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第二章 キクラゲに命をかけて
第四話 キクラゲ、それは世界の栄光
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歩く。
それは、簡単に思えるかもしれない。
しかし、それは間違っている。
少なくとも俺からしたら、だが。
「うぎゃああああ!もう歩けなーい!」俺は赤子のようにその場で騒ぐ。
それを呆れながら戦士が止める。
「ゆ、勇者様!まだ30分しか歩いてませんよ!」
「そうですよー!勇者様、早く行きましょうよー」と、女神の僧侶が援護射撃をする。
「うるせーよー!前より進歩したんだから褒めてくれよ!」
「はいはいすごいでちゅねー」「魔法使いてめぇ!」
等と騒いでいると、謎の盗賊が現れた。多分俺たちの声を聞きつけたんだろう。
「おい貴様ら!持っているキクラゲを全て根こそぎ俺様に渡せ!」
「お前もキクラゲ信者か!」俺は敵対しているはずの盗賊に、謎の親近感を抱いてしまいそうになった。
そんな時、仲間たちが援護射撃をしてくれた。
「だめです!キクラゲは私達のものです!」さすが僧侶。ストレートだ。
「キクラゲは自分のお金で手に入れてこその美味しさです!」何言ってんだ戦士。ちょっと意味わかんないけどまあ良しとする。
「そうだ!」魔法使いに至っては特に文章思いつかなかったか。
「うがぁぁぁぁ!うるせえ!とっととキクラゲを出さねえとお前らの命はねえぞ!」
盗賊は、ナイフを握りしめてジリジリと近づいてくる。
怖い。怖いが、自分の命より大切なものがあるはずだ。その大切なものを守るために、俺は行動に出た。
「キクラゲは渡さないぞ!俺を殺すなら殺せ!でもな!キクラゲだけは!絶対に渡さない!」
俺は、盗賊の前に立ちはだかった。
もう俺は死ぬんだろうな。でも、キクラゲが助かればそれで…
「すいませんでしたぁぁぁぁ」
俺が死ぬ妄想をしていると、盗賊は土下座をして謝罪をしてきた。
「俺は!キクラゲ信者として間違っていました!もっとキクラゲを尊重し、キクラゲに命をかけなくてはいけないんだという事を忘れてしまってすいませんでしたぁぁぁ!」
盗賊は泣きながら喚く。
俺は、そんな盗賊に言う。
「謝るなら、俺にじゃなくてキクラゲに、だろ?」
「はっ、はいっ!!」
盗賊は、世界中のキクラゲに謝ってくるとか言ってどっかへ消えていった。
俺達も、これから頑張らなくちゃな、と思ういい機会だった。
それは、簡単に思えるかもしれない。
しかし、それは間違っている。
少なくとも俺からしたら、だが。
「うぎゃああああ!もう歩けなーい!」俺は赤子のようにその場で騒ぐ。
それを呆れながら戦士が止める。
「ゆ、勇者様!まだ30分しか歩いてませんよ!」
「そうですよー!勇者様、早く行きましょうよー」と、女神の僧侶が援護射撃をする。
「うるせーよー!前より進歩したんだから褒めてくれよ!」
「はいはいすごいでちゅねー」「魔法使いてめぇ!」
等と騒いでいると、謎の盗賊が現れた。多分俺たちの声を聞きつけたんだろう。
「おい貴様ら!持っているキクラゲを全て根こそぎ俺様に渡せ!」
「お前もキクラゲ信者か!」俺は敵対しているはずの盗賊に、謎の親近感を抱いてしまいそうになった。
そんな時、仲間たちが援護射撃をしてくれた。
「だめです!キクラゲは私達のものです!」さすが僧侶。ストレートだ。
「キクラゲは自分のお金で手に入れてこその美味しさです!」何言ってんだ戦士。ちょっと意味わかんないけどまあ良しとする。
「そうだ!」魔法使いに至っては特に文章思いつかなかったか。
「うがぁぁぁぁ!うるせえ!とっととキクラゲを出さねえとお前らの命はねえぞ!」
盗賊は、ナイフを握りしめてジリジリと近づいてくる。
怖い。怖いが、自分の命より大切なものがあるはずだ。その大切なものを守るために、俺は行動に出た。
「キクラゲは渡さないぞ!俺を殺すなら殺せ!でもな!キクラゲだけは!絶対に渡さない!」
俺は、盗賊の前に立ちはだかった。
もう俺は死ぬんだろうな。でも、キクラゲが助かればそれで…
「すいませんでしたぁぁぁぁ」
俺が死ぬ妄想をしていると、盗賊は土下座をして謝罪をしてきた。
「俺は!キクラゲ信者として間違っていました!もっとキクラゲを尊重し、キクラゲに命をかけなくてはいけないんだという事を忘れてしまってすいませんでしたぁぁぁ!」
盗賊は泣きながら喚く。
俺は、そんな盗賊に言う。
「謝るなら、俺にじゃなくてキクラゲに、だろ?」
「はっ、はいっ!!」
盗賊は、世界中のキクラゲに謝ってくるとか言ってどっかへ消えていった。
俺達も、これから頑張らなくちゃな、と思ういい機会だった。
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