大将」
「一人は心細いだろう!」
「俺たちがしっかり見極めてやりますよ!」
輝く笑顔で返されてしまえば、もはや黙るしかない。
実際のところ、いきなり女性と二人で話すのは少しだけ気が重かった。
「ベルツ大将! ルコット殿下がいらっしゃいました」
廊下から聞こえてきた声に、ホルガーを始め、騒いでいた部下も立ち上がり、深く礼をする。
「失礼します」
二拍後、ようやく扉が開かれ、人の入って来る気配がした。
かと思えば、その人物ははっと息を飲み、「あ、頭を上げてください!」と何やら慌てている。
いや、もしかしたら怯えているのかもしれない。
むさ苦しい男どもに、頭を下げられ囲まれれば、それは無理からぬことだろう。
ホルガーは言葉の通り頭を上げた。
それにほっとしたのか、少女は少しだけ微笑んで、礼をした。
「初めまして、レインヴェール伯。ルコットと申します。お会いできて本当に光栄です」
「いや、こちらこそ、殿下にお越しいただきまして、大変恐縮で……どうぞ、こちらに」
そう言って椅子を勧める。
部下たちは、緊張して口数の少なくなったホルガーをからかうように小突いた。
「皆さまも、お仕事の邪魔をしてしまってすみません」
「いえいえ、大将の未来の奥さまのお越しとなれば!」
おどける部下を睨むも、当の本人は全く気にしていないようで「慕われていらっしゃるんですね」とにこにこ笑っている。
「はぁ、すみません、無礼な奴ばかりで」
「いえ、そんなことは! とても楽しいです」
そう言うと、彼女は大きなかごを机に乗せて、中からミートパイを取り出した。
「よろしければ、皆さまもどうぞ。たくさん持ってきたんです」
「いいんですか!」
ほのぼのと笑うルコットに、早速打ち解けてしまった部下たち。
自分一人遠慮しているのも何だかおかしくなってしまい、結局ホルガーもまたパイに手を伸ばした。
「殿下、大将はどうですか? 第一印象として」
「第一印象ですか? そうですね……」
何を聞いてくれるのかと問いただしたいが、殿下の御前だとぐっと我慢する。
「大きな方だな、と思いました」
何人かの部下が耐えきれずにふき出している。
彼らには後で城下二十周を言い渡そうと心に決めた。
「じゃあ、大将は、殿下のことどう思いました?」
「言えるか!!」と内心叫んだが、心なしか期待のこもった少女の目を見ると、何か言わなければならない気がしてくる。
「……こいつらに、良くしてくださる方で、よかったな、と」
本当は、もっと他にもあったのだ。
思っていたより笑顔が愛らしいとか、色が白いとか、声が心地良いとか、近づくと、何となく落ち着くいい香りがする、とか。
だが、初対面の女性に、それも公衆の面前で、そんなこと、言えるはずもなかった。
それにこれが、一番初めに浮かんだ印象だったのだ。
勿論、これが女性への褒め言葉にならないことくらいは分かっている。
もしかしたら、気分を害してしまったかもしれない。
そう思い、ちらりと様子を伺うと、少女はやはり穏やかに微笑んでいた。
「皆さまのこと、とても大切に思われているんですね」
その瞬間、ホルガーの胸に、すとんと何かが刺さった音がした。
* * *
「今まで全く浮いた話を聞かないと思ったら、ああいう方が好みだったんですか」
「ああいう方というか……」
「あー、はいはい、彼女自身が好ましいんですね、ご馳走様です」
部下のげんなりした声に、言い返すことさえできない。
自分自身が一番困惑しているのだから。
「え! 大将! 一目惚れですか! いいなぁ、俺もお会いしたかったです。誰ですか今日買い出しを言いつけたのは」
「噂は噂で、やっぱり美人だったんですか?」
これ以上相手にしていては身がもたないと、次の遠征の配置図と人員表に目を落とす。
しかし、ホルガーが返事をせずとも、勝手に話は盛り上がっていく。
「いや、噂通りかな」
「少なくとも、美人ではない」
「ふくよかな方だった」
しばらく聞こえぬふりをしていたホルガーも、これには口を挟まずにはいられなかった。
「お前たち、女性の見目をそんなふうに……」
「いやいや、待ってくださいよ大将! まだ話の途中なんですよ!」
そう言うと、一人の男が心底嬉しそうに笑った。
「美人ではないけど、でも、大将には、あの方しかいないんじゃないかと思った」
すると、他の男たちも同じように笑った。
「あぁ、俺もそう思う」
「お似合いだよな」
釈然としない男の肩を叩きながら、「まぁ、会えばわかる」と熱弁している。
「会えばったって、そう簡単に会える方ではないだろう」
「それが会えるんだよ」
「大将が次の約束を取り付けちまったからな」
その言葉に、部屋中がどよめく。
「大将が?」
「女性に約束を……?」
ホルガーは、精神力を試されているのだ、と頭を上げず、人員表を書き換え続けた。
それに調子を良くした部下は、手に手を取って芝居を始めた。
「『またお会いできたら嬉しいですわ』」
「『それじゃあ、また一週間後に』」
「『でも、山岳地帯への遠征があると……』」
「『大丈夫、五日で終わらせてきます』」
「『確か二週間の予定では……?』」
「『大丈夫です、五日で帰ります』」
「ホルガーさま! 素敵……!」
「ちょっと待て」
そこまでおとなしく聞いていた一人の部下が、声を上げた。
「大将! 正気か! 西方の山岳地帯だぞ!? 行きと帰りで丸二日かかる! それを五日でだと!?」
ホルガーは何でもないことのようにペンを振った。
「大丈夫だ。急げば」
「あんたが大丈夫でも、俺たち人間は全く大丈夫じゃないんですよ!」
「だから三日で進行するために、今人員表を書き換えているんだ」
「ちょっと待て!」
「勿論フリッツ大佐、お前も組み込んでいる。今はハーディ大佐について来てもらうか考えているところだ」
青くなった部下たちを意にも介さず、「できれば本部にいる中将から一人くらい手を貸してほしいところだが」と呟いている。
「……まぁ、三人のうち一人くらい大丈夫じゃないですか」
「……大将が言えば、ミルノのベータ大将も、アルシラのブランドン大将も駆けつけてくださるんじゃないですか?」
呆れ半分そうこぼすと、ホルガーは「さすがにじいさん二人をここに呼びつけるのは忍びない」と笑った。
「……でも、大将の婚礼式には二人とも任地放っぽり出して来そうだよな」
「陸軍のトップ三人がこんな調子で、大丈夫なのかこの国は……」
「……まぁ、有事のときには三方とも豹変するからな」
ひらひらと手を振り「リヴァル中将に聞いてくる」と退出したホルガーに、かける言葉は見つからなかった。
2
あなたにおすすめの小説
そのまさか
ハートリオ
恋愛
「そのまさかですわ、旦那様!」
ーーベナ・マギネは、16才の誕生日の前日、ギネオア邸3階からロープで脱出しようとして失敗、その際、残念前世をうっすら思い出し、今世をちゃんと生きようと、先ずは旦那様を色仕掛けで骨抜きにしようとトッチラカル・・!
前世が残念な事もある・・・何のスキルも無い事だってある・・・そんなベナが全力でトッチラカリます!
設定ゆ~るゆるです。緩い気持ちで読んで頂けると助かります。
第15回恋愛小説大賞にエントリーしました。
読んで、良いなと思ってもらえたら、投票お願いします。
短編ではないので長編選びますが、中編だと思います。
雪解けの白い結婚 〜触れることもないし触れないでほしい……からの純愛!?〜
川奈あさ
恋愛
セレンは前世で夫と友人から酷い裏切りを受けたレスられ・不倫サレ妻だった。
前世の深い傷は、転生先の心にも残ったまま。
恋人も友人も一人もいないけれど、大好きな魔法具の開発をしながらそれなりに楽しい仕事人生を送っていたセレンは、祖父のために結婚相手を探すことになる。
だけど凍り付いた表情は、舞踏会で恐れられるだけで……。
そんな時に出会った壁の花仲間かつ高嶺の花でもあるレインに契約結婚を持ちかけられる。
「私は貴女に触れることもないし、私にも触れないでほしい」
レインの条件はひとつ、触らないこと、触ることを求めないこと。
実はレインは女性に触れられると、身体にひどいアレルギー症状が出てしまうのだった。
女性アレルギーのスノープリンス侯爵 × 誰かを愛することが怖いブリザード令嬢。
過去に深い傷を抱えて、人を愛することが怖い。
二人がゆっくり夫婦になっていくお話です。
妃殿下、私の婚約者から手を引いてくれませんか?
ハートリオ
恋愛
茶髪茶目のポッチャリ令嬢ロサ。
イケメン達を翻弄するも無自覚。
ロサには人に言えない、言いたくない秘密があってイケメンどころではないのだ。
そんなロサ、長年の婚約者が婚約を解消しようとしているらしいと聞かされ…
剣、馬車、ドレスのヨーロッパ風異世界です。
御脱字、申し訳ございません。
1話が長めだと思われるかもしれませんが会話が多いので読みやすいのではないかと思います。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
「私に愛まで望むとは、強欲な女め」と罵られたレオノール妃の白い結婚
きぬがやあきら
恋愛
「私に愛まで望むな。褒賞に王子を求めておいて、強欲が過ぎると言っている」
新婚初夜に訪れた寝室で、レオノールはクラウディオ王子に白い結婚を宣言される。
それもそのはず。
2人の間に愛はないーーどころか、この結婚はレオノールが魔王討伐の褒美にと国王に要求したものだった。
でも、王子を望んだレオノールにもそれなりの理由がある。
美しく気高いクラウディオ王子を欲しいと願った気持ちは本物だ。
だからいくら冷遇されようが、嫌がらせを受けようが心は揺るがない。
どこまでも逞しく、軽薄そうでいて賢い。どこか憎めない魅力を持ったオノールに、やがてクラウディオの心は……。
すれ違い、拗れる2人に愛は生まれるのか?
焦ったい恋と陰謀+バトルのラブファンタジー。
侯爵令嬢ソフィアの結婚
今野綾
恋愛
ソフィアは希少なグリーンアイを持つヴィンセントと結婚した。これは金が欲しい父の思惑と、高い爵位が欲しいヴィンセントの思惑が一致したからに過ぎない。
そもそもヴィンセントには恋人がいて、その恋人は身分に大きな差があるために結婚することは叶わないのだ。
結婚して早々、ソフィアは実家から連れてきた侍女夫婦とあばら屋に住むように言われて……
表紙はかなさんのファンアートです✨
ありがとうございます😊
2024.07.05
恋詠花
舘野寧依
恋愛
アイシャは大国トゥルティエールの王妹で可憐な姫君。だが兄王にただならぬ憎しみを向けられて、王宮で非常に肩身の狭い思いをしていた。
そんな折、兄王から小国ハーメイの王に嫁げと命じられたアイシャはおとなしくそれに従う。しかし、そんな彼女を待っていたのは、手つかずのお飾りの王妃という屈辱的な仕打ちだった。それは彼女の出自にも関係していて……?
──これは後の世で吟遊詩人に詠われる二人の王と一人の姫君の恋物語。
【完結】灰かぶりの花嫁は、塔の中
白雨 音
恋愛
父親の再婚により、家族から小間使いとして扱われてきた、伯爵令嬢のコレット。
思いがけず結婚が決まるが、義姉クリスティナと偽る様に言われる。
愛を求めるコレットは、結婚に望みを託し、クリスティナとして夫となるアラード卿の館へ
向かうのだが、その先で、この結婚が偽りと知らされる。
アラード卿は、彼女を妻とは見ておらず、曰く付きの塔に閉じ込め、放置した。
そんな彼女を、唯一気遣ってくれたのは、自分よりも年上の義理の息子ランメルトだった___
異世界恋愛 《完結しました》
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる