うちの奥さんとイチャラブなエッチしたらエッチな出会いが生まれました【WEB】

うさみあきら

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第二章 匂いだけでいかせてあげる

(11)匂いだけでいかせてあげる その1

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 爽やかな風が吹く気持ちのいい朝だった。

 暖かな布団に包まれて微睡むふたり。

 枕元にあった克也と愛子のスマホが何度も唸りをあげていたが、ふたりはまったく気づかずに幸せな夢を見ていた。穏やかに時間が刻々と過ぎてゆく。
 
 ピンポーン……、ピンポンピンポンピンポン

「うわぁああああっ!」

 何事かと、さすがに克也は飛び起きる。玄関からドンドンドン! と、けたたましい音もする。
  
「なんだなんだ!?」

 周りの状況がまだよく分からない克也。愛子もさすがに起きる。
  
「んん、すごい音だけど、どうしたのぉ……」

 眼を擦りながら克也に問いかける愛子。
  
「んー、なんだろうねぇ……」

 まだ寝ぼけてる克也。
 外から何やら声まで聞こえる。
  
「こらー! ふたりともーー! 早く起きろーー!」
「この声は……、優菜さん?」

 とりあえず克也はドアを開けに玄関へ出ると……、紺色のOLスーツを身にまとった優菜が腕を組み、仁王立ちして待ち構えていた。
  
「か・つ・や・くん? ようやくお目覚め?」

 優菜は引きつった笑顔で、背後に紅く燃える炎のオーラを放っていた。
  
「ん……、ん……、あぁ……、あぁ!?」

 克也はようやく現実に戻ってきた。そして下半身に違和感を感じて下を見ると、何も身に着けていないことにびっくりする。慌てて克也は股間を押さえ、情けない姿のまま、上目遣いで優菜を見上げる。
  
「あの……、確認していいですか?」

 克也はおそるおそる優菜に問う。
  
「どうぞ。何なりと」

 優菜の冷たい声が一層恐怖心を煽る。
  
「あの……、今日って何曜日でしたっけ?」

 その恐ろしい答えを聞く前に、後ろから妻の悲鳴があがる。
  
「えええぇーーーっ! もうこんな時間なの? 克也さん! 大変よ!」

 愛子がバタバタしながら寝間着のままで玄関に来る。
  
「あ……、優菜、おはよう」
「お・は・よ・う、愛子。でもね、愛子、その挨拶間違ってるの、気がついてるよね?」
「あ……、あはは……」

 炎のオーラをまとっている優菜を目にして、愛子は苦笑いしかできない。
  
「克也くん、さっき、いい質問してたわね。耳の穴をかっぽじってよーく聞きなさい。今日は、げ・つ・よ・う・び。そして、今は、もうお昼過ぎよ」

 克也はその場で崩れ落ちて灰になっていく。
  
「あは……、あはは……」
「克也さん、ごめんね。起こしてあげられなかった……」
「いいんだよ。僕が悪いんだ……」
「克也さん……」

 ふたりが泣きそうになりながら落ち込んでいるのを見かねた優菜は、ため息を、ふぅーっ、とついてから話を切り出す。
  
「まぁ、こうなることはある程度予想ついてたから、会社の方にはうまく言ってあるわ。出勤できる時間になったら私に連絡ちょうだい。いい? 今日のことは貸しよ」
「ゆうなぁぁーーー、ありがとぉーーー!」
「優菜姐さんっ、ほんっっっとうに恩に切ります。このご恩は一生忘れません!」

 ふたりは優菜にすがりつきながら、何度も頭を下げる。
  
「もうっ。ちょっと心配したんだからね。何度ふたりにコールしても出ないしさ。部長に営業回りしてくるって言って、お昼も抜いてここまで来たんだからっ。予想通りのことで逆にほっとしたよ。それより、早く支度しなさい」
「分かりましたっ!」

 それから二時間後、「家庭の急用で遅刻」という体で克也は無事に出勤する。

 その夜に早速優菜への借りを返すために克也が夕食を奢り、翌朝はホテルからの出勤が確定になったことは言うまでもなく、愛子も泣く泣く飲まなければならないことは重々承知だった、筈なのだが……。

 克也と優菜が泊まるホテルには、なぜか愛子も呼び出されていた。
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